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保育園看護師になるには?仕事内容と転職する注意点

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近年、保育園での看護師求人が増えてきており、保健師、正看護師、准看護師が働いています。

定時に仕事が終わりやすいことや、夜勤がないことから、プライベートも充実でき、転職の際に選択肢のひとつとして考える看護師も多いのではないでしょうか。

このページでは、保育園看護師になるための情報、保育園看護師の仕事内容と転職する際に確認・注意したことを説明していきます。

執筆・監修
監修・執筆者
執筆・監修看護師
よひら 看護師
よひら 看護師
  • エリア:神奈川県在住
  • 保有資格:看護師、保健師、養護教諭2種
  • 施設経験:大学病院、献血ルーム、保育園、企業保健師
  • 専門分野:産婦人科、乳腺外科、呼吸器内科・外科

大学病院にて勤務後、結婚を機に献血ルームや保育園看護師、企業保健師を経験。転職を考えている看護師は勿論のこと、私は保育園児の息子がいるので、子供がいて働いている看護師や、今は子育てに専念したいけれどいずれは復帰したいと考えている潜在看護師の皆さんに役に立つような情報を提供していきたいと思います。

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保育園看護師になるには?

保育園看護師になるには?

保育園看護師になるためには、許認可保育園、認可外保育園等の求人を探し、転職する必要があります。

また仕事を行う上で、小児科経験や臨床経験が豊富なことに越したことはありませんが、募集要項に経験を求める場合は少なく、正看護師・准看護師免許があれば、保育園看護師として働くことが可能です。

仕事内容が病棟勤務の看護師とは異なるため、ブランクがある看護師でも働けることから、看護師には人気の職場と言えます。

以下で、保育園看護師になるための情報を説明していきます。

新卒看護師でも保育園看護師になれる?

新卒看護師でも保育園看護師になれる?

看護師免許があれば、保育園看護師になるために看護経験(臨床経験・病院での経験)は必要なく、新卒看護師でも保育園看護師になることが可能です。

ただし、採用する保育園が看護師として経験を求めている場合は、転職・就職が厳しくはなります。

(募集要項に経験を求める記載は少ないですが、実情として経験がある看護師に来て欲しいということが保育園の採用担当者には多いと言えます。)

また、新卒看護師であれば一度、病院を経験した方が、今後の転職の幅が広がるため、検討することをおすすめします。

それでも、新卒看護師で保育園看護師を希望する場合は、看護師が2名体制以上の保育園を選択しましょう。

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例(31歳/保育園看護師)
私は保育園に初めて看護師として転職しましたが、保育園は病院での経験年数はあまり関係ありませんでした。
また、事前情報と実際に勤務してみたギャップを今までで一番大きく感じました。
保育園ではオリエンテーションや具体的な指導がなく、看護師としての1日の流れや保健の仕事の概要を把握するのに時間がかかりました。
そのため、病院での経験はあまり活用することはなく、新卒看護師の方でも他の看護師が在籍している保育園であれば、十分に仕事が出来ると感じます。

保育園看護師には小児科等の経験は必要?

保育園看護師には小児科等の経験は必要?

保育園看護師になるために「小児科」等で働いた看護師としての経験がなければいけないと考える方も多いですが、転職や就職時には必要なく小児科経験を求められることもありません

ただし、人気がある保育園などは、面接時に良いアピールポイントとなります。

また、勤務した場合には保育園の看護師と言うだけで、「病気に関することなら何でも知っている」と思う方も多く、園児の体調不良時の判断は求められます。

その際に、小児科経験がないと看護師としては判断に困る場合が多く、保育園での採用が決まった場合には勉強しておくことをおすすめします。

医療行為はほとんどなくブランクがあっても可能

医療行為はほとんどなくブランクがあっても可能

保育園看護師のメリットでもありますが、保育園に勤務する看護師の仕事には「医療行為」と呼ばれるものがほとんどありません

どちらかというと、「園児の健康管理」「保険教育(歯磨き、手洗い、うがい指導等)」「健康診断の管理」等、保健師に近い仕事内容となるため、ブランクが長い看護師でも、保育園看護師として働くことが可能です。

