現役看護師の「なるには」ガイド

産業保健師・産業看護師になるには?違いや健康管理室・企業医務室の転職

産業保健師と産業看護師に違いはありますが、一般企業に所属し企業内医務室や健康管理室で働く場合は、あまり看護師でも保健師でも変わりがないと言えます。

このページでは、産業保健師・産業看護師になるために必要な情報や違い、健康管理室・企業医務室で働く看護師・保健師の仕事内容や転職求人の探し方を看護師の体験事例も含めて説明していきます。

産業保健師・産業看護師の違い

産業保健師・産業看護師の違い

産業保健師と産業看護師の違いとしては、以下の通りです。

産業保健師産業看護師
定義会社(一般企業)の中で働く社員の健康づくりや病気の予防をサポートする保健師一般企業で働く看護師
(別名:企業看護師)
保有資格保健師免許看護師免許のみ
主な職場一般企業の医務室・健康管理室多様化
(一般企業の医務室・健康管理室を含む)
指導特定保健指導が可能特定保健指導は、
一定の条件を満たす看護師のみ

以上のような違いがあり、以下で転職した看護師の体験事例も含め、詳しく説明していきます。

産業保健師について

産業保健師について

産業保健師は、一般企業に属して働き、会社の中で働く社員の健康づくりや病気の予防をサポートする仕事を行う保健師を産業保健師と言います。

主な職場としては、企業内に設置された健康管理室や医務室となりますが、職務を兼任して総務や人事部門で働く場合もあります。

基本的に健康な人を予防する役割を担う専門家としての保健師の役割は変わりませんが、勤務する企業により、大きく仕事内容が変わるため注意しましょう。

また、市役所や保健所等の地方自治体に勤務する保健師を一般的に「行政保健師」と言います。

看護師から産業看護師への転職体験事例

看護師から産業保健師への転職体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例(33歳/看護歴11年/東京都)
私は病院で看護師として働いており、特に神経内科病棟に長く勤務していました。年齢と共に、徐々に夜勤をすることが辛くなっていき、神経内科という終わりがない慢性期の患者の看護に限界を感じてきていました。
また結婚を機に、家族と予定を合わせたいと思い土日休みになりたいと考えるようになり、そのため今後は長く働ける日勤だけの勤務に転職しようと思い、転職活動を始めました。
もともとOLのように都心やオフィスのような場所で働きたいと思っており、産業保健師は企業で働くことができるため、自分の条件に合うと思いました。
転職後の仕事・やりがい
産業保健師として働き、従業員に対し特定保健指導を行った結果、対象者の方が、検査データの改善が見られたり、減量に成功されたりした時は、産業保健師として嬉しい出来事でした。
ただ、病院の看護師に比べて、産業保健師は人から感謝される機会が圧倒的に少ないので、それは予め覚悟しておいた方が良いと思います。
また、企業によっては産業保健師が、社員へ向けて健康講話を行ったり、職場を巡回したりするところもありますが、どこの企業にいっても、産業保健師の役割が「社員の健康管理」であることには違いありません。

産業看護師(企業看護師)について

産業看護師(企業看護師)について

産業看護師とは、医療や介護の現場ではなく、一般企業で働く看護師を指します。企業で働くことから「企業看護師」とも呼ばれます。

主な職場例としては、以下の職場・職種が挙げられます。

  • 一般企業の医務室・健康管理室の勤務
  • 治験コーディネーター(CRC)
  • 治験関連の企業勤務
  • 保険会社等に勤務し、コールセンター業務など
  • 医療機器メーカーに勤務し営業サポート(クリニカルスペシャリスト・フィールドナース)

