看護師のライフスタイル別転職

夜勤なし・日勤のみ看護師の働き方と給与・年収!おすすめの職場9選

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看護師として日勤のみ(夜勤なし)や日勤常勤で働いた場合、給与や年収はどのように変化するでしょうか。

このページでは、夜勤なし・日勤のみの働き方で変わる看護師の年収・給与、おすすめの看護師の職場、夜勤なし・日勤のみで看護師が働くメリット・デメリット、看護師求人を探す場合の注意点について説明していきます。

執筆・監修
監修・執筆者
執筆・監修看護師
日比野 看護師
日比野 看護師
  • エリア:北海道在住
  • 保有資格:看護師、保健師

臨床現場と教育機関を合わせて、15年以上の看護師経験があります。今まで看護師として、様々なフィールドでお仕事をしてきました。現在は、多くの体験を活かしながら、看護師ライターとして活動しています。新人から現役看護師、仕事の内容から転職のサポートまでできるような情報を発信できればと思っています。

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目次

夜勤なし・日勤のみの働き方で看護師の年収・給与はどうなる?

夜勤なし・日勤のみの働き方で看護師の年収・給与はどうなる?

夜勤なし・日勤のみの働き方を行った場合、看護師の年収や給与はどのように変化するのでしょうか。

日本看護協会や厚生労働省の看護師データを活用し、独自の視点で夜勤なし・日勤のみの看護師の年収等について説明していきます。

看護師の夜勤手当の平均金額

看護師の夜勤手当の平均金額は年間で考えると、2交代制と3交代制の勤務形態で異なりますが、以下のような金額が予想されます。

勤務形態年間の夜勤手当金額平均
2交代制663,612円
3交代制417,420円
  • 計算式:(1回の夜勤手当平均 × 平均夜勤回数)×12ヶ月
  • 端数切捨て

2交代制では年間66.3万円、3交代制では年間41.7万円の夜勤手当となり、給与全体の約8%~13%を占めています。

働く看護師の1回の夜勤手当の金額

働く看護師の1回の夜勤手当の金額

日本看護協会が行った「2020年 病院看護実態調査 報告書」では、働く看護師の1回の夜勤手当の額は以下の通りの結果となっています。

勤務形態1回の夜勤手当金額平均
2交代制11,286円
3交代制(深夜勤)5,122円
3交代制(準夜勤)4,154円

上記だけでは年間の夜勤手当平均が分からないため、以下で月の夜勤手当で計算していきます。

月の夜勤手当の合計金額

月の夜勤手当の合計金額

同じく、日本看護協会の「2021年病院看護・外来看護実態調査」では、看護師の平均夜勤回数が2交代制の場合4.9回、3交代制の場合7.5回という結果が出ています。(詳しくは「病院勤務の看護師の月平均夜勤回数や平均夜勤時間はどれぐらいでしょうか?」を確認してください。)

そのため、以下のような月の夜勤手当の平均金額となります。

勤務形態月の夜勤手当金額平均
2交代制55,301円/月
3交代制34,785円/月
  • 3交代制の計算:(深夜勤5,122円 + 準夜勤4,154円)÷2 × 7.5回
  • 端数切捨て

夜勤なし・日勤のみの看護師の平均年収・給与

2022年に発表された「厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査」では、働く看護師の平均年収は4,986,200円、平均月給は344,300円という結果になっています。

そのため、上記で計算した「看護師の夜勤手当の平均金額」を平均年収と平均月給から引くと、以下の夜勤なし・日勤のみの看護師の平均年収となります。

平均年収4,445,684円/年
平均月給304,257円/月
計算方法について
  • 平均年収計算式:{(看護師の平均年収 ×2) -(2交代制の年間の夜勤手当金額平均 + 3交代制の年間の夜勤手当金額平均)}÷2
  • 平均月給:{(看護師の平均月給 ×2) – 2交代制の月の夜勤手当金額平均 + 3交代制の月の夜勤手当金額平均}÷2

夜勤なし・日勤のみの看護師の給与は手取りでどれぐらい?

