老健(介護老人保健施設)は他の看護師が働く介護施設と比較し、最も医療行為が多い職場です。
このページでは、看護師が知っておきたい老健の特徴や働くスタッフ、老健で働く看護師の仕事内容や転職するメリット・デメリット、老健で働く看護師のやりがいと転職する注意点とポイントについて実際に働いた看護師の体験事例も含めて説明していきます。
目次
看護師が知っておきたい介護老人保健施設について
看護師が知っておきたい介護老人保健施設(老健)の特徴や、看護師の配置、その他一緒に働く職業・資格者などを説明していきます。
介護老人保健施設(老健)の特徴
施設の目的 |
|
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サービス内容 |
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入居者条件 |
|
入居期間 | 原則3ヶ月 |
入居スペース | 2名~4名で共同利用する多床室が多い (個室や2人部屋などもある) |
参照:介護保険法第8条第27項、厚生労働省 介護老人保健施設
介護老人保健施設(老健)では「入居者が普段の生活に戻れるようにリハビリすること」が目的であり、基本的に要介護1~5認定者で65歳以上の高齢者が入居しており、入居期間は3ヶ月~6ヶ月程度と、他の介護施設と比較した場合、短いと言えます。
介護老人保健施設で働くスタッフや看護配置
医師 | 常勤1名以上・100対1以上 |
---|---|
薬剤師 | 300対1を標準 (実情に応じた適当数) |
看護師・介護士 | 3対1以上 (うち看護師は7分の2程度) |
支援相談員 | 1名以上・100対1以上 |
理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 | 100対1以上 |
栄養士 | 入所定員100名以上の場合1名以上 |
介護支援専門員 | 1名以上 (100対1が標準) |
調理員、事務員 その他の従業者 | 実情に応じた適当数 |
介護老人保健施設(老健)における看護師の配置基準は、分かりにくいですが、例えば入居者100名の場合は、看護師が9名程度の配置となります。
配置基準だけを見た場合「看護師一人あたり入居者11名ほどならば、慢性期病棟などと変わらない」と思う看護師も多いですが、実際には看護師はシフト勤務の場合が多く、定員100名の介護老人保健施設では、常時看護師が9名働いているとは限らないため注意しておきましょう。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
私が勤務していた老健では、看護師一人につきワンフロア約40名の入居者を受け持っていました。
バイタル測定や経管栄養管理など、ある程度時間が決まっている仕事の間に、入浴や食事など、入居者個々のスケジュールに合わせて褥瘡処置やインスリンなど、様々な医療処置を行う必要があったので、仕事中は施設内を走り回っていました。
そのため、勤務中はいつも「もっと看護師を配置してほしい」と思っていました。
老健と特養の違い
上記で説明した老健(介護老人保健施設)と、特養(特別養護老人ホーム)との違いは以下の通りです。
混同しやすい介護施設のため、注意しておきましょう。
老健 | 特養 | |
---|---|---|
施設の目的 | 入居者が普段の生活に戻れるようにリハビリすることを目的とした施設 | 中度から重度の要介護高齢者が身体介護や生活支援を受けて居住する施設 |
入居者条件 | 要介護1~5 | 要介護3~5 |
サービス内容 | 医療ケア・リハビリなど | 身体介護、自立支援など |
入居期間 | 原則3ヶ月 | 終身利用 |
医師 | 常駐(100対1以上) | 入居者の健康管理および療養上の指導に必要な人数 (非常勤でも可) |
看護師・介護職員 | 入居者3人に対して最低1人以上 (うち看護師は7分の2程度) | 入居者3人に対して最低1人以上 (入所者100人の場合、看護師3人) |
入居者100名の場合の看護師・介護職員数 | 看護師:9名 介護職員:25名 | 看護師:3名 介護職員:31名 |
参照:厚生労働省 介護老人保健施設、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、配置職員の状況
大きな違いとしては、入居者の条件である要介護度の違いと、入居期間の違いなどが挙げられ、入居者100名で見たときには、看護師数が大きく違います。
また、施設のサービス内容上、介護施設の中では老健が看護師にとって最も医療行為が多い職場となります。
老健で働く看護師の仕事内容
老健(介護老人保健施設)で働く看護師の1日のスケジュールと、仕事内容の詳細を体験事例も含めながら説明していきます。
老健で働く看護師の1日のスケジュール体験事例
以下は老健(介護老人保健施設)で実際に働いた看護師の1日のスケジュールとなります。老健の場合、看護師はシフト制・2交替制の勤務多いと言えます。
8時20分~ | 出勤・始業開始 |
---|---|
8時40分~ | 朝食後の下膳、申し送り |
9時00分~ | 与薬、処置、バイタル測定、入浴介助、医師回診 |
11時00分~ | 昼食準備、配膳、与薬、経管栄養実施 |
11時30分~ | 休憩または昼食の配膳や食事介助・下膳 |
13時30分~ | 看護記録・入浴介助 |
15時00分~ | おやつ配膳・与薬やバイタル測定 |
16時30分~ | 夜勤の看護師に申し送り |
17時30分 | 勤務終了 |