ただし、園児の「体調不良時の判断」は求められるため注意してください。

保育園看護師求人の探し方

保育園看護師求人の探し方

保育園看護師の求人は、ネット検索で多く出てきますが、特に初めて保育園看護師へ転職する場合には、必ず看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を利用しておきましょう。

理由としては、保育園看護師は、園により扱いや仕事内容が違う点や、看護師1名体制の場合、初めての転職では仕事内容の把握に時間がかかるためです。

看護師転職サイトであれば、希望条件を伝えるだけで、条件に合う保育園求人をピックアップしてもらうことが可能で、園内の情報も教えてくれます。

詳しくは転職注意点で説明しますが、看護師転職サイトの利用は推奨します。

▼保育園看護師求人が多い看護師転職サイト

保育園看護師の仕事内容

保育園の規模にもよりますが、看護師は1人のことが多く、仕事内容は多岐に渡ります。

そのため、ひとつのことにじっくり関わるというよりも、全体的な幅広い視野を持ち、その場その場で求められていることを確認しながら、自分の仕事のペースを作っていけるような主体性も必要になります。

一般的な保育園で働く看護師の仕事内容について説明していきます。

保育園看護師の1日のスケジュール例

保育園看護師の1日のスケジュール例

以下は1歳児クラスの保育園で働く看護師のスケジュール例となります。

9:00~【乳児の保育補助・見守り・検温、全クラス視診】
・登園してきた園児の体温測定や皮膚の状態などを観察
・健康状態や出欠状況、各部屋の温度・湿度の確認
9:30~【保育補助】
・荷物・着替えの整理やカリキュラム補助
・散歩の準備や引率、工作などの補助
11:00~【給食】
・給食準備と配膳、食事介助
11:30~【昼休憩】
※休憩中でも園児の体調不良時には呼ばれる
12:30~【午睡見守り】
・寝かしつけと5分毎に呼吸状態や寝ている体位を記録
14:30~【着替え、おむつ交換】
・午睡後の片付け
・着替え後に体温測定
・連絡帳に記入
15:00~【おやつ、保育補助】
・おやつ介助
・おむつ交換
・帰りの準備
16:30~【事務作業】
・保健日誌の記入
・各クラスの救急バッグやAEDの点検
・健診の準備などの事務作業
17:00仕事終了

勤務先によって様々ですが、規模が大きい保育園では、その日の予定や保育スタッフの人数により、看護師が入るクラスが決められている場合があります。

0歳児のクラスのみ

0歳児のクラスのみ:保育園看護師スケジュール例

7:45~・出勤
8:00~・業務開始
・次亜塩素剤の希釈剤の作成(嘔吐・下痢の処理用)
8:10~・早朝の合同保育に入る
8:45~・各クラスへの回診し園児の体調を把握
9:00~・その日のスケジュールを園長へ報告(※1)
・各クラスの体温計の整備(※2)
9:15~・0歳児保育の補助に入る
10:30~・0歳児の昼食の準備・介助
12:00~14:30・他の職員と交代で昼食休憩をとる
・連絡帳記入や制作の手伝い
・お昼寝の確認(※3)
15:00~・0歳児のおやつの介助
16:00~・事務仕事(ほいく便りの作成など)
17:00~・特に何もない日は退社

※1:朝から身体測定をする、午後に歯磨き指導をする、乳児・幼児の健診がある、などといったことを報告します。
※2:各保育室の部屋に体温計があるため、小さいタッパーにアルコール綿を毎朝詰めて配布します。
※3:0歳児は5分間隔・1歳児は10分間隔、2歳児は15分間隔で呼吸の確認を行います。(子供の乳児突然死症候群を予防・早期発見をするため)

