看護師のライフスタイル別転職

看護師が院内保育を利用するメリット・デメリットと求人を探す転職注意点

看護師として働くために、病院等の福利厚生の一つである院内保育所を活用するメリットは大きいと言えます。しかし、利用するデメリットも少なからずあり、看護師のライフスタイルに合わせて選択すると良いでしょう。

このページでは、看護師が知っておきたい保育施設の種類、看護師が利用できる院内保育や保育関連の福利厚生例、看護師が院内保育を利用するメリット・メリット、院内保育を選択するポイントを説明していきます。

目次

看護師が知っておきたい保育施設の種類

看護師が知っておきたい保育施設の種類

看護師が知っておきたい保育施設の種類と、院内保育所について詳しく説明していきます。

特に、認可保育園と認可外保育園、院内保育所については押さえておきましょう。

看護師が知っておきたい保育施設の種類一覧

看護師が知っておきたい保育施設の種類一覧

保育施設は、保育が必要とされる子どもを預かるため、設置された施設を指し、一般的に以下のような種類があります。

認可保育園
  • 施設:厚生労働省管轄の児童福祉施設
  • 対象:0歳~小学校入学前の未就学児
  • 入園方法:各市町村に認定を受けることが必要
  • 運営:地方自治体など
  • 備考:社会福祉法人などが運営する「私立保育園」もあり、地方自治体運営は「公営保育所」と言う
幼稚園
(預かり保育あり)
  • 施設:文部科学省管轄の子どもの教育を目的とした保育施設
  • 対象:3歳~5歳の子どもが対象
  • 入園方法:各地方自治体に希望の園を申し込む
  • 備考:都道府県認可の「公立幼稚園」と学校法人等が運営する「私立幼稚園」がある
認定こども園
  • 施設:内閣府管轄の保育園、幼稚園の機能や特徴を一体化した保育施設
  • 対象:0歳~5歳の子どもが対象
  • 入園方法:園に直接、又は市区町村に申し込む
  • 備考:保護者の認定区分(就労状況)に合わせて保育時間が決まり、最長8時間、又は最長11時間と区分される
地域型保育園
  • 施設:「子ども・子育て支援新制度(2015年)」の取り組みで始まった地域型保育事業
  • 対象:0歳~2歳の子どもが対象
  • 種類:家庭的保育、小規模保育、事業所内保育、居宅訪問型保育
  • 入園方法:自治体で要件認定を受ける
  • 備考:待機児童の受け皿になることが期待されている
託児所
(認可外保育園)
  • 施設:明確な定義はなく、認可外保育と位置づけられた保育施設
  • 対象:託児所によって様々
  • 入園方法:直接園に申し込む
  • 備考:24時間体制や12時間体制の園もあり、各施設で違う
院内保育所
  • 施設:病院内で働く医療従事者を対象とした保育施設
  • 対象:事業者が決定するため様々
  • 入園方法:直接契約
  • 備考:院内にある場合や近隣に併設している場合がある
企業型保育園
  • 施設:自社の従業員や地域の子どもが対象とした保育施設
  • 対象:各企業により制定
  • 入園方法:直接契約
  • 備考:別名、会社が作る保育園とも呼ばれ、保育事業者に委託する場合もある
出典一覧

看護師が院内保育所等を活用する上で必ず知っておきたい保育施設としては「院内保育所」と「託児所(認可外保育園)」となります。

看護師が利用する院内保育所についての詳細

看護師が利用できる院内保育所は、勤務する病院や施設の福利厚生として子どもを預けたい医師、看護師、薬剤師、などのコメディカル(医療従事者)が一般的に利用することが可能な保育施設を指します。

一般的に保育施設には上記で説明した「認可」と「認可外」の施設がありますが、院内保育所の場合は認可外の施設に該当し「児童福祉法に基づく都道府県知事などの認可を受けていない保育施設」となります。