上記の計算から、夜勤なし・日勤のみで働く看護師の手取り金額(一般的に額面の75%から80%で計算した場合)は、22.8万円~24.3万円になります。

一般的に、夜勤ありの病院等で勤務していた看護師であれば、夜勤なし・日勤のみで働くことで年収が下がることが予想されます。

看護師の平均年収(2022年版)

看護師の平均年収(2022年版)

平均年収4,986,200円/年
平均月給344,300円/月
平均賞与854,600円/年

さらに詳しくは「2022年版!看護師平均年収498万円(厚生労働省 賃金構造基本統計調査)」を確認してください。

夜勤なし・日勤のみでおすすめの看護師の職場9選

夜勤なし・日勤のみでおすすめの看護師の職場9選

看護師が夜勤なし・日勤のみで働くことが可能な職場は比較的多く、その中でもおすすめの職場をご紹介します。

1.規模の大きな病院(病棟・外来)

規模の大きな病院(病棟)

特に規模が大きな病院(200床~300床以上)等は、年々看護師の働きやすさの改善を行っており、ワークライフバランスを取りながら様々な勤務形態で働くことが可能な職場が多いと言えるでしょう。

そのため、夜勤なし・日勤のみで働く看護師も多く、夜勤の勤務からの変更も可能な場合も多いです。

夜勤なし・日勤のみで働いた場合でも、看護技術を低下させたくないと考える場合は病棟勤務がおすすめです。

残業が難しく日勤のみで働きたい場合は外来の選択も良いでしょう。

注意点としては、夜勤なし・日勤のみで採用された場合でも、夜勤の打診をされる可能性があるため、雇用契約書等の記載内容の確認や、転職面接時の確認は怠らないようにしましょう。

2.クリニック・診療所(無床)

クリニック・診療所(無床)

クリニック(診療所)の中でも、無床のクリニックを選択することで、自動的に夜勤なし・日勤のみの看護師として働くことが可能です。

ただし、クリニックの勤務体制は、診察時間や曜日に左右される部分があり、夜間診療で20時ぐらいまで働く日もあれば、土曜日に出勤するところもあります。

そのため、残業が難しい場合は「予約制」のクリニックを選択することや、診察時間が短いクリニックを選択する必要があります。

初めてクリニックへの転職を検討する看護師の方は「看護師が病院・病棟からクリニックへ転職する注意点!メリット・デメリット」を参照しておきましょう。

3.健診センター

健診センター・健診クリニックの看護師求人

健診センター(又は健診クリニック等)は、正社員やパート・アルバイトなどの柔軟な雇用形態が多く、日勤のみ(夜勤なし)で働くことが可能な看護師に人気の職場です。

また、血が苦手な場合でも健康な方の採血のため楽に行うことができ、夜勤をするのに抵抗がある、忙しい病棟に合わないなどの看護師や臨床から離れていた看護師から注目されています。

健診センターには「病院付属型」と「独立型」など、大きく分けて2種類の健診センターがあるため、健診以外の看護業務もいろいろ経験したい場合は「病院付属型」を選択しておきましょう。

さらに詳しくは「健診センターへ転職する看護師のメリット・デメリット!楽な仕事ではない?」を確認しておきましょう。

4.透析センター

透析センター

透析センター(又は、透析クリニック・透析室など)では、日勤のみ(夜勤なし)の正社員で働ける看護師の求人が多くあります。

その理由としては、患者が日中に透析する必要があることや、看護師の業務が一連の流れとなっていることが挙げられます。

透析センターの看護師は、患者の問診やバイタルサインチェックをはじめ、医療機器の操作や穿刺、抜針などを行い、病棟のように、様々な患者の看護を担うというわけではなく、透析をする目的で来られる患者が対象となります。