私が勤務していた老健(介護老人保健施設)では、看護師の休憩は2回に分けて行っており、残業もなく17時30分に勤務を終えることができていました。
老健での夜勤看護師の1日のスケジュール老健での夜勤看護師の1日のスケジュール
16時00分~ | 出勤・夕食後薬準備・申し送り確認 |
---|---|
17時30分~ | 食前薬投薬・夕食配膳・経管栄養実施・食事介助 |
18時00分~ | 食後薬与薬・下膳・後片付け |
20時00分~ | バイタル測定・眠前薬与薬 |
21時00分~ | 看護記録・消灯 |
23時00分~ | コール対応・朝の薬の確認 |
3時00分~ | 2時間ほどの休憩・仮眠など |
6時00分~ | 入居者起床・朝食準備/配膳・経管栄養実施 |
8時30分~ | 職員全体の申し送り |
9時30分 | 業務終了 |
病院と異なり介護老人保健施設は高齢者であり長く施設にいる人が多いことから、寝る時間がかなり早い人が多く、早い人では夕食が終わるともう寝る体制に入っていました。介護士(介護スタッフ)は消灯前に夕食休憩をとってしまうことが多かったですが、看護師は医療的なことで呼ばれた際にすぐに対応できるよう、消灯後に夕食の休憩を取っていました。
また、私が勤務していた介護老人保健施設では、基本的に介護士がコール対応も行っていたため看護師が率先してコールを受けることはほとんどなく、看護師は3時から2時間ほど休憩を取っていました。
入居者の健康管理
老健(介護老人保健施設)で働く看護師の基本的な仕事内容として必ず行うことは、入居者の健康管理となります。
入居者のほとんどが、病気やケガなどによって入院し、新たに介護が必要、あるいはより手厚い介護が必要となった高齢者であり、中にはインスリン管理や褥瘡ケアなど、医療的介入が必要な方も多く入居している施設もあります。
そのため、看護師は医療介入が必要な入居者を中心に、バイタル測定や日常のケアを通じて健康管理を行い、異常の早期発見に努める必要があります。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
私が勤務していた老健に入居されている高齢者のほとんどは、「退院後、体調は安定しているが、まだ自宅へ帰れるほどには回復していない」方でした。
そのため看護師は、バイタル測定や直接のふれあいを通して入居者の健康状態を把握し、必要時は医師へ上申、あるいは病院への受診をすすめることが主な仕事でした。
看護師の体験事例
私が働いていた間は、私一人でワンフロア、常に40人以上の入居者の健康状態を把握する必要があったため、挨拶や食事介助など、直接のふれあいを通して健康状態を観察することを心がけていました。
医療的処置
老健(介護老人保健施設)では、上記で説明した健康管理も含め、看護師は入居者への医療的処置を行うことも仕事の一つです。
具体的な内容としては、以下のことが挙げられます。
- 皮膚への外用薬添付
- 褥瘡の措置
- 点滴
- インスリンの準備と与薬、注射
- 経管栄養の投与
- 点眼薬の与薬
老健では、介護士は行うことができない、継続した医療処置を行う必要がある入居も多いと言えます。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
私が働いていた老健では、看護師として皮膚への外用薬添付や点眼薬の与薬、食事時の内服薬やインスリンの準備と与薬、経管栄養の投与、といったところがメインの仕事であり、後は入居者や介護士からの訴えに応じて適宜医療的な対応をしていました。
バイタル測定も週に1回まとめて行う施設だったため、部屋担当などもなく看護師3名で全員を診ていました。
看護師の体験事例
私が勤務していた老健は規模が大きく入居者も多数いました。
そのため、バイタル測定や経管栄養管理など、ある程度時間が決まっている仕事の間に、入浴や食事など、入居者個々のスケジュールに合わせて褥瘡処置やインスリンなど、様々な医療処置を行う必要があり、仕事中は施設内を走り回るほど忙しかったです。ただ、残業は基本的にありませんでした。
服薬管理
老健(介護老人保健施設)で働く看護師は、入居者の服薬管理も仕事の一つとなります。
主に食前食後の入居者への食前薬や与薬など、看護師が管理し、入居者が服薬したかどうかをチェックしていきます。
また、老健は常勤の医師がいるため、入居者の状況に応じて医師に報告し、指示に従って内服量の調節を行うこともあります。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
私が働いていた施設では、特に血糖管理が必要な方が多く、スライディングスケールを行っていた入居者も在籍しており、食事量に応じてインスリン量を常勤の医師と相談しながら調整したこともありました。
診察、リハビリ等の補助業務
老健(介護老人保健施設)では、医師が常駐しているため、入居者に対して定期的な診察を行う場合があり、その診察補助も看護師の仕事の一つです。
また、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士によるリハビリの補助業務も看護師が行う施設もあります。
施設の方向性により、看護師の補助業務も大きく変わるため、注意しておきましょう。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
私が勤務していた老健では、医師が定期的に回診を行っていました、その際は看護師として付き添い・診察補助も行っていました。