0歳~5歳の大規模

0歳~5歳の大規模:保育園看護師スケジュール例

8:50~・保育園へ出勤しロッカーで着替える
9:00~・事務所で、園児の欠席状況を把握
・保健室待機
10:00~・0歳児クラスの補助に入る
(食事やおむつ替えなども行う)
11:30~・0歳~5歳まで全クラスのラウンド
12:00~・お昼休憩
13:00~・保健室で待機(園児はお昼寝中)
15:00~・0歳児クラスのおやつの補助
16:00~・保健室待機
17:00~・勤務終了

勤務時間はスケジュール通り、9時~17時で帰宅できます。

また、基本的には上記のスケジュールに沿って動きますが、園児の受診が必要なったり熱発が立て続けに起こった場合、スケジュール通りには難しくなり、看護師は保健室以外の場所にいても何かあればすぐにクラス担任から呼び出され、現場に駆けつける必要があります。

体調不良や怪我の対応・健康管理

体調不良や怪我の対応・健康管理

保育園看護師は園児の体調不良や怪我の対応、健康管理が主な仕事となります。

例えば、登園時に体温測定を行うので、37.5度以上の場合は再検し担任の保育士に報告することや、子どもが体調不良を訴えたり、保育士からケガや症状などの報告を受けたりした場合には、子どものところへ行き状態を観察します。

また、必要に応じて休ませ、継続的に観察を行い、状況によっては保護者へ連絡し、お迎えを依頼することもあります。

さらに医療機関の受診が必要と判断した場合(保育園看護師が判断します)、病院まで看護師が付き添います。

看護師の体験事例(3件)

看護師の体験事例

園児の怪我の体験事例

看護師の体験事例(保育園看護師/39歳)
園児の小さな怪我の処置は、流水で洗い流すだけという措置が多く、深い傷やトゲなどの処置でしか消毒液を使うことはありませんでした。特に薬が必要はなくても何か塗布することで園児の気持ちが落ち着くこともあり、流水でしっかり落としてからワセリンで保護をしてあげることもありました。
その他に、給食時や、最近流行の傾向にある食育で調理の際に調理過程で火傷を負う子供もいたり、遊んでいてテーブルに顔をぶつけて歯が亜脱臼の状態になり、病院に連れて行ったこともあります。

園児の発熱の体験事例

看護師の体験事例(保育園看護師/42歳)
入園して間もない0歳児は、午前中は問題なくてもお昼寝明けに発熱するケースが多い印象でした。その場合、保護者へ連絡し、職員室へ隔離してクーリングや水分補給をさせて様子をみていることが多かったです。

職員の健康管理の体験事例

看護師の体験事例(保育園看護師/33歳)
私が経験した中で一番大惨事だったのは、調理師が調理中に手を滑らせて包丁で手首を切って大出血を起こした時でした。
圧迫止血をして、即病院に行ってもらいましたが、数針も縫うケガでした。
また、インフルエンザが流行する時期には、まず職員たちに予防接種を受けてもらうように促しました。他には職員から「これは病院に行った方がいいかしら」などの健康相談を受けることもありました。

感染症などの予防・対策

感染症などの予防・対策

保育園で働く看護師は、発生している感染症と発生しているクラス・人数や主な症状と登園の目安などを掲示し、無理な登園は控えてもらい感染が拡大しないよう努め、登園している園児に感染症の症状が出ていないか、念入りに観察することが仕事であり、感染症の予防も行います。

また、職員間で情報を共有し、送迎に来る保護者にも感染症の発生状況を知らせることも行います。

※子どもと関わる保育士に対して感染対策の基本的な知識を伝えていくことも感染症を予防する上で重要な仕事となります。

看護師の体験事例(1件)

看護師の体験事例

看護師の体験事例

看護師の体験事例(39歳/保育園看護師)
私は、保育園の看護師として冬場は嘔吐下痢の感染症が流行するため、吐しゃ物の処理の振り返りを職員同士で行うようなこともしました。
園児には、手洗いとうがいの指導を行い、保護者から感染症の相談を受けた場合には丁寧に分かりやすく回答するように心がけて対応していました。