そのため、受け入れ可能な子ども年齢や、預けることが出来る時間などに制限がなく、病院運営によって決定することが可能です。

※病院によって「院内保育所」を「院内保育室」と呼ぶ場合もあります。各園で違いがありますが、同じ意味と考えて良いでしょう。

参照:厚生労働省 院内保育等の推進について

看護師が利用できる院内保育や保育関連の福利厚生例

看護師が利用できる院内保育や保育関連の福利厚生例

看護師として病院・施設に勤務する場合、利用できる院内保育や保育関連の福利厚生は以下の例が多いと言えます。

  1. 院内保育所が病院内に併設されている場合
  2. 提携している院外の託児所(認可外保育園)が利用できる場合
  3. 病院が運営している託児所(認可外保育園)が院外にある場合
  4. 何らかの保育補助を行っている場合

看護師求人が掲載されている多くの募集要項には上記「1~3」の場合「院内保育あり」「託児所あり」「保育施設あり」「保育室あり」などと記載されているため、転職前に詳細を確認することが必ず必要となります。

以下で4つのパターンの詳細と注意点を説明していきます。

1.院内保育所が病院内に併設されている場合

院内保育所が病院内に併設されている場合

保育時間基本24時間保育が多い
金額無料、又は比較的安い金額
距離院内のため、とても近い

病院内に院内保育所が併設されている場合、利用する看護師のイメージ通りの院内保育所だと思って問題ありません。

ただし、子どもの人数に限りがある場合や、院外の託児所も複数ある場合、院内・院外と選べないケースがあるため、注意が必要です。

2.提携している院外の託児所(認可外保育園)が利用できる場合

提携している院外の託児所(認可外保育園)が利用できる場合

保育時間11時時間~24時間
金額無料~月額20,000円など幅は広い
距離病院から徒歩1分~20分以内

病院内の医療従事者が利用できるように契約している病院近隣の託児所(認可外保育園)となります。

院内にある院内保育所と違い、以下のことを注意しましょう。

  • 託児所までの距離(最低でも10分以内がおすすめ)
  • 金額は病院の福利厚生によって違うため安いか確認する
  • 24時間保育対応であることを確認する
  • 病院の医療従事者以外が利用していないかを確認する

以上のことを注意しましょう。

病院からの距離が20分を超える場合や、掛かる料金が高い場合、さらに24時間保育を行っていない場合は、提携しているからといって、その託児所を利用するメリットはそこまでないと言えるため、確認が必要となります。

※料金に関しては通常の24時間託児所(認可外保育園)を利用するよりは安い場合がほとんどです。

3.病院が運営している託児所(認可外保育園)が院外にある場合

病院が運営している託児所(認可外保育園)が院外にある場合

保育時間基本24時間保育が多い
金額無料、又は比較的安い金額
距離病院から徒歩1分~20分以内

病院内の医療従事者が利用できるよう、病院が運営している託児所(認可外保育園)となります。

こちらは、病院内に併設していないだけで、ほぼ院内保育所であると言っても良いでしょう。

しかし、病院内に併設していないため、病院の医療従事者以外が利用するのか、病院からどれぐらいの距離にあるのかということは確認すべき事項となります。

4.何らかの保育補助を行っている場合

院内保育所や提携している保育施設はないものの、働く看護師や医療従事者に対し、以下のような保育補助を福利厚生として行っている病院・施設もあります。

  1. 3歳までの子ども1人に付き月1万円~3万円程度を支給する補助
  2. 子どもがいる看護師に対して手当を出す制度(子ども1人に付き1万円~2万円程度)
  3. 保育手当補助(毎月の保育料30%~70%補助)
    ※病院側が看護師に対して保育施設の利用料を一部負担する制度、看護師の出勤率や出勤時間総数により変動する場合が多い