仕事は一連の流れと繰り返しの業務が求められるため、日勤のみの看護師が必要になる職場と言えます。

5.美容クリニック

美容クリニック

美容クリニックは、美容に興味があり、新しい技術や知識を覚えることが好きな方や、接客が苦にならない看護師に向いている日勤のみ(夜勤なし)の職場です。

また、自由診療のため一般診療で働く看護師よりも給与、年収が高い場合も多く、病院で経験を積んでから転職する看護師も少なくありません。

注意点としては、一般診療のクリニックと違い、土日祝日は出勤となる点や、勤務時間が不規則になるケース、採用される基準が厳しい場合があります。

興味がある方は「美容クリニックへの転職でおすすめ看護師転職サイト5選」を確認しておきましょう。

6.保育園

保育園

保育園では、園児や保育士等のスタッフの健康管理や保護者への対応が主な看護師の仕事となるため、夜勤はなく、日勤のみで正社員又は、パート・アルバイト等で働くことが可能な職場です。

また、保育園では、看護師を雇用することが努力義務となっていますが、アレルギー等の子どもが増えていることや、健康に対する保護者へのニーズが高いことから、保育園の看護師求人が多くなっている傾向にあります。

ただし、ブランクがある看護師や医療行為がほとんどないことから、人気が高い職場でもあるため、地域によっては看護師求人を探す場合は苦労する可能性があります。

看護師の仕事内容等に関して詳しくは「保育園看護師になるには?仕事内容と転職する注意点」を確認しておきましょう。

7.企業の医務室・健康管理室

企業医務室・健康管理室

企業の医務室・健康管理室は、保健師資格を持たない看護師でも企業によっては働くことが可能な職場です。

従業員の健康管理や健康診断のサポートなどが主な仕事となるため、夜勤なし・日勤のみで働くことが出来る魅力的な職場です。

また、大手企業が募集している場合が多いため、年収や福利厚生等の待遇が充実しており、看護師に人気の職場となります。

難点としては、求人数がとても少なく、欠員で求人募集が行われることが多い希少な看護師求人と言えます。

興味がある方は「産業保健師・産業看護師になるには?違いや健康管理室・企業医務室の転職」を確認の上、検討しておきましょう。

8.訪問看護ステーション

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションに勤務する訪問看護師は、対象者の在宅へ日中に訪問するため、日勤のみ(夜勤なし)で働くことが可能な職場です。

慣れてくると自分のペースで仕事が可能なことから、子育て中の看護師や、ベテラン看護師などの転職先として人気が高いと言えるでしょう。

また、正社員やパート・アルバイトも多く募集しており、求人には比較的困ることがないと言えます。

注意点としては、一部の訪問看護ステーションでは夜勤体制を行っている場合や、オンコール体制で行っている場合があるため、すべての職場が日勤のみ(夜勤なし)と限らないことです。

求人の探し方や注意点、仕事内容等に関して詳しくは「看護師転職時の訪問看護ステーションの選び方!11つの確認項目」を確認しておきましょう。

9.デイサービス・デイケア

デイサービス・デイケア

デイサービス(通所介護)とデイケア(通所リハビリテーション)は以下のような違いがあります。

デイサービス
(通所介護)
利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活が送れるように、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで受けることができる介護保険サービスです。
デイケア
(通所リハビリテーション)
病院、診療所(クリニック)、介護医療院、介護老人保健施設、その他厚生労働省令で定める施設に、居宅要介護者が日帰りで通い、心身の機能の維持回復、日常生活の自立を助けるための理学療法、作業療法、その他必要なリハビリテーションを行う医療系の介護サービスを指します。

双方ともに、利用者は基本的に日帰りとなるため、日勤のみ(夜勤なし)で働くことが可能な職場となります。

また、デイサービスは施設として存在しますが、デイケアは病院、クリニック、介護医療院、介護老人保健施設の中の一つのサービスとなるため注意してください。

両方とも初めて勤務する場合はデイサービス(通所介護)から看護師求人を探すことをおすすめします。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。