また、バイタル測定を毎日全員に対して行うわけではなく、全員に対しては週に1~2回ほどでした。
日常生活の介護ケア
老健(介護老人保健施設)は、日常生活を送るにあたり介護を必要としている入居者が大半である施設です。
そのため看護師は、介護士とともに一丸となり、日常生活における以下のような介護ケアも看護師の仕事として行う可能性があります。
- 食事介助・食事の下膳・食事の後片付け
- 入居者のおむつ交換
- 入浴介助
勤務する施設により仕事内容が変わるため注意しましょう。
また、ただ単に日常生活上の介助を看護師として行うのではなく、「入居者が少しでも自分で行えるよう」促しながら、必要最低限の援助を行うことが求められます。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
私が勤務していた老健では、朝食後の下膳(食器を下げる、テーブルを拭く、入居者が自分独自に使っている食器があれば洗う)などの後片付けを看護師が行っていました。
勤務する看護師は、介護士(介護スタッフ)が、この時間におむつ交換やトイレ誘導などをしているため、看護師は下膳をしつつ、食事が十分にとれていない入居者の食事介助やフロアの見守りを行っていました。
看護師の体験事例
私が勤務していた老健は入浴回数が多く、週に2~3回は行われ、入浴介助は主に介護士が行うものの、看護師も医療的に介入が必要な場合や処置が必要な場合に介入するため、浴室へ1人待機することが多かったです。
看護師の体験事例
私が働いていた老健では、食事の介助は看護師の仕事でした。
看護師が全て入居者の食事介助を行うのではなく、スプーンの上に食事を乗せることは看護師が行い、口に運ぶのはご自身でやっていただくよう促す、といった様に、少しずつでも自分でできることを増やせるよう、リハビリ担当の職員とカンファレンスを行いながら介助量の調整を行っていました。
急変時の対応
入居者の急変や、例えば転倒した場合の対応も、看護師の仕事となります。
日勤帯は医師が常駐しており、協力して対応を行いますが、夜勤は基本的に医師が不在のため、看護師としての対応が求められます。
(入居者の急変は基本的に少ないと言えます。)
また、老健(介護老人保健施設)では、行える医療行為がどうしても限られてしまうため、提携病院への搬送や付き添いも看護師として大切な役割となります。
老健へ転職する看護師のメリット
病院や病棟勤務の看護師と比較した場合、老健(介護老人保健施設)へ転職した場合に感じる、看護師のメリットについて説明していきます。
家庭との両立・ブランクがある看護師でも働きやすい
老健(介護老人保健施設)では、医療介入が必要な入居者も在籍していますが、病院等の医療機関と比較すると、看護師が行う医療処置の数は少なく、難易度も低いものが多いため、ブランクがある看護師であっても働きやすい職場といえます。
また、体調は安定している入居者がほとんどのため、比較的ゆとりをもって働くことができ、残業になることも少ない施設が多いと言えます。
さらに、夜勤やオンコールがない老健もあります。
そのため、子育てと看護師の仕事の両立や、現場復帰に対して不安を抱えている看護師にとっては、復帰先・転職先として候補に上がりやすい職場であるといえます。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
私は、病棟に勤務していましたが1年間の病気療養のため仕事を行っていませんでした。
そのため、医療行為が比較的少なく、他の介護施設よりも看護師としての医療行為が多い老健を選択し、転職をしました。
ブランクがあった私でも、スムーズに仕事に取り組むことができましたし、同僚の看護師の中には、子どもが小学生になったことをきっかけに家庭との両立で転職してきた方もいました。
看護師の体験事例
病院と比べると、緊急オペや検査出しといったことがなく、体調は安定している方がほとんどなので、比較的ゆとりをもって働くことができました。
残業になることも少なく、夜勤がなく月に数回のオンコール対応のみで、家庭と両立しやすい職場でした。
私以外の看護師は全員当時家庭と仕事を両立させており、子どもが小さいために時短勤務としていた方も多くいました。
看護師の体験事例
私が勤務している老健では、仮に記録物で残業が必要になった場合や、救急搬送を行った残業の場合でも、100%残業代をいただくことができています。
そのため、私は仮に残業をしたとしても、残業への抵抗感があまりありませんし、子育て真最中のママさんナースに老健は人気となっている理由だと感じます。
看護師の体験事例
私が働いている老健では、看護師が看護記録を取る場合、何か医療的な行為を行ったときのみとなり、病院勤務と違い9割9分程の確率で定時に上がることが実践できます。
もちろん、突然の急変や、救急搬送となった場合は、看護師が付き添わなければならないため、そういった際には残業ということになりますが、滅多にありません。
看護師の体験事例
定時で帰れない場合ももちろんありますが、1年に数回程度の頻度であり、プライベートを充実させやすく、主婦や子育て中の看護師も多く働いていました。
しかし、まれに起こる入居者の病院搬送があると、定時で帰ることは難しくなり、帰宅時間が夜間遅くになることもありました。
私は老健から車で10分ほどの病院に、入居者の救急搬送に付き添い、帰宅時間が23時頃となった経験があります。
また、入居者の見守りなどで座っている時間も多く、一番最年長で60歳代の看護師や妊娠中の看護師なども働いていました。
仕事量が少なく体力的・精神的な負担も少ない