健診の対応

健診の対応

内科、歯科、眼科健診など年間で決まっている健診の実施計画を立案し、事前準備から当日の実施、結果の記録、保護者と区への報告業務を行うことも看護師の仕事となります。

保育士や保護者への事前周知を徹底し、当日の健診がスムースに行われるよう協力をお願いし、担当医師へ連絡を取り合い、当日必要な物品の確認も事前する必要があります。

日々の視診・内服管理

日々の視診・内服管理

園児が登園してきたら、乳児クラスの体温測定と皮膚の状態を観察し、さらに園児の内服管理も、看護師の仕事になります。

この仕事内容は、各園児の身長と体重のバランスを確認し、発育(成長・発達)をアセスメントし、異常の早期発見に努めるのも看護師の大切な仕事となります。

また、時間で外用薬を塗布する子どもへの声かけや、一時的に内服する薬がある場合には、保育士と情報を共有し、保健日誌に記録も行います。

病院勤務と比較した保育園看護師のメリット・デメリット

病院勤務の看護師と比較した場合、保育園で働く看護師のメリット・デメリットをご紹介します。

保育園看護師のメリット

  • 日勤のみで残業が少なく、夜勤がない
  • 子どもの成長を見守れる
    (対象者が患者ではないこと)
  • 子育ての経験を活かせる
  • ブランクがあっても働ける
  • 臨床経験が多少あれば、転職が可能

保育園は、健康な子どもたちが対象となるため、園児はみんなとても元気で毎日笑いが絶えず、日々の成長を近くで見守れるのは子ども好きな看護師にとって喜びも大きいと言えます。

また、突発的なことがなければ、ほとんど定時で帰れる保育園が多く、プライベートな時間を確保しやすい環境がメリットです。

※保育園によっては土曜日に出勤するところもありますが、行事などがない限り週末や祝日は休みのため予定も立てやすいと言えます。

保育園看護師のデメリット

  • 身体的・精神的な負担が大きい
  • 看護技術の向上にはつながらない
  • 次の転職ではブランクがあると捉えられる
  • 時給や給与が安い

保育園で働く看護師は園児と接する時に、床に座ったり膝をついたりする体勢をとることが多く、抱っこや散歩などもあり、慣れるまで想像以上に疲れる方が多いです。

さらに、基本的に保育園では看護師が1人体制のため、病気等に関するすべての相談が看護師に集まり、精神的なプレッシャーを感じる場合もあります。

また、今後看護技術が必要な職場への転職も考えている場合、看護技術の維持・向上を求める人にはブランクがあると考えられるケースもあり、デメリットとなります。

保育園看護師へ転職する場合の注意点

始めて保育園に転職する場合の看護師が注意した良いことを説明していきます。

保育園の規模や看護師の体制を確認すること

保育園の規模や看護師の体制を確認すること

保育園で働く看護師の場合、看護師1名体制の規模の保育園がほとんどです。

未経験の場合は、すぐに相談できる人がおらず不安になることもあり、仕事内容も自分自身で考えなければいけないため、可能な限り看護師2名体制の保育園を選択するように心がけてください。

また、看護師1名体制の場合は、園児の人数が多いとそれだけリスクも多くなるため、なるべく園児の人数が少ない保育園を選択するように心がけましょう。

系列の保育園がある場合もおすすめ

保育園により、もちろん異なりますが、系列の保育園がある場合は、入職時に他園の看護師がオリエンテーションしてくれたり、判断に迷ったら電話で相談できたりと、働く看護師のフォロー体制が整っている場合もあります。