以上は例ですが、院内保育所等を利用しない場合でも、メリットがあるケースもあるため、合わせて検討しましょう。

メリットがあるケースについては、以下の「看護師が転職時に院内保育を選択するポイント」で説明しています。

看護師が院内保育を利用するメリット

看護師が院内保育を利用するメリット

一般の認可外保育園等と比較した場合、看護師が院内保育所を利用するメリットを体験事例も含めながら説明していきます。

近くに子どもがいるため安心して働くことができる

近くに子どもがいるため安心して働くことができる

院内保育所の場合、一番の看護師のメリットとして挙げられることは、近くに子どもがいるため安心して働くことが可能なことです。

院内保育所は病院内に併設されているため、出勤して着替える前に保育室に寄り、子どもを預け、帰るときにも着替えてから保育室に寄り、子どもを迎えに行って退勤します。

看護師の働く部署から、どんなに時間がかかったと仮定しても5分程度のため、すぐに子どもを迎えに行くことも可能です。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私は認可保育園や24時間の認可外保育園を利用していましたが、院内保育を利用してから、子どもの送り迎えが非常に楽になり、メリットに感じました。
家に帰ってご飯の支度や家事をすることを考えると、お迎えに行く時間を短縮することができました。

看護師の体験事例

看護師の体験事例院内保育所の場合、早ければ生後3カ月ごろから子どもを預けることができました。
そのため、休憩時間や自分の業務の空いた時間に、子どもに母乳をあげることも可能でした。
生後3カ月は母乳を飲んでいてもおかしくない年齢で、おっぱいの張りに苦しまずに仕事が出来ました。

保育施設の料金が格安で入園しやすい

保育施設の料金が格安で入園しやすい

院内保育所の場合、地方自治体や国からの補助などは受けることができませんが、一般の認可保育園や24時間の認可外保育園よりも料金は安くなることがメリットと言えます。

病院側も福利厚生の一つであり、医師や看護師等に利用してもらうため、その地域の保育料よりは確実に安く設定していると言えるでしょう。

また、病院内の院内保育の規模にもよりますが、待機児童問題などがある地域では、院内保育の方が入所しやすいと言えるでしょう。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私の病院は、正職員で働いている場合、院内保育所は無料になります。(月の労働時間で変わります。)
そのため、夜勤などで預けても費用が掛からずに仕事ができることが一番のメリットだと感じます。

看護師の体験事例

看護師の体験事例勤務している病院によって違いますが、病院が提携している認可外保育園を利用できるのですが、子ども1名に対して月2万円ほどお金が掛かります。
他の認可外保育園よりは少し安いのですが、私は夜勤の時にのみ利用しています。

もっと体験事例を見る

看護師の体験事例

看護師の体験事例私は転職で院内保育所への子どもの入所を決めることができました。
院内保育所の規模にもよると思いますが、待機児童問題となっている地域のため、ライバルが少ないのは私にとってメリットでした。
もちろん地域差があるので、なんとも言えませんが看護師の方によっては、院内保育のために転職するケースも多いのではないでしょうか。

良い先生(保育士)が多く、能力が高い可能性がある

良い先生(保育士)が多く、能力が高い可能性がある

保育士は賃金が安いと言われていますが、院内保育所の場合、認可外保育所であることから、他の保育施設よりも保育士の給与や待遇が良い場合も多いです。

そのため、保育士として能力が高い方が勤務している可能性が高く、院内保育所を利用する看護師にとって「良い先生」に当たったと感じるため、大きなメリットです。

また、勤務する保育士としても院内で働いている医療従事者を対象としているため、保護者と連絡が取りやすく、他の保育園よりも行事が少ないためとても人気がある勤務先です。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務した病院の保育士さんは、とても明るい先生で好感が持てました。
仲良くなって話すことも多かったですが、親からのクレームがとても少ないことで、仕事が行いやすいと言っていました。

延長保育など柔軟に対応してくれる

延長保育など柔軟に対応してくれる

院内保育は、病院の医師や看護師等のために設置された保育施設となるため、働く看護師のことを理解しており、柔軟に対応してくれることが大きなメリットです。

通常の認可保育園や認可外保育園の場合、延長保育の申請が前日まで、休日保育の申請は1カ月前までなどのルールが設けられており、事前申請が一般的には必要になります。

しかし、院内保育では、急な残業により預かり時間を延長する場合なども事前申請を行わずにできる場合も多いです。
(病院により異なるため注意してください。)