病院や病棟勤務の看護師と比較して、老健(介護老人保健施設)では介護士(介護スタッフ)がメインで働いている職場となります。
仕事内容で説明したように、看護師の仕事量はとても少なく、入居者が普段の生活に戻れるようにリハビリすることが目的のため、看護師として死に直面する機会がとても少ないと言え、精神的に楽と言えます。
また、多くの老健では入居者の日常生活援助は介護士の仕事となるため、トイレ誘導やおむつ交換などを行う必要がない場合も多く、体力的な負担も少ないことがメリットです。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
病棟ではケア以外の記録物にも追われる毎日の方も多いと思いますが、私が勤務したいくつかの老健では基本的に、毎日記録をつけることはありませんでした。
さらに、老健では介護士が多く働いているため、日常生活援助は介護士の仕事となり、看護師がつける記録は医療的処置を行った時と、家族対応など自分が行ったことのみでした。
看護師の体験事例
私が働いた老健では、病院と違い看護師の体力的な負担がかなり少ないです。
また、残業も入居者が急変しない限りめったにありませんでした。
仕事中も利用者の見守りなどを行う業務も多く、椅子に座っていられる時間もあるため、病院のようにせかせか動くこともありません。
そのため、体力的な負担は減り、家事との両立ができるようになったことは転職してよかったと思いました。
看護師の体験事例
私が働いた老健では、夜勤なども介護士がほとんどの業務を行っており、バイタルチェック、コール対応、患者の見守り(認知症の入居者)などが夜勤の看護師の仕事でした。
そのため、病院の看護師業務に疲れた私には、死に直面する機会もなく、仕事を行いやすかった印象です。
現場で高齢者看護や介護を学ぶことができる
老健(介護老人保健施設)では、体力的・精神的に働く看護師に余裕があることで、入居者の話をしっかりと聞きながら、寄り添う看護を学ぶことが可能な職場です。
雑談から高齢者の心理や特徴をより知ることができ、様々な疾患を持った高齢者も多く、高齢者看護について学ぶことも可能です。
また、介護士(介護スタッフ)も多く働いているため、介護や医療に関する法律においても学べることがメリットと言えます。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
老健に転職し、体力や精神的に余裕をもって仕事ができるようになったことで、入居者の話をゆっくり聞けるようになりました。
病院で働いていたころはとにかく時間内に業務を終わらせるためにも自分の聞きたいことだけを確認し、雑談はしていませんでしたが、入居者と余裕をもって雑談までできたので、高齢者の特徴をより知ることができ、高齢者看護について一番学べたのは、この老健かもしれません。
看護師の体験事例
老健のような介護施設の場合、今まで看護師として培った知識は活用できるけれど、新しく得ることはないのではなんて思っていました。
しかし、入職後に新しく得られる知識は沢山あり、さらにこれからの高齢化社会に向けて結構生かせる知識も多く得ることができたので、そういった点からは転職してよかったなって素直に思いました。
看護師の体験事例
病院だと診療科が決まっていたため、それに特化したことしか看護師として学べませんでしたが、老健の場合、様々な診療科を経た入居者が在籍しています。
それだけでなく、病院では見ることができなかった介護の観点から看護を考えるようになりました。
レクリエーションが多く入居者と一緒に楽しめる
老健(介護老人保健施設)では、入居者のために介護士やスタッフ、又は看護師などが協力して年間を通じてレクリエーション活動を行っています。
例えば、正月やクリスマスをはじめとする年間行事以外にも、カラオケ大会や映画鑑賞、夏祭りやお花見やドライブ、ショッピングなど様々なレクリエーションが行われる施設があります。
(※2022年現在、感染症の影響により自粛している施設もあるため注意してください。)
このようなレクリエーション活動は、入居者よりも看護師やその他スタッフが率先して楽しんでいる場合も多く、老健で働くメリットとなります。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
私が勤務している老健では、ベテランの看護師の方がいるのですが、レクリエーションが一番の仕事の楽しみだと言っていました。
様々な催し物があるときは、その看護師は一番楽しんでいます。
看護師の体験事例
私が働いている老健では、行事の際にスタッフのために食事を用意して提供してくれます。
今まで勤務していた病院では、院内に四季を感じる飾りがされていても、このように直接楽しむ行事は少なかったため、転職した際は衝撃でした。
今では年間を通じて楽しみにしています。
老健へ転職する看護師のデメリット
老健は病院、病棟勤務の看護師より働きやすい職場とも言えますが、転職することでデメリットも存在します。
看護師の体験事例と共に、以下で説明していきます。
医療処置が少なく、看護技術向上が見込めない
老健(介護老人保健施設)は、看護師としてブランクがあった場合でも復帰しやすい職場ですが、看護師として医療処置が病院や病棟勤務より少ないため、看護技術向上が見込めない職場であることがデメリットとなります。
老健で看護師が行う医療処置は、服薬管理や吸引、胃ろう(胃瘻)管理程度であり、採血や点滴刺入など、医療現場において行うことの多い医療処置を行うことはほとんどありません。