夜勤なし・日勤のみで看護師が働くメリット・デメリット

夜勤なし・日勤のみで看護師が働くメリット・デメリット

夜勤なし・日勤のみで看護師が働くメリット・デメリットを看護師の体験事例も含めて説明していきます。

夜勤がなく生活リズムを整えやすい

夜勤なし・日勤のみで看護師が働く一番のメリットは夜勤がなく生活のリズムが整えやすいことです。

夜勤をするとどうしても、その日の夜勤のために、生活のバランスを整え、自由な時間も避けなければなりません。

朝起きて、夜に寝る、同じ時間に3回食事を摂れるなど、健康に良い生活をおくり、生活リズムを整えられるということは、心身ともに良い影響をもたらし、仕事とプライベートを線引きながら、ワークライフバランスを保ってイキイキ働くことが可能です。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私は看護師として病院勤務を4年頑張り、その後介護施設で夜勤ありの看護師として働いていました。
ただ、私は体がもともと弱く、働く上で胃痛や不整脈等のトラブルに悩まされていました。
そこで日勤のみ(夜勤なし)の勤務形態の施設へ転職したことで、頻繁に起きていた胃痛や不整脈が改善され、夜勤をやらなくなったことでだいぶ健康的な身体を取り戻すことができました。
夜勤という不規則な勤務をすることで睡眠障害や、ホルモンバランスの乱れに悩まされている方はおすすめです。

看護師の体験事例

看護師の体験事例私は子育て中に看護師として夜勤ありの職場で働いていましたが、家庭や子どものこともあるためどうしても夜に出勤するということは気が引けました。
さらに、働く中で家族の協力を得ることが難しくなり、連続する夜勤で体調不良になってしまった際に、夜勤なし(日勤のみ)の職場で働くことを決意しました。
夜勤なしの職場に転職することで、忙しいことは変わりませんが、働きながら子育ても両立できるようになりました。
また、夜勤ありの職場で働いていた際は、夜間保育の保育料が高く、夜勤をしていても収入と支出のバランスが悪かったのですが、そちらも解消できたことで転職して良かったと感じます。

心にゆとりが生まれプライベートも充実する

夜勤なし・日勤のみの職場で看護師として働くことで、仕事はもちろんのこと、プライベート等を含めたスケジュール管理に余裕が生まれることがメリットとなります。

日勤や夜勤が混じり合う、慌ただしいシフトから解放され、カレンダーの日付や曜日の感覚が学生のように戻ってくるでしょう。

さらに、仕事や行動に心のゆとりを持つことができ、楽しいプライベートの生活を基盤に、切り替えて仕事へのモチベーションも高く保つこともできるでしょう。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私は夜勤を辞め、日勤のみ(夜勤なし)の職場に転職した際に、一番感じたメリットは友人との付き合いでした。
夜勤を行う仕事は割合的には少なく、夜勤を行っているのは友人の中でも自分だけという状態であり、友人との付き合いが減ってしまいます。
今後、ずっと看護師を続けていく上で日勤のみという選択を行って私は良かったと感じます。

看護師の体験事例

看護師の体験事例日勤のみ(夜勤なし)の職場に転職したことで、子どもと関わる時間を確保することができました。
夜勤をしていると、日中に睡眠を取らなくてはならず、子どもが活動する日中の時間に睡眠時間が重なると、子どもとの時間が無くなりますし、その分、子どもの成長を見届ける時間も無くなっていました。
子どもを保育園に預ける時間も、お迎えに行く時間も、日勤のみの職場であれば、調整しやすくなり充実して働けています。

病棟のことや患者のことを理解しやすくなる

夜勤なし・日勤のみで病院等に勤務する場合、日勤という一番患者のことや治療、病棟の方針に動きがある時間帯にずっと働くため、患者のことや病棟のことをより理解できることがメリットと言えます。