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務した病院では、院内保育所あれば、比較的延長を断られることはありませんでした。
看護師の業務も残業が多く発生する職種なので、受け入れ定員にいつも余裕を持たせているようでした。

看護師の体験事例

看護師の体験事例院内保育所では、預かり時間が長い急な延長でも対応してくれるケースもありました。
また、内線一本で延長申請ができるところもメリットだと思いました。

子どもが帰る時間などが一定で環境も良い

子どもが帰る時間などが一定で環境も良い

院内保育では、圧倒的に子どもを預ける看護職が多いと言え、日勤、夜勤などの時間帯が同じのため、子どもが変える時間が一定となります。

そのため、子どもに1人だけ残っていると寂しい思いをさせることなく、お迎えに行くことが可能でありメリットです。

また、親同士のコミュニケーションも容易で、働く環境が同じのため、収入の格差もそこまでなく、親同士のトラブルや親と園のトラブルなどが起きにくい傾向にあります。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私は院内保育所を利用して、親同士は同じ勤務先の看護師や医師などになるため、情報交換がしやすく、利用していて情報の風通しがとても良かった印象があります。
例えば、園の行事や必要な持ち物の情報、園で流行している感染症などの情報共有がしやすいと感じました。

看護師の体験事例

看護師の体験事例似たような家庭環境の親子が利用しているので、保育園である「もめ事」が起きにくいと感じました。
また、院内保育所は通っている子どもが異年齢でも、一般的な認可保育園や認可外保育園よりも、親同士の交流が持てることがメリットだったと私は感じます。

看護師の体験事例

看護師の体験事例一般の認可保育園や認可外保育園では、各家庭の収入にも差があります。しかし、園生活を送るうえで、どうしても有料になるものもあり、それには各家庭の収入事情は反映されません。(例えばですが、園用の布団を用意しなくてもよい代わりに月3,000円の経費がかかるなど。)
一般保育園では、この経費がかかる部分でクレームが発生することが多々ありました。
院内保育所に変えてからは、全員がそれなりに収入のある家庭のため、経費がかかる部分でもめ事が起きる、再調整が発生するなどの事態は見受けられませんでした。

看護師が院内保育を利用するデメリット

看護師が院内保育を利用するデメリット

一般的な認可外保育園と比較した場合、院内保育所を利用した場合に感じるデメリットを看護師の体験事例も含めて説明していきます。

看護師の退職・転職により子どもの環境が変わってしまう

看護師の退職・転職により子どもの環境が変わってしまう

看護師としてのキャリアや働きやすさ、待遇を考えた場合、転職する場合も多い職種となりますが、一般の認可保育園や認可外保育園では、看護師として勤務先が変わっても、預けたり迎えに行けたりすれば、子どもには影響がありません。

しかし、院内保育は病院の福利厚生の一つのため、一般的に看護師の転職・退職により院内保育所は利用できなくなります。

そのため、親の都合・仕事の都合で子どもの環境がコロコロ変わってしまうことがデメリットとなります。

感染症が蔓延する可能性がある

感染症が蔓延する可能性がある

病院内に院内保育所が併設されている場合、子どもは感染症が蔓延するリスクが高い環境にいることになります。

また、感染症予防に注意している場合でも、迎えに行く親も医療従事者のため、その確率は高くなることがデメリットとなります。

ただし、病院内のため、他の認可外保育園等よりも感染症予防が徹底されている院内保育所がほとんどです。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務した病院では、昨年のコロナ渦の影響で一時的に院内保育が閉鎖されました。
働くことができなくなる看護師もおり、とても負担がありました。また、その他の感染症にも掛かりやすい環境のため、注意が必要です。
ただ、医療従事者のため親同士や、保育士さんと園で流行している感染症などの情報共有がしやすいと感じました。

