看護師が年下の先輩と上手くやる5つの方法・体験談
看護師として、ある程度の年齢で新しい病院・施設に転職した場合、「年下の先輩看護師」との人間関係に悩むこともあるかもしれません。
看護の世界は知識やスキルだけでなく、チームワークとコミュニケーションが不可欠です。特に、年下の先輩看護師と円滑な関係を築くことは、職場での協力と信頼の礎となります。
以下では、私の経験をもとに看護師が年下の先輩と上手くやる方法を説明していきます。
執筆・監修看護師- エリア:神奈川県在住
- 保有資格:看護師、ACLSプロバイダー
- 経歴:大学病院、総合病院、訪問看護ステーション
- 専門分野(診療科):ICU、CCU(冠疾患治療室)
看護専門学校卒業後、総合病院へ勤務後、すぐに退職を経験。その後、大学病院の集中治療室(ICU・CCU)で8年間勤務。出産・育児休暇を経て退職し、様々な施設を経験。興味のあった在宅看護に携わりたいと考え転職。現在は看護師が立ち上げた小規模訪問看護ステーションに在籍する現役訪問看護師6年目。
年下の先輩看護師と上手くやっていく方法
私の個人的な意見ですが、年下の先輩看護師に対しては、「年上側(あなた)」からの配慮が重要だと考えています。
以下では、私の経験を交えながら、年下の先輩看護師と上手く協力していくための方法について説明していきます。
相手の立場を考えて接すること
好きで年上の看護師を指導したいとは、あまり思わないでしょう。
そのため、年下の先輩看護師に接する際、相手の立場を考慮することが重要です。
具体的には、年下の先輩看護師としての意見を尊重することや、コミュニケーションを大切にすること、協力的な関係を築いていくことなどが挙げられます。
また、年下でも他の先輩看護師と同様に、敬意をもって接していくことを心掛けましょう。
看護師の体験事例
また、年下の先輩看護師も好きで、年上の看護師の指導を行っているわけはありませんし、緊張している看護師も多いです。
そのため、年下の先輩看護師の説明をしっかり聞く姿勢で向き合うと、年下の先輩看護師にも心の余裕を持たせることができます。
仕事中は絶対に敬語で話す
年下の看護師でも、職場では先輩にあたります。
そのため、仕事中は絶対に敬語で話すことを心掛けてください。
年下だからと言ってタメ口で話すことや、フランクに接することで、人間関係にも問題が出てしまうケースもあり、注意が必要です。
どんなに経験が豊富な場合でも、自分が後から入職した後輩だということを自覚しましょう。
看護師の体験事例
職場の雰囲気やその年下の先輩看護師の人柄にもよりますが、プライベートをタメ口で話すことによって、距離感を縮めることができ、良い関係性を築けました。
仕事として割り切りながら学ぶことを心掛ける
年下の先輩看護師と上手くやっていくためには、仕事を割り切りつつも看護師としての成長を心がけることが大切です。
特に新しい職場に転職した看護師にとっては、年下・年上の看護師関係なく、指導を受ける立場です。
そのため、素直に指導を受ける姿勢を見せること、説明をしっかり聞くこと、指導があれば反発せずに受け入れることなど、当たり前のことを実践していきましょう。
看護師の体験事例
その年下の先輩看護師は、口だけは一人前で、知ったかぶりをして、大きな態度で指示や注意されました。
このような場合、転職直後などで自分の人間性や仕事への向き合い方などを知ってもらえてない場合が多く、反論することは避けた方が良いでしょう。(コミュニケーション不足だと考えましょう。)
私は、どうしても腹が立ち、年下の先輩看護師に反論した経験がありますが、周囲から「自己主張が強い」「新しい行い方に否定的」「自分で過大評価している」などのレッテルを貼られてしまったので、皆さんは注意してください。
間違っていることを自ら確認する
年下の先輩看護師と上手くやっていくためには、時々自分から「もし間違っていることがあれば教えてください」と確認することをおすすめします。
理由としては、あなたが年上の看護師だからです。
年下の先輩看護師は、看護師の経験があり、年齢も自分より年上の看護師にはとても指導しにくいものです。
そのため、年下の先輩看護師が間違っていることや修正してほしい点があっても直接言い出しにくいことを伝える機会を設けると良いでしょう。
看護師の体験事例
このことにより、年下の先輩看護師が伝えづらいことが解消され、円滑なコミュニケーションや人間関係の構築がしやすくなりました。
また注意点として、看護経験があるからといって、自分のやり方を押し通すことは危険です。自己評価だけで自分の方法を押し通すと、職場の看護師からは「協調性がなく、一人で仕事をするタイプ」と思われてしまいます。
自分の経験談を語らない
現在、あなたが看護師としていかに経験豊富で知識があったとしても、「年下の先輩看護師」が聞いていないのに、過去の経験を語り、指導や講義を行うべきではありません。
経験の浅い「年下の先輩看護師」のために行動するつもりでも、相手にとってはただの自慢に聞こえ、余計なお世話になることもあります。
さらに、年下の先輩看護師が「自分は看護師としての立場が下だ」という意識が植えつけられると、その後のフォローが難しくなる可能性もあるでしょう。
看護師の体験事例
そのため、私は新しい職場に転職した直後は、自分から目立つような言動を控え、経験談を控えめにするように心がけています。
年下の先輩看護師が不満なら転職サイトを活用!
私の経験からですが、看護師としてどの職場を選択した場合でも、年下の先輩看護師の指導を受けることになる可能性はあります。
しかし、訪問看護ステーションに勤務する訪問看護師や、保育園等に勤務する看護師、看護師の年齢層が高い療養型の病院などは、あなたにとって年下の先輩看護師は少ないでしょう。
また、看護師として勤務する職場を選択しながら、年下の先輩看護師が少ない職場探しは、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を活用することをおすすめします。
看護師転職サイトであれば、あなたの希望条件に合わせて求人をピックアップしてくれますし、さらに院内や施設内の情報を確認してもらうことが可能です。
直属の上司や、指導を受ける可能性がある看護師が、年下かどうか事前にチェックしてもらい、スムーズな転職を心掛けましょう。
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対応配属先 | 病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事 |
対応エリア | 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
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まとめ
看護の現場では、年齢に関係なくチームワークが求められます。特に、年下の先輩看護師と協力的な関係を築くためには、以下のポイントが重要だと私は感じます。
- 謙虚な姿勢を持つこと
年上であることに固執せず、謙虚で開かれた態度を持つことが重要です。相手の経験や知識を尊重し、共に学ぶ姿勢を示しましょう。 - コミュニケーションを大切にすること
適切なコミュニケーションは円滑な仕事の鍵です。積極的に意見を交換し、聞き手になることで、良好な関係を築くことができます。 - 経験を押し付けないこと
経験豊富な看護師であっても、相手が興味を持っていない場面での経験談や指導は避けるべきです。相手のペースに合わせて、適切なタイミングで経験を共有するよう心掛けましょう。 - サポートを意識すること
年下の先輩看護師が不安や課題を抱えている場合、積極的にサポートの手を差し伸べることが重要です。共に働く仲間としての信頼関係を築くことで、チーム全体の力を引き出すことができます。
これらのポイントを心得て、お互いに尊重し合いながら働くことで、良好な職場環境を構築できるでしょう。このページの内容が、年下の先輩看護師との人間関係に悩んでいる方や、これから転職する方の、お役に立てれば嬉しいです。
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