そのため、経験のある保育園看護師に相談できるような環境が整っている保育園を選択しましょう。

保育園の教育方針を確認すること

保育園の教育方針を確認すること

基本的に保育園看護師は、保育園の教育方針に沿って1日の流れや子どもたちと関わります。

そのため、園児の教育方針(運営方針)により、看護師の仕事が短縮され、保育補助に時間を費やす場合があります。

転職する前には、教育方針をホームページ等で確認することや、面接で実際に看護師が行う仕事内容の詳細を確認しておきましょう。

保育園の教育方針に共感して働くことで、仕事のモチベーションにもつながりやすく、看護師としてのやりがいも感じやすいと言えるでしょう。

認可保育園と認可外保育園の違いを知っておく

認可保育園と認可外保育園の違いを知っておく

認可保育園認可外保育園
運営方針児童福祉法に基づいて国が定めた基準(保育士の人数・施設の広さ・設備など)を満たし、市区町村の自治体から認可を受け運営国の基準には満たず、市区町村の自治体が定めた要綱に基づいて運営
入園方法申込者の中から自治体が選考保育園に保護者が直接申し込む
保育時間8時間~11時間制限なし
保育料保護者の収入により決定
(3~5歳児は無償)
保育園により様々
国の補助金補助金あり補助金なし

出典:保育所の設置認可等について – 厚生労働省

転職する看護師が知っておきたい認可保育園と認可外保育園の違いとしては「保育時間」となります。

認可外保育園の場合、保育時間の制限がないため看護師の希望に合わせて働ける可能性がある一方、残業等が発生する可能性も秘めています。

また、認可保育園の場合は、保育時間が決まっているため残業が少ない利点がありますが、認可外保育園の方が、看護師の時給や給与が良い場合も多いと言えます。

そのため、上記を理解した上で転職先を決めるようにしておきましょう。

パート・アルバイトや派遣も検討すること

パート・アルバイトや派遣も検討すること

保育園看護師として働くことが不安な場合は、パート・アルバイト、又は派遣などの保育園求人も検討してください。

特に病院勤務のみの経験しかない場合は、当たり前ですが病院などとは全く違う環境となり、ギャップを感じる看護師が多いためです。

さらに、保育園によっても看護師としての立ち位置や、仕事内容等に違いがある場合が多く、可能なら複数の保育園でパート・アルバイト等を行うことで、自分自身に合う保育園を見つけやすくなります。

残業の有無や平均時間を確認しておく

残業の有無や平均時間を確認しておく

保育園看護師の場合、残業がない、又は少ないことが、働くメリットとして挙げられますが、勤務する保育園によって(保育士の人数が足りない等の理由から)、看護師がお母さんのお迎えを待つ場合もあり、残業するケースもあります。

そのため、看護師の平均残業時間や、残業の有無などは必ず確認しておきましょう。

園児を守る保健マニュアル等を事前に勉強しておく

園児を守る保健マニュアル等を事前に勉強しておく

特に小児科の経験がない看護師の方や、ブランクがある看護師の方は、転職前や内定を貰った時点で、園児の保育救命や保健衛生マニュアルなどの勉強は行っておきましょう。

病気や事故、アレルギーなどの園児の対応は、すべて保育園看護師に相談されることがほとんどのため、事前に知っておきましょう。

以下はおすすめの本となります。

保育救命‐保育者のための安心安全ガイド

保育救命‐保育者のための安心安全ガイド

保育現場で重大事故に起こりやすいトップ3や、怪我・症状などの判断・対象マニュアルが記載されており、保育園看護師として、子どもたち安全を守るために必要なことが記載されています。

公式サイトAmazon

 

保育者が知っておきたい 0・1・2歳児を守る実践保健マニュアル

保育者が知っておきたい 0・1・2歳児を守る実践保健マニュアル

0・1・2歳児を守る保健のマニュアルが記載されている本です。

食事中の誤えん対応、午睡中の事故の対応、アレルギー反応の対応など、イラスト入りで分かりやすく記載されているため、対処方法をイメージしながら確認しておきましょう。

公式サイトAmazon

看護師転職サイトを活用すること

看護師転職サイトを活用すること

保育園看護師に転職する場合、以下の理由により看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を活用しておきましょう。