看護師の体験事例

看護師の体験事例私は院内保育ではなく、病院側が提携している認可外保育園を利用しています。
徒歩7分ぐらいの少し離れた場所にあるため、子どもを預ける親としては近いですし、感染症の心配も院内よりは少ないと感じます。
また、比較的施設自体が大きくつくられていて、ゆとりのある環境で子どもが過ごせています。

園のイベントがある場合は休みが集中する

園のイベントがある場合は休みが集中する

子どもがいる看護師は院内保育所をほとんど利用しており、園のイベントがある場合は、看護師同士の有給休暇の依頼が殺到し、休むことができない状態になることが多いです。

そのため、子どもが行う園のイベントに親として参加できず、デメリットに感じます。

病院によっては園のイベントを調整して行っている場合や、休みたい看護師の希望を聞き、順番に休んでいる場合、休憩時間などに行う場合など、それなりの工夫はあるようです。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務している病院では運動会や発表会などに、まとまって看護スタッフが休んでしまったことがありました。
院内保育園では、イベントを設けていることがあり基本的には土日祝日ですが、それでも同じ部署に院内保育園を利用しているスタッフが多ければ、休み希望が集中していました。
休めたらまだよいですが、休みが集中してしまうためイベントに参加できない場合もありました。

各病院の保育施設の方針で利用しやすさが変わる

各病院の保育施設の方針で利用しやすさが変わる

院内保育所は、病院の福利厚生の一つとなるため各病院で違い、運営方針や施設規模により看護師としての利用のしやすさが変わってしまうことがデメリットです。

例えば、運営方針により、以下のようなデメリットがあります。

  • 勤務がない休日は子どもを預かってもらえない
  • 産休・育休中は子どもを預かってもらえない
  • 施設規模により2人以上の子どもを同時に預けることができない

もちろん、すべてを網羅している院内保育所もありますが、一定のルールが設けられている病院がほとんどだと言えます。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例勤務していた病院の院内保育は、私が休日のときには、子どもを預かってくれないことが多かったです。
また、余裕があり休日に預かってくれる場合でも、追加の費用が発生しました。
そのため、休みがある平日に一人でリフレッシュすることはあまりできませんでした。

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務していた病院の院内保育では、2人目の子どもの産休・育休中には利用できませんでした。
そのため、長子と乳飲み子の次子を一緒にお世話しており、これが本当に大変でした。
院外保育園であれば、産休・育休中でも預けることができるのになぁと何度も感じました。

もっと体験事例を見る

看護師の体験事例

看護師の体験事例私の病院では提携している認可外保育園に子どもを預けており、子ども2人以上でも預けることが可能なのですが、定員がオーバーしており、1人しか預けることができませんでした。
そのため、1人は外部の認可保育園に入れましたが、朝預ける場合や、迎えに行く場合、2か所の保育園を回ることになり、かなり大変でした。

地方自治体や国の補助を受けることが出来ない

地方自治体や国の補助を受けることが出来ない

院内保育所は、認可保育園・幼稚園・認定こども園などの保育料の無償化などの補助を受けることができません。

また、認可外保育所とも院内保育所は異なるため、地方自治体等が行う保育料補助制度なども受けられません。

そのため、費用が掛かってしまう院内保育所を利用した場合は金銭的に保育料がデメリットとなります。

ただし、日勤常勤や非常勤の看護師に該当するもので、フルタイムで日勤・夜勤を行う看護師の場合は院内保育所の方が良い場合も多いと言えます。

看護師が転職時に院内保育を選択するポイント

看護師が転職時に院内保育を選択するポイント

看護師が転職時に院内保育ありの病院・施設求人を選択する場合のポイントや注意点を説明していきます。

院内保育所よりも外部保育園の方がお得な場合もある

院内保育所よりも外部保育園の方がお得な場合もある

看護師としての働き方が日勤常勤(日勤のみ)の働き方をする場合などは、院内保育所を利用するよりは、認可保育園等を検討した方が、保育料が安くなる場合があります

これは、幼児教育・保育の無償化によるもので、園に預け入れることができるのであれば、是非検討してみましょう。

さらに、保育料が多少かかった場合でも、福利厚生に保育補助がある病院を選択することで、掛かる保育料を軽減することが可能です。

そのため、看護師としての働き方を変更できる場合は、合わせて検討しましょう。

 