また、患者やその家族も日中に面会に来ることが多く、患者の家族とのパイプ役にもなることができます。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例夜勤なし・日勤のみで病院に勤務すると、夜勤を行わないことに対し申し訳ないと感じることもありました。
しかし、夜勤を行っているとなかなか患者とゆっくり接することや、家族と関わることが難しいと感じる看護師も多く、患者の情報を全て集約して分かっている存在が私でした。
そのことから、日勤で働き続ける看護師は患者やその家族、同僚の看護師にとってもありがたい存在だったようです。
また、最終的には師長よりも日勤をしている時間が長くなり、自然と師長よりも病棟のことに詳しくなっていました。

給与・年収が常勤(夜勤あり)よりも劣る

夜勤を行わない働き方をする場合、最大のデメリットは、常勤(夜勤あり)の看護師よりも給与が低くなることです。

一般的に夜勤を行わない場合「基本給+職種手当+残業代」のみとなり、約10%である夜勤手当分の給与が無くなってしまいます。

そのため、可能であればそのようなデメリットを回避するため、現在の職場で夜勤なし・日勤のみの働き方へ変更するのではなく、転職して給与等の条件面が良い職場を探すことをおすすめします。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例日勤のみ(夜勤なし)の働き方に変更する場合、一番のネックは給与でした。
そのため、夜勤手当などがなくても、差ほど給料が低くならないように、転職先の情報をリサーチし、なるべく年収や手取りに変化がない求人を探すことが出来ました。
地域にもよりますが、看護師が働く職場が多様化しており、諦めずに探せば、同等の給与ぐらいは、もらえる職場はあると思います。
ただ、仕事内容にもよると思いますので、給与は諦め、仕事のモチベーションが下がらない職場を選択することも一つの手だと感じました。

職場によってはキャリアアップが難しい

夜勤なし・日勤のみで看護師として働く場合で、夜勤を行っている看護師が在籍している病院、介護福祉施設などに勤務する場合、看護師としてのキャリアアップは難しいことがデメリットです。

また、特に看護師のキャリアアップが難しく制度が充実していないクリニックや介護施設等に勤務する場合も同様となります。

さらに、看護を学びたいと感じている方も、日勤のみの勤務は、決まった日や時間で仕事をすることになり、研修や勉強会などに参加するチャンスが得られにくく、結果、キャリアを積みづらくなるでしょう。

そのため、夜勤なし・日勤のみで看護師としてキャリアを考える場合は、「看護養成施設などでの教育関係」や病院・クリニック等から離れた職場を検討する必要があります。

休日が少なく感じやすい

看護師として夜勤を行っている場合、夜勤入りの日は午前中自由に時間を使え、夜勤明けは午後に自由に時間が使うことが可能です。

しかし、夜勤なし・日勤のみの場合は、朝から夕方までみっちりと働く必要があり、休みも週休2日となる場合が多く、夜勤を行っていた頃よりも休日が少なく感じてしまうことがデメリットと言えます。

特に夜勤明けを休日のように捉えていた看護師にとって、夜勤が無くなったことで休日が少なく感じてしまうことが多いため注意しましょう。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例夜勤明けも勤務をしていながら休日のようなカウントとなり、終わってからどこかに遊びに行くという生活をおくっていたため、私が日勤のみの働き方に変えてから、一番損をしたなと思ったことは、休みが少なくなったと感じたことでした。
また、夜勤入りの前は長く寝ていることが可能でしたが、日勤は毎日朝早く出勤しなければならず、慣れるまでは苦痛でした。