一例ですが、看護師が一般企業で働く職場は多様化しています。

こちらでは、産業保健師と合わせて一般企業の医務室・健康管理室の勤務の看護師を産業保健師として説明していきます。

看護師から産業看護師への転職体験事例

看護師から産業看護師への転職体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例(40歳/看護歴19年/神奈川県)
私は総合病院(377床)の病棟に勤務していましたが、病気を患い、病気から復帰後、半年して再び体調を崩してしまい、治療・リハビリに専念する目的と同時に働き方を考えようと退職しました。
日勤だけで身体に負担の少ない仕事を探していた時に、ある1冊の本を読み「産業保健」という分野があることを知りました。
自身が、病気と健康、働く事について考えていた時期でもあり、働く人の健康をサポートする仕事にとても魅力を感じ、「産業保健」への転職を決意しました。
転職後の仕事・やりがい
産業看護師(企業看護師)として働いてみた私のやりがいは、「健康」をテーマに社員にアプロ―チを行うことです。
社員の方々も「健康」に対する意識が高まってきており、健康講話を行った際は、「もっとやってほしい」「(活動を)続けて欲しい」などの声を聞くことができます
自身の活動が、少しでも誰かの役に立っていると感じる時に「やりがい」を感じ、もっと頑張ろうと思います。
また、病院で看護師をやっていた頃に比べ体力的な負担が少なく、規則正しい生活を送れるようになったため体調もよくなり、自己研鑽の時間を積極的にとるようになりました。
研修会やセミナーに参加し、取得した新しい知識を業務に活かせるという点でも「やりがい」を感じます。

健康管理室・企業医務室勤務の産業保健師・看護師の仕事内容例

健康管理室・企業医務室勤務の産業保健師・看護師の仕事内容例

産業保健師、産業看護師の仕事内容の幅は広く、所属する企業によって変わり、実際に看護師が働いた企業の1日のスケジュールは以下の通りです。

8:30~出勤
ショートミーティング(1日の予定を確認)
メール確認や返信、面談調整など
10:00~部署訪問、健康講話
11:00~メール確認や記録
13:00~産業医との面談を同席
14:00~メール確認や記録
15:00~産業医との面談を同席
16:00~記録、翌日の面談準備
17:30退社

(※健康講話は、申し込みのあった部署へ出向きテーマに沿って話を保健師又は、看護師が行います。)

一般企業の健康管理室・企業医務室等に勤務する産業看護師、又は産業保健師の仕事内容例を、実際に働いた看護師の体験事例を元に説明しています。

健康診断の対応・管理・手配

健康診断の対応・管理・手配

産業保健師・産業看護師が採用される大企業では、一般的に1年に1~2回のペースで職員の健康診断を行います。

企業の中で特設会場を設置し健康診断が行われることもあれば、会社の近くにある健診センターで行う場合もありますが、いずれにしてもこれらの手配は全て所属する産業保健師・産業看護師が行う仕事になります。

看護師・保健師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務している企業では、自社で健診を行っていたため、以下のような一連の流れを、産業保健師(又は産業看護師)が管理していました。

  • 健診のスケジュール管理
  • 問診対応
  • 健診後の判定業務(産業医)のサポート
  • 結果の発送
  • その後の受診確認
  • 受診勧奨

また、必要に応じて対象者には、従業員には保健指導を行い、病気の予防にも努めていました。

従業員のストレスチェック

従業員のストレスチェック

2015年の改正労働安全衛生法施行に伴い、産業保健師(産業看護師を含む)の仕事の1つに「ストレスチェック」が加わりました。

従業員50人以上の企業においては、ストレスチェックの実施が義務化されています。

ストレスチェックの流れとしては、一般的に以下の通りです。

  1. ストレスチェックシートを全授業員に配布
  2. 産業保健師・産業看護師が結果を集計
  3. ハイリスク者をあぶりだし、産業医面接に繋げる
  4. 従業員の傾向を把握し、職場環境改善に繋げる

ストレスチェックは導入されて数年しか経過していないため、所属する企業によって行い方も違うため、注意しておきましょう。

看護師・保健師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例私が勤務していた企業では、ストレスチェックなどは年間のスケジュールで決められていました。
そのため、健康診断やストレスチェックなどを行う時は、産業保健師・産業看護師の繁忙期となっていました。