幼児教育・保育の無償化について

出典:内閣府 幼児教育・保育の無償化について

幼稚園、認可保育所、認定こども園等
幼稚園、認可保育所、認定こども園等
3〜5歳児クラス毎月の利用料が無償。ただし、幼稚園は月額2万5,700円(入園初年度は毎月の利用料に入園料の月割額を加算)を上限とする
0〜2歳児クラス住民税非課税世帯を対象に、毎月の利用料が無償(※)

※「子ども・子育て支援制度」の「兄弟で利用する場合、第2子は半額、第3子は無償」は継続

認可外保育施設等
認可外保育施設等
3〜5歳児クラス月額3万7,000円まで利用料が無償
0〜2歳児クラス住民税非課税世帯を対象に、月額4万2,000円を上限に利用料が無償

※一時保育、ベビーシッター、ファミリーサポートセンター等も含む

幼稚園の預かり保育
幼稚園の預かり保育
3〜5歳児クラス幼稚園の利用に加え、利用日数に応じて最大月額1万1,300円まで無償
就学前の障害児の発達支援施設
就学前の障害児の発達支援施設
満3歳以降の4月1日から小学校入学までの3年間毎月の利用料が無償※

※幼稚園、認可保育所、認定こども園等との併用の場合、ともに無償

転職とセットで院内保育所を必ず利用できるか確約を貰う

転職とセットで院内保育所を必ず利用できるか確約を貰う

院内保育所はスペースに限りがある場合が多く、看護師の入職前には空きがあったものの、転職後に利用できないケースも少なからずあります。

そのため、面接時や雇用契約書(雇用条件確認書)などを貰う際に、必ず転職とセットで院内保育所を子どもの人数、利用できる確約を貰っておきましょう

また、規模が大きな病院によっては、院内保育所が1つ、外部の契約している認可外保育園が2つなど、複数ある場合があり、どの園が利用できるのかも合わせて確認しておきましょう。

子どもを預けられる人数と年齢を確認する

子どもを預けられる人数と年齢を確認する

看護師が院内保育所を利用する場合、

  • 子どもを預けることができる人数
  • 子どもを受け入れられる総数
  • 子どもを預けられる年齢
  • 近くの学童保育などと連携をしていないか

以上のことを確認しておきましょう。

子どもを受け入れられる総数が、定員ギリギリの場合、2人目の子どもなどを生んだ場合には預けることが出来なくなる可能性もあります。

また、子どもを預けられる年齢は3歳までなども多いですが、各院内保育所によって違うため、必ず確認しておきましょう。

さらに病院などによっては学童保育と連携しており、小学6年生まで預けることも可能です。

院内保育所のルールの詳細を確認する

院内保育所のルールの詳細を確認する

院内保育所には、様々なルールが存在します。

そのため、必ず転職を決める前に、以下のことを確認しながら院内保育所の利用規約(利用のルール)などを貰い、検討しましょう

  • 保育施設の費用と利用できる日数など基本的なこと
  • 利用できる雇用形態の確認(常勤・非常勤など)
  • 利用できる時間(日勤帯・当直帯・平時勤務・24時間)
  • 仕事中以外でも利用できるかの確認
  • 残業を行った場合の延長対応や料金の詳細
  • 子どものアレルギーに対しての対応
  • 保育施設利用の費用以外に掛かる費用

特に、院内保育所であれば、24時間子どもを預けることができる場合がほとんどですが、「あくまでも対象の看護師が勤務中の場合のみ」が多く、休日や勤務時間外は預けることができない場合が多いと言えます。