日勤のみ(夜勤なし)・日勤常勤で看護師求人を探す場合の注意点

日勤のみ(夜勤なし)・日勤常勤で看護師求人を探す場合の注意点

夜勤なし・日勤のみ、又は日勤常勤で看護師求人を探す場合の注意点を説明していきます。

「日勤のみ」と「日勤常勤」の違いを知っておく

看護師求人において「日勤のみ」と「日勤常勤」の違いは以下の通りです。

日勤のみ看護師が「夜勤なし」でお昼の日勤帯に働くことを指す。そのため、「夜勤なし=日勤のみ」となる。
雇用形態は、パート・アルバイト、正社員など
日勤常勤看護師がお昼の日勤帯にフルタイム(病院・施設等の所定労働時間・常勤)で働くことを指す勤務形態(労働形態)。
一般的には、非常勤と対象に利用され、日勤常勤の雇用形態は正社員が多い

一般的に「常勤と言われると正社員」、「非常勤と言われるとパート・アルバイト」というイメージが強くそのような看護師求人も多いですが、正確には常勤(フルタイム)だからといって正社員とは限りません。

正社員(正規社員)の定義としては、以下のようなことが一般的です。

  • 労働契約に期間の定めがないこと(無期雇用契約)
  • 就業規則に明記されている所定の労働時間がフルタイムであること
  • 看護師が働く施設で直接雇用されること

看護師として、夜勤なし・日勤のみの職場で正社員求人を探している場合は「日勤常勤」で求人を探すことをおすすめします。

また、雇用形態は気にせずに給与や待遇、働く時間などを重視する場合は、夜勤なし・日勤のみの職場で探すと良いでしょう。

高給与の夜勤なし・日勤のみの看護師求人も存在する

夜勤なし・日勤のみで仕事をする看護師は、夜勤手当がない分、給与が低くなる可能性が高いと言えるでしょう。

しかし、夜勤なし・日勤のみの看護師求人の中には、意外と高給与な職場が存在し、以下のような職場で待遇が良いと言えます。

  • 美容クリニック
  • クリニック(無床)
  • 訪問看護ステーション
  • 企業の医務室・健康管理室

美容クリニックは自由診療ということもありますが、共通点としては「夜勤を行う看護師が不在の職場」であることです。

例えば、病院であれば夜勤を行う看護師を出来るだけ雇用したいと考えています。そのため、「夜勤がある看護師」と「夜勤なし・日勤のみの看護師」に夜勤手当以外の給与の差をつける必要があるため、夜勤なし・日勤のみの看護師の給与は高くなりません。

しかし、そもそも「夜勤を行う看護師が不在」の職場は、看護師として雇用する給与が高ければ、夜勤なし・日勤のみに関係なく高給与となります。

夜勤なし・日勤のみで働く看護師でも年収500万円を超える求人もあるため、仕事内容やその他福利厚生なども含めて検討すると良いでしょう。

補足説明

美容に多少興味がある看護師の方は、一般診療の皮膚科と美容皮膚科の両方を行っているクリニックもおすすめです。

クリニックに勤務する皮膚科の看護師として働きながら、美容皮膚科の経験も積むことが可能となります。

夜勤なし・日勤のみでもオンコール体制の有無を確認する

夜勤なし・日勤のみの看護師求人を探す場合には、必ずオンコール体制の有無を確認するようにしてください。

オンコールがある施設の場合、その施設独自のルールに基づいて行いますが、夜勤を行っている感覚と差ほど変わりない自宅待機を求められる場合もあります。

また、オンコール体制がある場合、夜勤と同様にオンコール手当が出る場合もあり、夜勤なし・日勤のみの看護師求人で、オンコール手当があることで選ぶ看護師も実際にいます。

そのため、オンコールが問題ないと言う場合でも、オンコール体制の詳細は必ず確認しておきましょう

月平均の残業時間等を確認する

「夜勤なし・日勤のみ」の看護師求人を探す場合に誤った解釈をする看護師が多く、「夜勤なし・日勤のみ」は「残業なし」ではないと言うことです。

特に看護師が夜勤で働いている職場で夜勤なし・日勤のみの看護師として働く場合は、イメージとして夜勤がある看護師よりも、日中に多くの仕事をすることになります。

例えば、病院で3交代制の場合、日勤のみの雇用契約のはずが、準夜勤まで引き継ぐことさえ実際にはあり、他のスタッフは夜勤で疲れているため、日勤のみの看護師に仕事を振られることもあります。