健康問題を抱える従業員との個人面接

健康問題を抱える従業員との個人面接

産業保健師・産業看護師は、所属する企業によっては、身体の悩みや心の悩みを抱える従業員の個人面接も行うことが仕事の1つです。

当事者の従業員が直接、面接に来ることや、健診の結果を確認後、産業保健師・産業看護師から声をかけることもあります

また、管理職から、部下との面接を依頼されることもあり、そのほかには、勤務中に怪我をした人の手当て、体調不良になった人の看護など、学校の保健室でやっているような業務に近い仕事内容となります。

これらの情報は、産業医らと共有され、状況に応じて産業医面接に繋げていきます。

看護師・保健師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例看護師から産業保健師(産業看護師)に転職してからは、一緒に働く事務職の方や、面談する従業員に、医療の常識や医療用語が通じない事にも苦労しました。
病院やクリニックでは、医療職ではない事務職の方でも、医療に理解があると思いますが、一般企業にいる従業員は、そうではありません。
そのため、円滑にコミュニケーションをとれるようになるまで、私はかなり時間がかかりました。

産業医との連携・面談の同席

産業医との連携・面談の同席

所属する企業によりますが、産業医は外部の医師が多いため、産業医と従業員が面談するためのスケジュール管理や、立ち合いなどの連携業務も、産業保健師・産業看護師の仕事の1つとなります。

保健師、看護師として従業員の状況を正確に報告する必要があり、信頼関係を産業医と構築することが必須と言えます。

看護師・保健師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例産業医面談へ同席は、看護師として書類系のサポートや窓口調整としての役割を担っていました。
外来診察の介助については、スタッフ間で協力し、空いている産業保健師・産業看護師が対応していました。
また、私が勤務した企業では年に1度、産業医が社内を巡視するのですが、その際の同行も産業保健師・産業看護師が行っていました。

健康教室の開催

健康教室の開催

勤務する企業によっては産業保健師・産業看護師が「健康教室」によるポピュレーションアプローチを行う場合があり、緊張する仕事の1つです。

ポピュレーションアプローチとは、多くの人々が少しずつリスクを 軽減することで、集団全体としては多大な恩恵をもたらす事に注目し、集団全体をよい方向にシフトさせること。
(引用:国立保険医療科学院より

基本的にはエビデンスに基づいた企画の提案を行い、予算を通し、当日できるだけ多くの従業員に来ていただくよう工夫するなど、かなり労力が伴う仕事となります。

健康教室の題材例としては、以下のことが挙げられます。

  • 始業前体操キャンペーン
  • 肩スッキリ教室
  • 健康生活月間 スッキリ睡眠コース
  • 外国人労働者向けの健康講和
  • アドラー心理学を活かした新入社員健康教育
  • 自分の肺年齢を調べてみよう

ただ一方的に産業保健師・産業看護師が話すだけでは受講者も飽きてしまうため、どのように参加者を巻き込み、どこで笑いをとるかなどを緻密に考えていく必要があり大変です。

看護師・保健師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例産業保健師(産業看護師)となって行った「健康講話」は、看護師時代に行ったことがないことであり、もちろん未経験で、最初はとても緊張しました。
発表原稿を作成し練習を重ねたり、他のスタッフのつてで発声、滑舌のトレーニングをしてくれる講師の先生もとで何度かレッスンを受けたりしました。
そのため、人前で話すことが苦手な方は苦労すると思います。
また、「保健指導」に関しても看護師時代には経験がなく、セミナー参加や、本を購入しスキルの習得に努めました。

その他の仕事

その他の仕事

勤務する企業により様々ですが、産業保健師・産業看護師として働きながら会社の事務や人事の補助と兼任して働く場合があるため、事務や人事が仕事内容となる場合もあります

また、日々のメール対応や「健康便りの作成、健康講話の準備」などの書類作成といった雑務を行う必要があり、会社としてイベントがある場合などは「イベント時の救護対応」も産業保健師・産業看護師の仕事です。