融通が利きやすい場合も多いですが、重要事項は確認しておきましょう。

保育士さんの人数や対応・雰囲気などを確認する

保育士さんの人数や対応・雰囲気などを確認する

院内保育でも保育士の配置基準が、子どもの年齢によって決められています。

そのため、園児の数を確認の上、保育士の人数を合わせて確認しておきましょう

(11時間以上の保育の場合は、園児1人の場合を除き、常時2人以上の職員が必要です。)

また、保育士さんの対応・雰囲気に関しては、

  • 保育士の表情や子どもたちの表情
  • 保護者とのコミュニケーション
  • 子どもがのびのび遊べているか
  • 保育士に笑顔が見られるか

などを基準に、院内保育所見学の際に確認しておきましょう。

院内保育所での保育士の配置基準

院内保育所での保育士の配置基準

院内保育所、及び託児所(認可外保育園)の保育士の配置基準(11時間以内)については以下の通りです。

※11時間以上の保育の場合、常時2人以上の職員が必須です。(児童が1人の場合を除く)

0歳の子ども3人に対して保育士1人
(3対1)
1~2歳は子ども6人に対し保育士1人
(6対1)
3歳の子ども20人に対し保育士1人
(20対1)
4歳以上30人に対し保育士1人
(30対1)

出典:厚生労働省 院内保育等の推進について

院内保育所は転職前に必ず見学する

院内保育所は転職前に必ず見学する

基本的に院内保育所であれば、施設見学の際に見学することが可能です。

しかし、契約している外部の認可外保育園などは、病院から少し距離もあるため、見学を行わない場合、又は見学ができない場合などがありますが、転職前には必ず見学するようにしましょう

どの保育園でも言われていることですが、見学できない園は何らかのトラブルや事情を抱えている場合があり、おすすめできないからです。

また、見学時にチェックする一般的な項目としては、先ほど説明した保育士の対応・雰囲気も合わせて、以下の通りです。

  • 園内の清潔感や広さ
  • 施設の設備(園庭・保育室・トイレなど)・安全性
  • 行事の頻度
  • 用意が必要なもの(オムツや寝具など)
  • 給食などの献立表や軽食・おやつ
  • 防犯・防災対策状況

院内保育所のため、ある程度安心すると思いますが、分からないことや気になることがあれば、必ず確認しておきましょう

看護師転職サイトを活用する

看護師転職サイトを活用する

院内保育所がある病院・施設は比較的多い傾向にあり、転職先に悩む場合もあるでしょう。

しかし、問題点として院内保育のルールや詳細は、看護師の求人募集には細かく記載されていることが少なく、求人の募集要項だけでは決めることが出来ない現状です。

また、院内保育所以外のも、働くための希望条件もあり、細かく自分自身で探すのはとても困難で骨が折れます。

そのため、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を必ず活用しましょう。

看護師転職サイトであれば、「院内保育所+看護師の希望条件」に合わせて求人をまずはピックアップしれくれます。

求人のピックアップ後に、気になる病院には問い合わせ又は、詳細情報を教えてくれるため、院内情報を詳しく知ることができ、院内保育の詳細情報も面接前に把握することが可能です。

しかし、看護師転職サイトの活用は必須と言えますが、どの看護師転職サイトでも行ってくれるわけではありません

そのため、以下で看護師に人気があり、院内情報にも詳しい看護師転職サイトをご紹介します。

院内保育ありの病院の看護師求人が多い転職サイト

院内保育ありの病院の看護師求人が多い転職サイト

院内保育ありの看護師求人が豊富な、看護師転職サイト(看護師専用のエージェント)をご紹介します。

また、ご紹介する看護師転職サイトは以下の条件を満たしています。

  • 院内保育ありの求人が豊富であること
  • 院内情報に詳しい、又は調べてくれる転職サイトであること
  • 看護師への転職支援サービスが充実していること(完全無料)
  • 利用する看護師に人気があること