そのため、老健での勤務が長くなればなるほど、看護師としての医療技術の向上は見込めないと言えるでしょう。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
老健では看護師として看護技術として行うことは少なく、限られた仕事でした。
また、医療物品も高頻度で使わないため、老健を退職して病院へ復職したときに、物品の使い方がわからない、看護技術を忘れてしまったということもあり、大変でした。
勤務する上では看護技術の低下はデメリットだと感じます。
看護師一人の責任が重い
老健(介護老人保健施設)では、定員100名の施設であれば、看護師は9名程度となります。
(入居者が3名に対して1名の看護師又は介護士の配置が必要となり、看護師の人数は、総数の7分の2程度必要となります。)
急変など万が一の事態が起きた場合には、常駐している医師や病院へ連絡するかの判断は、すべて看護師の責任となり、介護士など他の職員へ指示を出す必要があります。
そのため、医療機関と比べ看護師一人に求められる責任は重く、夜勤などの医師が常駐していない時間帯は責任重大となります。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
私が勤務していた老健では夜、勤になると看護師が1人になる場合が多く、医師も常駐していないため、入居者の急変時には看護師1人で判断し、医師へ電話で報告し指示を貰う必要がありました。
高齢の入居者のため、昨日まで元気だった人が急に体調不良を訴える、急に意識がなくなるなどがあり、始めたころは夜勤がプレッシャーに感じていました。
入居者の家族への対応が大変
病院・病棟に勤務している場合「看護師さんの言う通りに動きます」と患者の家族は協力してくれたり、こちらの考え方を尊重してくれたりしますが、老健(介護老人保健施設)の場合、勝手が違う場合が多いと言えます。
例えば、入居した場合、滅多に会いに来ない家族もいれば、過剰に会いに来て、とても心配してしまう家族、老健の仕組みを分かっていないまま、過剰なクレーム等を伝える家族もいます。
そのような入居者の家族に対し、医療的な説明を行うことは看護師の仕事となり、病院・病棟より大変と感じる場合が多くデメリットとなります。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
老健では家族達への医療的な説明も、看護師として働く上でかなり大変でした。
基本的にその日の経過や、医療的な変化があった際の報告は病院だと医師が行うものの、老健は主に看護師が行い、医師は本当に重要な時にしか説明をしないためです。
私(看護師)の伝え方次第では家族へ誤解を招き、後々大きなトラブルへ発展しかねないため、慎重に対応していました。
同僚の看護師の中には、「この対応が辛い」とのことで、土日の家族の来館が多い日にちを、あえて休日にして働いている方もいました。
介護スタッフとの人間関係が大変
病院・病棟ではあまり接する機会がない介護士(介護スタッフ)ですが、老健では看護師より多くの人数が働いています。
看護師と介護士では受けてきた教育が違う上に、資格の取り方も全く違い、介護業界を目指して介護士になった人から、仕事がなく仕方なしに介護士やヘルパーになる人まで、働くことに至る背景も様々です。
そのため、価値観のズレや、医療的知識も乏しい介護士が医療についてあれこれ口を挟んできたことによるトラブルも多発し、人間関係が大変に感じる看護師も多くデメリットと言えます。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
私の個人的な経験ですが、病院でリーダーなど上の立場を経験してきた方ほど、老健で介護士と揉める看護師が多いように思います。
トラブルの原因として一番多いことが「価値観の違い」だと感じます。
例えば、看護師にとって入居者が、やや血が滲んでいるような状況であっても、血液や傷を見ることに慣れていない介護士にとっては大出血となります。
看護師から見たら観察で十分、騒ぐほどでもないような事例がほとんどですが、その気持ちの温度差が人間関係に支障をきたす場合があると思います。
入居者の病歴を覚えることに苦労する
老健(介護老人保健施設)の入居者は、原則として3ヶ月で一度は在宅復帰を行いますが、家と老健を往復している方も多いと言えます。
そのため、短期と長期の入居者が混在しており、入居者の病歴がとても多く、看護師として覚えるまでにかなり時間を要しデメリットに感じやすいと言えます。
病院・病棟勤務と違い、病気の経過が長いことも、覚える看護師が苦労する要因の一つとなります。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
入居者の病歴を覚えることは、私はとても苦労しました。
ただ覚えるだけであれば問題ないのですが、例えば、「その入居者を病院に連れていかなければならない」という事態になった時、この病歴を覚えていないと、病院で怪訝な顔をされることが多い印象でした。
そのため、必死で覚えましたが、病歴が各入居者ともに多いため、とても大変です。
看護師の体験事例
私は老健で昇進した看護師です。
昇進した場合、私の働いている施設では、入居者の在宅復帰に向けて「様々なプランの立案」「リハビリや各所との連絡」「サマリー作成」などの業務が多くなり、当然のように書類対応に追われることが大変でした。
また、同僚の方で書類対応が多いことに嫌気がさして病院から転職してきた看護主任の方もいましたが、働くうちに老健でも昇進してしまい、結果書類に追われていると嘆いていました。
老健で働く看護師の”やりがい”とは?