看護師・保健師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例産業保健師(産業看護師)として働き「ビジネススキル」の習得が一番苦労しました。
電話対応、ビジネスメール、名刺交換などなど、看護師時代には全く未経験であったため、ギャップが大きく、慣れるのに苦労しました。
企業で働くようになってから、ビジネスマナーのセミナーに参加することや、ビジネスメールは何冊か本を購入し対応し、ほかのスタッフはどのように勉強しているのかを聞いて、参考にしました。
企業への転職のため、面接時もビジネスマナーが最低限、出来ているかどうかは確認されることだと思います。

看護師から産業保健師・産業看護師になるには?

看護師から産業保健師・産業看護師になるには?

看護師から産業保健師、産業看護師になるためには、上画像のような流れとなります。

  • 保健師免許がある場合:産業保健師の求人を探す
  • 看護師免許のみの場合:産業看護師(産業保健看護職)の求人を探す

「保健師免許を保有しているか」「看護師免許のみか」で多少変わり、保健師免許を保有していたほうが求人数は多いと言えるでしょう。

転職するために保健師免許は必須?

転職するために保健師免許は必須?

「産業看護師」や「産業保健看護職」の場合は、保健師免許が必ず必要という訳ではありません

そのため、(正)看護師免許のみでも産業看護師、産業保健看護職として企業内医務室や健康管理室で働くことが可能です。

ただし、企業内医務室や健康管理室に勤務する以上、保健師免許があった方が採用試験には受かる可能性がアップすると言えるでしょう。

どうしても産業保健師や産業保健看護職(産業看護師)として働きたい方は、保健師資格を取得することをおすすめします。

 

看護師免許のみの場合、特定保健指導の問題もある

看護師免許を取得していれば、特定保健指導を行うことも可能ですが、一定の実務経験が必要となります。(平成35年度(令和5年・2023年)末まで)

そのため、企業側が特定保健指導を行ってほしいと考える場合や、他に保健師が在籍していない場合などは、保健師免許が必須となる場合が多いと言えます。

看護師が特定保健指導を行うための一定の要件とは?

看護師が特定保健指導を行うための一定の要件

看護師として特定保健指導を行うための一定の要件とは、2022年時点で以下の通りです。

1年以上、保険者が保健事業として実施する生活習慣病予防に関する相談及び教育の業務又は事業主が労働者に対して実施する生活習慣病予防に関する相談及び教育の業務に従事した経験を指す。
引用:厚生労働省 標準的な健診・保健指導プログラム 

ただし、こちらの内容は平成35年度(令和5年・2023年)末までとなっており、今後どのようになるかは不明確なものとなります。

臨床経験又は保健師の勤務経験は必要?

臨床経験又は保健師の勤務経験は必要?

採用される企業によって全く異なりますが、多くの場合、以下の3つのパターンとなります。

  1. 勤務経験等が全く求められない場合
  2. 看護師としての臨床経験(病院等での経験)が求められる場合
  3. 保健師としての勤務経験が求められる場合

勤務経験が求められない場合でも、転職の場合は「今までどのような実績を積んできたのか」という確認は面接で必ず行われます。

また、企業によっては看護職のことを理解しておらず、「看護師としての勤務経験」と記載している場合がありますが、多くの場合は「臨床経験(病棟での経験)」を指している場合が多いと言えるでしょう。