さらに、日勤帯での自身の仕事が終わっていても、周りのスタッフが帰れなければ、気遣って帰りづらい雰囲気の職場もあるでしょう。

特に残業時間を気にする場合は、残業の有無を確認することに加え、看護師の夜勤がない職場を選択することをおすすめします。

夜勤なし・日勤のみの職場へ看護師転職する際は、言葉に惑わされず、詳細を確認しておきましょう。

通勤する自宅からの距離は検討する

夜勤なし・日勤のみの職場へ看護師転職する場合、夜勤がないからといって、自宅から遠い職場や通勤時間がかかる職場を選択する方もいますが、あまりおすすめできません

看護師が夜勤なし・日勤のみで仕事をする理由は様々ですが、通勤距離が遠ければ遠いほど、日勤のみで働く意味がなくなってしまう可能性があるからです。

例えば、片道1時間以上かかる職場は、1日のうちに通勤で2時間も取られてしまい、実働8時間と合わせると、10時間以上となり、イメージした生活に影響が出てきてしまいます。

そのため、夜勤なし・日勤のみの職場へ転職する理由も含め、通勤距離を検討してください。

看護師転職サイトをフル活用する

夜勤なし・日勤のみの職場や日勤常勤の職場を探す場合、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を活用することをおすすめします。

看護師はどうしても夜勤がある職場の求人募集が多く、夜勤なし・日勤のみの職場求人は全体的に少ない傾向にあります

さらに、そこに看護師の希望条件が加わり求人を選択するため、絞り込むことにも時間が掛かります。

そのため、看護師転職サイトをフル活用して、希望条件を伝え、働くことが可能なエリアで看護師求人をピックアップしてもらいましょう。

補足説明

また、夜勤の看護師が働いている職場を選択した場合、夜勤がある部署等への異動や、夜勤の仕事を行ってほしい要望を言われる可能性があるか確認することが必要です。

面接時に自分で確認することも重要ですが、確認を行いづらいため、看護師転職サイトの担当者に代理で確認を行ってもらうと良いでしょう。

夜勤なし・日勤のみ・日勤常勤の看護師求人が多い転職サイト

夜勤なし・日勤のみ・日勤常勤の看護師求人が多い転職サイト

夜勤なし・日勤のみの看護師求人や日勤常勤の看護師求人が多い看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)をご紹介します。

上記で説明したように、夜勤なし・日勤のみの職場求人は全体的に少ない傾向にあるため、以下でご紹介する3社とも無料会員登録を行い、まずは条件に合う求人があるかどうか探してもらうことを行いましょう。

求人のピックアップが終わったら、希望する求人に合わせて利用する看護師転職サイトを1つに絞り込んでいくことがコツです。

転職完了まで無料でフルサポートを行ってくれる転職サイトのため、フル活用していきましょう。

日勤常勤・夜勤なしの求人が豊富!レバウェル看護

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸2重丸2重丸2重丸
サイト名レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
運営会社レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数159,146件
(2024年10月1日時点)
非公開求人豊富
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤、夜勤専従パート、非常勤、派遣、紹介予定派遣
対応施設総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・看護師の転職求人が豊富
・転職支援サービスが手厚い
・転職の相談から行える
・院内・施設内情報に強い

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、看護師転職サイトの中でも断トツに看護師求人が豊富であり、日勤のみ(夜勤なし)、日勤常勤の看護師求人も多く掲載されています。