実際に老健で働く看護師が感じた「やりがい」から、一般的に老健で感じる「やりがい」を体験事例も含めて説明していきます。
入居者・その家族とのコミュニケーション
病院や病棟勤務の看護師と違い、入居者の方やその家族とコミュニケーションを頻繁に取る機会が多いことが老健の特徴でもあります。
自宅へ帰るためのリハビリの期間中でも、多くの入居者やその家族は不安を抱えており、看護師としてコミュニケーションを通じて信頼関係を築くことが自身の「やりがい」につながります。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
私が仕事をする上で一番心がけていたのは、「少ない時間でも入居者が納得できる関わりをすること」でした。
医療依存度が高い入居者は看護師が1日あたり数回のラウンドを行いますが、依存度が低い方についてはそういった決まりはない分、どうしても看護師の関わる機会は少なくなります。
そのため、施設内にいるときは常に看護師としてのアンテナを張り巡らせ、入居者さん一人ひとりに対して目を配り、「暗い表情をしていないか」「いつもと違う点はないか」を確認しました。
その結果、多くの入居者から「あなたが勤務している時は安心して過ごすことができる」という言葉をかけていただき、私自身のやりがいにもつながっていました。
看護師の体験事例
入居者の方と信頼関係を得ることが老健での看護師のやりがいだと私は感じます。
入居者さんの中には話を聞いてほしいけど、看護師さんは忙しそうだから、自分から話しかけるのをためらってしまう方もいます。
そういった方に対しても安心して過ごしていただけるよう、看護師側から積極的に声をかけるとともに、別件にてすぐの対応ができない場合でも、「〇時から時間が取れるので、その時間にお部屋へ伺っても良いでしょうか」等、極力お話しできる機会を作るよう心がけました。
看護師の体験事例
老健にて入居者の方がリハビリを行い、在宅へ帰れるほど回復したとは言っても、退所直後はまだまだ日常生活を介助なく全て一人で行うことは難しいのが現状です。
そういった中、仕事や育児など、家庭の事情により、在宅介護を避ける目的で退所日を一日でも長くしたいと考える家族は、常に一定数いました。
そのような家族に対して、私は看護師として常に「肯定も否定もせず、ただ家族の思いを受け止め、信頼を得る」ことを心がけました。
始めは「在宅介護なんて絶対無理です!」と伝えていた家族が、「無理をせず、私のできることをやりたいと思います」と在宅介護に対して前向きな発言が見られた時、老健の看護師として大きなやりがいを感じていました。
看護師の体験事例
私が勤務していた老健では入居者とコミュニケーションをとれる時間が多い印象でした。
病院で働いていた時よりも相手について知り、理解することができ、高齢者への接し方や看護の仕方を学ぶことができたと思います。
看護師としてコミュニケーションを取ることの大切さにも気づくことができるため、転職して良かったと私は感じました。
コミュニケーションを取ることがやりがいとなって今は仕事をしています。
看護師の体験事例
当時の私は、老健特有の「リハビリを促すための関わり」や「長期入所を避けるための家族対応」などに悪戦苦闘しており、「自分は老健の看護師に向いていないのではないか」と悩んでいました。
しかし、施設内で入居者やその家族からの投書箱が設置されており「先日入職された看護師さんは、私の話を最後まで丁寧に聞いてくれた。今までこういった対応を受けたことがなかったので、ぜひ他の職員さんに対しても、最後まで丁寧に話を聞いてもらえるよう、徹底してほしい」と投書がありました。
私は「私の看護を認めてくれる入居者さんがいた」ことを実感することができ、大きなやりがいにつながりました。
入居者が自立・身体機能が改善していく喜びがある
老健(介護老人福祉施設)では、入居者が普段の生活に戻れるように自立していく姿や過程を一緒に経験し、看護師としてサポートすることができます。
看護師として感謝されることも多く、「あなたでよかったわ」というように名指しで感謝されることや、家族に「この人よ」と紹介されることなども実際にはあり、看護師としてはとてもやりがいを感じる瞬間です。
老健はリハビリ等を行い、在宅につなぐため、施設そのものの雰囲気が明るく、他の介護施設よりも看護師としてやりがいを感じます。
看護師の体験事例
看護師の体験事例
入所時は車いすに乗り、移乗毎に介助が必要だった方が、施設内でのリハビリや日々の接し方によってADLを向上させ、退所時には歩行器のみで自宅へ帰られた時、「この仕事に携わっていて本当によかった」と感じることができます。
特別養護老人ホームや有料老人ホームなどは、入居者にとって「生活の場」であり、退所するということは、人生の終焉を迎えた時であるケースがほとんどです。
老健だからこそ感じることができる看護師の「やりがい」だと私は感じます。
他職種と連携し、チームとなって仕事を行える
老健(介護老人保健施設)では、看護師の他に医師、介護士、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などのリハビリ専門職等、様々な職種の方が同じ職場で働いています。
病院でも様々な職種の方が働いていますが、老健では全職種が合同でカンファレンスを開き、施設内での問題点を共有し、解決していくことが多く、よりチーム意識が強まります。
職種が違う故に思わぬ誤解を受けてしまう、あるいはされてしまうというケースもあり、どのようにコミュニケーションを取っていけばいいのか、悩んでしまうこともあります。
しかし、その悩みを乗り越えられた時、「一つのチームになれた」というやりがいを感じることができます。
老健へ看護師転職する注意点とポイント
特に初めて老健へ看護師転職する場合に、注意したい点やポイントを説明していきます。
老健の運営母体を確認する
老健(介護老人保健施設)は、基本的に「医療法人」「社会福祉法人」又は「役所が特別に認める組織・団体」が運営することが可能な施設です。
運営母体を確認することで看護師にとって一つの老健を選択する指標となります。