募集によって様々ですが、必要な経験年数は一般的に2年~10年の間が多いと言えます。

※産業保健師・産業看護師の仕事の中で臨床経験が役に立つ場面は存在しますが、さほど必要なく、看護師・保健師の経験や、今までの職歴を見られると考えておきましょう。

実際の産業保健師・産業看護師の求人募集例

「産業保健看護職」と「産業保健師」の実際の募集例を3つご紹介します。

大手の自動車企業

大手の自動車企業の看護師、又は保健師の求人例

職種産業保健看護職
仕事内容<従業員の健康管理業務>
企業内に常駐し、健康管理に関する業務をご担当いただきます。
・従業員の健康サポート
・メンタルヘルス
・健康診断に関わる業務
・ストレスチェックの実施
・産業医との連携
・会社全体の健康経営の企画・推進など
雇用形態正社員
必要資格必須:看護師免許
(保健師免許:あれば尚可)
必要経験・年齢経験:病院での現場経験のある方を優遇いたします
年齢:〜59歳(定年を上限)
給与月給:184,000円〜218,000円
賞与:計5.10ヶ月分(前年度実績)
勤務時間・休日就業時間:8時00分〜17時05分
休日:土曜日、日曜日、その他
週休二日制:毎週
その他:GW休暇、夏季休暇、年末年始休暇(それぞれ9日程度の連休あり )
選考方法・書類選考(履歴書・職務経歴書)
・筆記試験
・面接(予定2回)
大手電機機器メーカー

大手電機機器メーカーの産業保健師求人例

職種産業保健師
仕事内容・疾病予防、健康管理教育指導、各種健康診断の管理・運営
・社員の健康推進についての企画・提案
・緊急時の応急処置
・休職者の復職支援
・労働安全衛生業務
・上記業務等における産業医のサポート
雇用形態正社員
必要資格必須:保健師
必要経験・年齢経験:企業・病院・行政等での健康支援経験10年以上が望ましい
年齢:〜59歳(定年を上限)
給与月給:265,100円〜307,000円
賞与:〜1,235,000円(前年度実績:年2回)
勤務時間・休日就業時間:8時15分〜16時45分
休日:会社カレンダーにより別途定める・GW、夏季、年末年始に連休有り
選考方法・書類選考
・面接試験
大手百貨店

大手百貨店の産業保健師求人例(パート)

職種産業保健師
仕事内容社員の健康管理全般をお願いします。
社員の健康管理、維持向上に関する業務総務人事や産業医と連携して、社員の健康な就業をサポート、傷病対応、心身の健康相談、健康診断の結果のフォロー、ストレスチェックなどの業務。
雇用形態パート・アルバイト
必要資格必須:保健師
必要経験保健師として1年以上の経験がある方
給与時給:1,800円〜1,900円
勤務時間・休日就業時間:10時15分〜17時15分
休日:土曜日、日曜日
週休二日制:毎週
選考方法面接(予定2回)

産業保健師・産業看護師求人の探し方とは?

産業保健師・産業看護師求人の探し方とは?

産業保健師や産業看護師の求人の探し方を、看護師の体験事例を含めながら説明していきます。

また、求人が出る時期ですが、欠員募集となる場合が多いため、常にチェックする必要があります。

看護師の体験事例(求人の探し方)

看護師の体験事例

看護師の体験事例(33歳/看護歴11年/東京都)
今までの転職も看護師転職サイトに紹介してもらっていたので、同じように依頼することにしました。
1つの看護師転職サイトにしか求人依頼をしていない企業も多く、求人倍率が高いので、エントリーできる数を多くするために複数のサイトに登録しました。
結果的に、現在は「看護のお仕事」に紹介していただいた企業で働いています。
私は看護師転職サイトに登録してからも、毎日求人情報を見て新しい求人が出ていないか確認していました。

看護師の体験事例

看護師の体験事例(40歳/看護歴19年/神奈川県)
「産業保健」の分野は、保健師の求人が多く看護師のみの資格では、応募できる求人に限りがありました。
また、求人情報が少ないため、情報収集に苦労しました。
インターネットからの情報収集に加え「産業保健セミナー」へも参加し、生の情報を入手しながら転職活動も進めました。
さらに、看護師転職サイトの担当者からお聞きしましたが、「産業保健師」の分野は非公開求人(インターネットで公開募集されない求人)の場合が多く、複数の転職サイトにも登録しました。
最終的には、相性が良かった1社とやり取りを行い、面接・履歴書・職務経歴書などの企業向けのアドバイスをもらい、実際に転職・仕事をスタートすることが出来ました。