また、希望条件が多い看護師の方は求人が見つかりにくい可能性もあるため、2社以上の複数登録を行っておきましょう。

院内保育あり求人最多!看護のお仕事

看護のお仕事

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸2重丸2重丸2重丸
サイト名看護のお仕事
運営会社レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数134,284件
(2022年6月08日時点)
非公開求人豊富
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤、夜勤専従パート、非常勤、派遣、紹介予定派遣
対応施設総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・看護師の転職求人が豊富
・転職支援サービスが手厚い
・転職の相談から行える
・院内・施設内情報に強い

看護のお仕事は、看護師転職サイトの中で看護師求人数が最も多いサイトであり、院内保育ありの看護師求人は断トツで豊富です。

また、ハローワーク求人もカバーしているため、漏れなく条件が良い看護師求人を見つけてもらいやすいと言えます。

さらに、病院へのインタビューは年間5,000回以上行っており、院内情報にも詳しく院内保育所の情報も多く保有しています。

そのため、院内保育ありの看護師求人を探す場合には、利用が必須の看護師転職サイトです。

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/

規模が大きな病院豊富!マイナビ看護師

マイナビ看護師

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸2重丸2重丸2重丸
サイト名マイナビ看護師
運営会社株式会社マイナビ
公開求人数59,647件
(2022年6月08日時点)
非公開求人とても豊富(保有求人全体の約40%非公開)
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネジャー
対応 雇用形態正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他
対応 勤務形態常勤(二交替制)、常勤(三交替制) 、夜勤なし、夜勤専従
対応施設病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業(CRA、CRCなど)、保育施設 、その他
対応 診療科目美容外科、小児科、産科、婦人科(レディースクリニック)、整形外科、循環器内科、心療内科、消化器外科、心臓血管外科、スポーツ整形外科、脳神経外科、眼科、形成外科、消化器内科、歯科、精神科、血液内科、外科、内科、神経内科
対応配属先病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・転職の相談から行える
・キャリアアドバイザー親切丁寧
・退職交渉も可能
・企業系のレア求人を豊富に保有

マイナビ看護師は、大手転職会社のマイナビグループが運営していることもあり、規模が大きな病院や施設が豊富であり、そのため院内保育が充実している病院を見つけやすいと言えます。

また、看護師求人の40%以上が非公開求人となるため、会員登録後に条件が良い看護師求人を紹介して貰うことが可能です。

担当者も丁寧にアドバイスしてくれるため、利用する看護師にも人気があり、院内保育ありの病院へ転職を考える場合は活用しましょう。

公式サイト:https://kango.mynavi.jp/

情報収集から利用可能!ナースではたらこ

ナースではたらこ

転職相談面接対策条件交渉退職相談
まる2重丸2重丸三角
サイト名ナースではたらこ
運営会社ディップ株式会社
公開求人数94,502件
(2022年6月08日時点)
非公開求人豊富
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 勤務形態常勤、非常勤、日勤のみ、夜勤専従
対応施設病院、クリニック、介護施設、デイサービス、訪問看護、企業その他
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・非公開求人が豊富
・希望条件に合う求人が見つかりやすい
・希望する病院・施設へ転職可能な逆指名転職がある

ナースではたらこは、看護師のキャリアプランやライフプランの相談から行うことを重視している看護師転職サイトです。

そのため、情報収集のみの看護師登録も歓迎しており、院内保育を利用したことがないけどメリットやデメリットが知りたい、私が転職出来るエリアでどのような病院があるのか知りたいなど、相談からはじめることが可能です。

転職が初めての方や不安がある方は利用しておきましょう。

公式サイト:https://iryo-de-hatarako.net/

まとめ

看護師として子育てと家庭を両立していく方法は難しいですが様々存在し、院内保育所を活用する場合もその一つです。

また、一人ひとりのライフスタイルによって、院内保育所のメリット・デメリットは異なり、院外の認可保育園や認可外保育園等の方が、都合が良い場合もあります。

しかし、看護師は、病院等の福利厚生が整った施設に転職することで、院内保育所を利用でき、他人よりも保活を優位に進めることが可能な仕事です。

是非、比較検討しながら自身のお子さんに合った保育園を選択してください。

参考文献等

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