以下で説明する仕事内容の詳細や、夜勤やオンコール対応の有無等を確認することであらかじめ解消することが可能なため、参考程度に運営母体を確認しておきましょう。
医療法人 | 社会福祉法人 | |
---|---|---|
緊急時の対応 | 看護師として系列の病院へすぐに入居者を搬送することが可能 | 病院への緊急搬送が大変な場合が多い |
仕事内容 | 看護師として医療的な面での関わりが多い | 看護師が介護的な観点で仕事を行う場合も多い |
レクリエーション | 少ない傾向にある場合が多い | 充実している可能性が高い |
上記はあくまで一般論ですが、運営母体が医療法人と社会福祉法人では働く看護師に多少の違いがあると言って良いでしょう。
老健では医師が常駐していますが、夜勤などは不在となるため、医療法人が運営している方が、医療行為に関する看護師の負担は少ないと言って良いでしょう。
ただし、医療法人が運営母体であるため、看護師の仕事内容の方針が医療的な観点でのみ関わることを要求され、介護の観点を学びたい方には元足りなさを感じる場合があります。
仕事内容の詳細を確認する
老健(介護老人保健施設)の施設によって看護師の仕事内容が違うことが多く、注意が必要です。
そのため、入職を決定する前に、仕事内容の詳細を必ず確認しておきましょう。
特に、入居者によって左右される、看護師の医療処置の内容や、介護士が行う場合が多いトイレ誘導やおむつ交換などの介護業務をどこまで看護師が行うかはチェックしておきましょう。
施設利用者の在宅復帰率を確認する
老健(介護老人保健施設)の施設に転職する場合、入居者の在宅復帰率を確認しておきましょう。
在宅復帰率は、どれぐらいの入居者が実際に在宅へ復帰できたかを表した数値であり、「早く自宅に帰りたい」「リハビリを集中的に行いたい」と考える入居者が多く在籍している傾向があり、入居者の中でも待機待ちが出るぐらい人気の施設となります。
この在宅復帰率は看護師にとっても施設選択の指標の1つとなります。
老健の目的である「リハビリを行い、在宅復帰を目指す」という役割を体感し、看護師として「自立していくやりがいと喜び」を実感しやすいため、初めての老健へ転職する場合、在宅復帰率が40%~50%程度を目安に施設を選択することをおすすめします。
看護師と介護士の職場での人間関係を確認する
老健(介護老人保健施設)は、看護師の配置基準により他の介護施設と比較して、看護スタッフの人数の割合が高いです。
看護師の割合が高くなることで「看護師と介護士間での人間関係の悪化」が起こりやすくなり、介護士、看護師双方が協力する必要がありますが、実際に複雑な人間関係の問題を抱えている職場もあります。
そのため、老健に転職する前には、施設見学を行い自分で確認することや、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)などを活用し、第三者からの意見を貰うことをおすすめします。
老健での施設見学のポイント
老健(介護老人保健施設)に看護師転職する場合は、入職前に施設見学を必ず行っておくことをおすすめします。
施設見学時に確認しておきたいポイントとしては、以下の通りです。
- 入居者に対する看護スタッフ・介護スタッフの対応
- 忙しさやスタッフの人数・年齢層
- 行っている医療処置や、医療処置が必要な入居者の確認
- 施設の設備
以上のことを病院見学時と同様に確認しておきましょう。
夜勤体制やオンコール対応の有無を確認する
老健(介護老人保健施設)は基本的に看護師を24時間体制で常駐させている場合が多いですが、夜勤がない施設もあります。
夜勤がない場合でも、オンコール対応を行っている場合がほとんどのため、老健の施設を選択する場合には、夜勤かオンコール対応かをチェックしておくことが大切です。
また、夜勤がある場合は「看護師が何人体制で夜勤を行っており、何名の看護師で夜勤を回しているのかを確認する」ことを行い、初めての場合は看護師2名体制、又はオンコール対応を選択することをおすすめします。(夜勤は介護スタッフも行うため、看護師1名での夜勤も多い傾向にあります。)
一方、オンコール対応の場合は、「看護師一人あたり、月に何回オンコール対応する必要があるのか」「オンコール手当の有無」を事前にチェックしておきましょう。
老健の看護師求人が多い転職サイト
上記で説明したポイントを1つ1つ希望の老健(介護老人保健施設)をチェックした場合、とても時間が掛かり非効率となります。
そのため、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)をフル活用し、スムーズに転職活動を進めましょう。
看護師転職サイトに、希望条件に合わせて求人をピックアップしてもらった後、上記で説明したポイントを確認してもらうように専任担当者に伝え、納得いった求人のみ面接を受けると良いでしょう。
また、施設見学のアポイントも専任の担当者がセッティングを行ってくれるため、以下で看護師に人気があり、老健の求人が多い看護師転職サイトを利用しましょう。
老健の看護師求人が少ないエリアもあるため、(各社保有している看護師求人が違うため)2社から3社程度、複数登録を行い利用しましょう。
求人数No.1!看護のお仕事
転職相談 | 面接対策 | 条件交渉 | 退職相談 |
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サイト名 | 看護のお仕事 |
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運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
公開求人数 | 133,292件 (2022年5月12日時点) |
非公開求人 | 豊富 |
対応職種 | 正看護師、准看護師、助産師、保健師 |
対応 雇用形態 | 常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤、夜勤専従パート、非常勤、派遣、紹介予定派遣 |