看護師の体験事例

看護師の体験事例(35歳/看護歴10年/東京都)
産業保健師や産業看護師の求人は、パソコンやスマホと向き合い求人を探すよりは、看護師転職サイトを複数登録して探したほうが楽なのでおすすめです。
ただ、とても求人が出にくいですし、採用されるかも分からないため、働きながら転職活動することをおすすめします。
また、探し方ではなく、注意点となりますが、基本的に産業保健師・産業看護師を採用している企業は、福利厚生が充実している大企業が多いため問題ありませんが、企業により福利厚生の内容が違います。
病院時代に当たり前だと思っていることが一切通用しないので、しっかりと調べておいた方が良いと思います。
給与の事だけを考えれば、病院看護師のほうが良かった(月収35万円→25万円ぐらい)ですが、休日が休みな事や夜勤がないこと、職場の人間関係に恵まれていることなどを考慮すると私は病院に戻りたいとは思いません。

ハローワーク求人に稀に出る

ハローワーク求人に稀に出る

産業保健師・産業看護師の転職求人は、ハローワーク求人に稀に募集されていることがあります。

ハローワークに出る理由として、求人会社に依頼しなくても看護師や保健師の募集が多く集まるからであり、看護師や保健師にとっても、人気がある求人ため、なるべく日々チェックしながら求人を探す必要があります。

ハローワークはインターネット上でも求人が検索できるため、詳しくは「看護師がハローワークを完璧に活用するため知識!注意点から失業保険(雇用保険)まで」を確認しておきましょう。

看護師転職サイトの場合は非公開求人となる

看護師転職サイトの場合は非公開求人となる

看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)でも、健康管理室や企業医務室の産業保健師、産業看護師求人の募集を行う場合がありますが、多くの場合は「非公開求人となります。

非公開求人になる理由として、健康管理室や企業医務室は働く環境が安定しており、1名程度の募集であることがほとんどです。

そのため、1名の募集に看護師の人気が殺到してしまい、仕事にならなくなるため、インターネット上に出ない非公開求人となります。

また、看護師転職サイトに求人が出る理由としては、以下のことが考えられます。

  • 看護師・保健師の職務経歴をある程度考慮し、選考を進めたい場合
  • 優秀な看護師・保健師の人材を発掘したい場合
  • 急ぎで人材を探している場合(欠員が出た場合)
  • 応募が殺到することを避け、業務的に効率化したい場合

企業にとっても看護師転職サイトは有効に使える採用ツールとなり、ハローワークには出ていない健康管理室や企業医務室の求人があることも事実です。

おすすめの産業保健師・産業看護師求人の探し方

おすすめの産業保健師・産業看護師求人の探し方

おすすめの産業保健師・産業看護師求人の探し方は、ハローワーク求人も網羅しており、かつ非公開求人が多い看護師転職サイトを利用することです。

昨今、看護師の幅広い転職をサポートするために、看護師転職サイトでもハローワーク求人を掲載、確認しているサイトが増えてきており、ハローワーク求人がカバーできていれば、健康管理室や企業医務室の求人を見落とすことはありません。

また、非公開求人が全くない看護師転職サイトもあり、健康管理室や企業医務室の産業保健師、産業看護師求人を探す場合には、非公開求人が多い転職会社を利用することが必須です。

以下でご紹介する看護師転職サイトを活用していきましょう。

企業看護師・産業保健師求人がある非公開求人が豊富な転職サイト

企業看護師・産業保健師求人がある非公開求人が豊富な転職サイト

企業看護師・産業保健師を初めて目指す場合、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を利用することは、以下の理由から必須と言えます。