また、年間5000件以上の病院・施設へインタビューも行っており、

そのため、日勤のみ(夜勤なし)、日勤常勤の看護師求人を探す場合は利用が必須と言えます。

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/

日勤常勤の求人なら!マイナビ看護師

マイナビ看護師

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸2重丸2重丸2重丸
サイト名マイナビ看護師
運営会社株式会社マイナビ
公開求人数81,585件
(2024年10月1日時点)
非公開求人とても豊富(保有求人全体の約40%非公開)
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネジャー
対応 雇用形態正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他
対応 勤務形態常勤(二交替制)、常勤(三交替制) 、夜勤なし、夜勤専従
対応施設病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業(CRA、CRCなど)、保育施設 、その他
対応 診療科目美容外科、小児科、産科、婦人科(レディースクリニック)、整形外科、循環器内科、心療内科、消化器外科、心臓血管外科、スポーツ整形外科、脳神経外科、眼科、形成外科、消化器内科、歯科、精神科、血液内科、外科、内科、神経内科
対応配属先病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・転職の相談から行える
・キャリアアドバイザー親切丁寧
・退職交渉も可能
・企業系のレア求人を豊富に保有

マイナビ看護師は、全体の40%が非公開求人(インターネット上に出ない担当者から紹介される求人)となっており、条件が良い日勤のみ(夜勤なし)、日勤常勤の看護師求人を提案される可能性があります。

また、担当者が親切・丁寧で的確な転職のアドバイスをもらえることから、利用する看護師に定評があります。

そのため、日勤のみ(夜勤なし)、日勤常勤へ看護師転職を検討する場合は必ず利用しておきましょう。

公式サイト:https://kango.mynavi.jp/

病院の日勤常勤なら!看護roo!

看護roo!

転職相談面接対策条件交渉退職相談
まるまる2重丸三角
サイト名看護roo!
運営会社株式会社クイック
公開求人数199,407件
(2024年10月1日時点)
非公開求人豊富
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師、看護学生
対応 雇用形態正社員、パート・アルバイト、一般派遣
対応 勤務形態常勤(夜勤あり)、常勤(日勤のみ)、非常勤
対応施設一般病院、大学病院、一般+療養、療養型病院、精神病院、クリニック、訪問看護、介護施設、健診センター、保育園・学校、その他施設
対応配属先病棟、外来、オペ室(手術室)、救急外来、ICU系、透析、訪問看護、介護・福祉系、健診・検診、保育園・学校、訪問診療、内視鏡、その他
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・転職支援ツールの提供が豊富

看護roo!(カンゴルー)は、特に病院の日勤常勤、日勤のみ(夜勤なし)の看護師求人が豊富のため、特に病院の看護師求人を探した場合におすすめです。

また、クリニックや介護施設等も全体的に豊富に求人があるため、合わせて利用しておきたい転職サイトです。

公式サイト:https://www.kango-roo.com/

まとめ

夜勤なし・日勤のみや日勤常勤の看護師求人の探し方で一番重要なことは事前の「情報収集」となり、生活リズムを保ち、疲労が少なく、給与も妥当なラインで働けるように、募集要項や雇用契約書等の確認を行っていきましょう。

特に夜勤なし・日勤のみや日勤常勤の働き方がおすすめの看護師の方は、以下の通りです。

  • 子育て中の看護師の方
  • 既婚の看護師の方
  • プライベートを充実させたい方
  • 夜勤は嫌だけど看護師は続けたい方
  • 身体が弱いけど病棟で働きたい看護師の方

女性の雇用を促進している現代社会だからこそ、これから日勤のみの職場や日勤常勤等の勤務形態で働くことが可能な医療施設や介護施設は増えてくるでしょう。

是非、ご自身のライフスタイルやキャリアプランに合わせて検討しておきましょう。

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運営会社株式会社peko
会社ホームページhttps://peko.co.jp/
所在地〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F
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  • 有料職業紹介事業
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  • インターネット広告事業
  • SEOコンサルティング事業等
厚生労働大臣許認可有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509
(厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細
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キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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