対応施設 | 総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター |
対応 診療科目 | 内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科 |
対応配属先 | 病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡 |
対応エリア | 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
特徴 | ・看護師の転職求人が豊富 ・転職支援サービスが手厚い ・転職の相談から行える ・院内・施設内情報に強い |
老健(介護老人保健施設)に看護師として転職を考える場合、看護のお仕事は必ず利用しておきましょう。
看護師求人数は、どの看護師転職サイトよりも多く、老健の看護師求人も豊富です。さらに、ハローワークの求人もカバーしているため、全国的に老健の求人を効率よく探すことが可能です。
また、利用する看護師にも人気が高く、転職支援サービスも充実しているため、スムーズに転職することが可能です。
公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/
規模が大きな老健が多い!マイナビ看護師
転職相談 | 面接対策 | 条件交渉 | 退職相談 |
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サイト名 | マイナビ看護師 |
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運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数 | 58,927件 (2022年5月12日時点) |
非公開求人 | とても豊富(保有求人全体の約40%非公開) |
対応職種 | 正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネジャー |
対応 雇用形態 | 正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他 |
対応 勤務形態 | 常勤(二交替制)、常勤(三交替制) 、夜勤なし、夜勤専従 |
対応施設 | 病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業(CRA、CRCなど)、保育施設 、その他 |
対応 診療科目 | 美容外科、小児科、産科、婦人科(レディースクリニック)、整形外科、循環器内科、心療内科、消化器外科、心臓血管外科、スポーツ整形外科、脳神経外科、眼科、形成外科、消化器内科、歯科、精神科、血液内科、外科、内科、神経内科 |
対応配属先 | 病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事 |
対応エリア | 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
特徴 | ・転職の相談から行える ・キャリアアドバイザー親切丁寧 ・退職交渉も可能 ・企業系のレア求人を豊富に保有 |
マイナビ看護師は、規模が大きな老健(介護老人保健施設)や、医療法人が運営する老健などが多い看護師転職サイトです。
さらに、利用する看護師には担当者が丁寧で親切であるということで、とても人気がある転職サイトの一つです。
上記で説明した看護のお仕事と合わせて利用すると良いでしょう。
公式サイト:https://kango.mynavi.jp/
介護施設に力を入れている!ナース人材バンク
転職相談 | 面接対策 | 条件交渉 | 退職相談 |
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サイト名 | ナース人材バンク |
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運営会社 | 株式会社エス・エム・エスキャリア |
公開求人数 | 69,533件 (2022年5月12日時点) |
非公開求人 | とても豊富 |
対応職種 | 正看護師、准看護師、助産師、保健師、看護学生 |
対応 勤務形態 | 常勤、日勤のみ、夜勤あり、夜勤のみ、非常勤 |
対応施設 | 病院、クリニック、訪問看護、企業・学校・保育園、居宅介護支援事業所、有料老人ホーム、地域包括支援センター、デイサービス事業所、訪問介護事業所、グループホーム、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、デイケア事業所、ショートステイ事業所、小規模多機能、訪問リハビリ事業所、訪問入浴事業所、介護療養型医療施設、看護小規模多機能居宅介護 |
対応エリア | 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
特徴 | ・非公開求人が豊富 ・大規模病院、介護施設の求人が豊富 ・希少価値が高い求人も多い |
ナース人材バンクは、介護施設の看護師求人がとても多く、老健(介護老人保健施設)の看護師求人も全国的に取り扱っています。
介護施設に興味があり、老健・特養・有料老人ホーム・デイサービスなどで悩んでいる看護師の方は、合わせて利用しましょう。
公式サイト:https://www.nursejinzaibank.com/
まとめ
老健(介護老人保健施設)は病院や病棟で働く看護師と比較し、余裕を持ちながら「やりがい」を持って働くことができると言えるでしょう。
さらに、仕事内容に医療行為が少なく、看護技術に自信がない看護師や、ブランクがある潜在看護師にとっても、働きやすい職場と言えます。
看護師として老健に転職する前に、上記で説明した注意点やポイントを押さえておくことで抵抗や不安も少なく転職することが可能となります。
看護師専用の転職エージェントなどを利用し、希望条件に合う老健を探してみてください。