  1. 履歴書・職務経歴書のアドバイスを貰うため
  2. 一般的なビジネスマナーを学ぶため
  3. 面接対策を行ってもらうため

以上、3つの理由です。病院等の医療機関での勤務経験しかない場合は、必ず利用しておきましょう。

企業看護師・産業保健師の求人は企業のため必ず「書類審査」と「面接」があります。

書類審査は、一般的な履歴書・職務経歴書のマナー(ルール)が守られていることが大前提で、そこからプラスアルファ内容の審査となり、看護師の場合は、マナー(ルール)さえ守れていない場合があるためです。

また、面接も服装やビジネスマナー、質問への回答などの面接対策が必要であり、病院やクリニックに転職する気持ちではおそらく受かることはないでしょう。

そのため、看護師転職サイトは、最終的に求人を紹介しもらえなかったとしても利用しておきましょう。

さらに、健康管理室や企業医務室はレア求人となるため、以下でご紹介する非公開求人が多い看護師転職サイトに(3つ~5つ程度)複数登録を行いましょう。(求人がないと転職が始まらないため、求人を探すために複数登録します。)

やり取りする中で求人を探してもらい、最終的にメインで利用する看護師転職サイトを1つに絞り込んでいきましょう。

企業医務室の求人がある!看護のお仕事

看護のお仕事

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸2重丸2重丸2重丸
サイト名看護のお仕事
運営会社レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数135,867件
(2022年8月5日時点)
非公開求人豊富
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤、夜勤専従パート、非常勤、派遣、紹介予定派遣
対応施設総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・看護師の転職求人が豊富
・転職支援サービスが手厚い
・転職の相談から行える
・院内・施設内情報に強い

看護のお仕事は、看護師転職サイトの中でも一番看護師求人数が多く、企業医務室、健康管理室の求人で転職した看護師も多く、実績があります

さらに、ハローワーク求人もカバーしており、漏れなく産業保健師、産業看護師の求人を探すことが出来ます。

産業保健師、産業看護師へ転職を考えるのであれば、必ず利用しておきましょう。

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/

非公開求人が断トツ多い!マイナビ看護師

マイナビ看護師

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸2重丸2重丸2重丸
サイト名マイナビ看護師
運営会社株式会社マイナビ
公開求人数61,050件
(2022年8月5日時点)
非公開求人とても豊富(保有求人全体の約40%非公開)
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネジャー
対応 雇用形態正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他
対応 勤務形態常勤(二交替制)、常勤(三交替制) 、夜勤なし、夜勤専従
対応施設病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業(CRA、CRCなど)、保育施設 、その他
対応 診療科目美容外科、小児科、産科、婦人科(レディースクリニック)、整形外科、循環器内科、心療内科、消化器外科、心臓血管外科、スポーツ整形外科、脳神経外科、眼科、形成外科、消化器内科、歯科、精神科、血液内科、外科、内科、神経内科
対応配属先病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・転職の相談から行える
・キャリアアドバイザー親切丁寧
・退職交渉も可能
・企業系のレア求人を豊富に保有

マイナビ看護師は、グループ内で大手企業との付き合いも多く、企業医務室、健康管理室の求人を非公開求人として保有している場合があります。

また、どの看護師転職サイトよりも非公開の求人が多く全体の約40%は非公開求人となります。

上記の看護のお仕事と合わせて、必ず利用しておきましょう。

公式サイト:https://kango.mynavi.jp/

ハローワーク求人もある!ナース人材バンク

ナース人材バンク

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸マル2重丸三角
サイト名ナース人材バンク
運営会社株式会社エス・エム・エスキャリア
公開求人数69,564件
(2022年8月5日時点)
非公開求人とても豊富
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師、看護学生
対応 勤務形態常勤、日勤のみ、夜勤あり、夜勤のみ、非常勤
対応施設病院、クリニック、訪問看護、企業・学校・保育園、居宅介護支援事業所、有料老人ホーム、地域包括支援センター、デイサービス事業所、訪問介護事業所、グループホーム、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、デイケア事業所、ショートステイ事業所、小規模多機能、訪問リハビリ事業所、訪問入浴事業所、介護療養型医療施設、看護小規模多機能居宅介護
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・非公開求人が豊富
・大規模病院、介護施設の求人が豊富
・希少価値が高い求人も多い

ナース人材バンクは、年間10万人以上の利用者がいる看護師転職サイトであり、ハローワークの求人もカバーしており、産業保健師、産業看護師の転職を考える場合、利用しておきたい転職サイトです。

また、運営企業は東証一部上場企業のため、企業医務室、健康管理室も掲載されやすいと言えます。

公式サイト:https://www.nursejinzaibank.com/

企業看護師をサポート!医療ワーカー

医療ワーカー
相談求人数条件交渉フォロー
まるまる三角三角
サイト名医療ワーカー
運営株式会社トライト
公開求人数59,174件
(2022年8月5日時点)
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態正社員、パート・アルバイト、派遣
対応 勤務形態常勤(夜勤あり)、常勤(日勤のみ)、常勤(夜勤のみ)
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

医療ワーカーは、企業への看護師転職もサポートしてくれる看護師転職サイトです。

そのため、企業看護師(産業看護師)を目指す場合は必ず登録しておきましょう。

また、産業保健師の求人も少なからずあり、都市部を中心として看護師人材を紹介しているため、企業医務室、健康管理室求人も集まりやすいと言えます。

公式サイト:https://iryouworker.com/

保健師の実績を積みたい場合!MCナースネット

MCナースネット

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸マルマル三角
サイト名MCナースネット
運営会社株式会社メディカル・コンシェルジュ
公開求人数16,730件
(2022年8月5日時点)
非公開求人とても豊富
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態常勤、派遣、非常勤・パート、委託
対応施設病院、クリニック、訪問看護、デイサービス、訪問入浴、介護施設、企業、コールセンター、ツアーナース、巡回健診、学校・保育園、行政、イベント、薬局、その他
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・全国26拠点
・派遣と常勤(正社員)求人に強い
・全国の求人が豊富
・基本的にほとんどが非公開求人

MCナースネットは、正職員、パート、派遣の働き方をサポートする看護師転職サイトですが、今回は保健師として実績を積みたい場合に利用をおすすめします。

産業保健師の求人募集の中には、「保健師としての実務、経験が必要な場合」があります。

これは、保健師として一度働く必要がありますが、正社員だと辞めにくくなるため、派遣やパートなどの雇用形態で保健師として実績を積むことに利用します。

(MCナースネットの担当者にも保健師との実績づくりに利用しても問題ないと確認済みです。)

また、実際に派遣やパートの実績を元に、産業保健師として採用されているケースもあるため、利用は推奨します。

公式サイト:https://mc-nurse.net/

よくある質問

採用される企業(募集要項)によって異なりますが、保健師未経験でも可能です。

また、場合によっては「産業保健看護職」を募集している場合もあり、(正)看護師免許を持っていれば、採用される場合もあり、産業看護師となります。

ただし、多くの場合は臨床経験(病院での看護師経験2年~3年以上)が必要な場合が多いと言えるでしょう。

看護学校卒業し、保健師免許も合わせて取得していれば、新卒でも産業保健師として、企業医務室や健康管理室等に就職することは可能です。

実際に、新卒を募集している求人がとても少ないですが、採用されることで就職は可能です。

大企業の場合が多いため、先輩の産業保健師が在籍しており、仕事を教えてもらいながら社員として働くことが可能です。

ただし、企業によっては総務部門や人材を管理する人事部門等に勤務し、兼任する場合もあるため、注意してください。

まとめ

産業保健師・産業看護師は、求人数が少なく高倍率であり、「企業で勤務した経験」があった方が就職に有利であるため、看護師から産業保健師への転職活動は、一般的に苦戦することが多いと言えます。

そのため、長い目で転職活動することを念頭に入れて、自分に合う産業保健ができる場所を見つけてください。

また、産業保健師・産業看護師は企業によって仕事内容も変わるため、転職を行う場合は詳細の確認は忘れないようにしましょう。

参考文献等

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