  • 履歴書・職務経歴書の対策のため
  • 面接との対策のため
  • 待遇や勤務形態の確認のため
  • 正職員・パートなどを同時に探すため
  • 保育園求人は地域によっては少ないため

以上の理由となります。

特に病院・クリニックへの転職しか経験したことがない方や、初めて保育園に転職する看護師は、一般的なマナー(履歴書・面接など)が守られてないケースが多く、対応する面接官は看護師に理解が薄く、一般企業と変わらないためです。

また、保育園看護師の給料も同じ都道府県でも、時給や月給にばらつきがありますので、条件面を比較しながら保育園を決定しましょう。

保育園看護師求人が多い看護師転職サイト

保育園看護師求人は、すべての看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)で取り扱っているわけではありません

さらに、東京都や神奈川県以外は、とても保育園看護師求人が少ないため、以下でお伝えする3社の中から、2つ以上無料会員登録を行い、保育園看護師求人を紹介して貰いましょう。

保育園看護師の求人豊富!レバウェル看護

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸2重丸2重丸2重丸
サイト名レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
運営会社レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数140,163件
(2024年12月2日時点)
非公開求人豊富
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤
対応施設総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・看護師の転職求人が豊富
・転職支援サービスが手厚い
・転職の相談から行える
・院内・施設内情報に強い

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、保育園求人数も多く、ハローワークに掲載している保育園看護師求人も網羅しているため、必ず利用しておきましょう。

正職員、パート・アルバイト、派遣の働き方も選択可能なため、保育園看護師求人を探すのに一番重宝する看護師転職サイトです。

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/

知名度NO.1!マイナビ看護師

マイナビ看護師

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸2重丸2重丸2重丸
サイト名マイナビ看護師
運営会社株式会社マイナビ
公開求人数82,343件
(2024年12月2日時点)
非公開求人とても豊富(保有求人全体の約40%非公開)
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネジャー
対応 雇用形態正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他
対応 勤務形態常勤(二交替制)、常勤(三交替制) 、夜勤なし、夜勤専従
対応施設病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業(CRA、CRCなど)、保育施設 、その他
対応 診療科目美容外科、小児科、産科、婦人科(レディースクリニック)、整形外科、循環器内科、心療内科、消化器外科、心臓血管外科、スポーツ整形外科、脳神経外科、眼科、形成外科、消化器内科、歯科、精神科、血液内科、外科、内科、神経内科
対応配属先病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・転職の相談から行える
・キャリアアドバイザー親切丁寧
・退職交渉も可能
・企業系のレア求人を豊富に保有

マイナビ看護師は、地域によって保育園看護師求人は少ないエリアがありますが、求人が多いエリアもあるため、合わせて利用しておきましょう。

年間10万人以上の看護師がマイナビ看護師を利用しているため、安心してサポートを依頼することが可能です。

公式サイト:https://kango.mynavi.jp/

派遣ならお任せ!MCナースネット

MCナースネット

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸マルマル三角
サイト名MCナースネット
運営会社株式会社メディカル・コンシェルジュ
公開求人数19,149件
(2024年12月2日時点)
非公開求人とても豊富
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態常勤、派遣、非常勤・パート、委託
対応施設病院、クリニック、訪問看護、デイサービス、訪問入浴、介護施設、企業、コールセンター、ツアーナース、巡回健診、学校・保育園、行政、イベント、薬局、その他
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・全国26拠点
・派遣と常勤(正社員)求人に強い
・全国の求人が豊富
・基本的にほとんどが非公開求人

MCナースネットは、派遣で保育園看護師を考えている方は利用しておきましょう。

単発派遣なども可能なため、ちょっと様子を見ながら保育園看護師にチャレンジしたい方に向いています。

派遣以外に、正職員やパート・アルバイトはありますが、全国的に少なめです。

公式サイト:https://mc-nurse.net/

保育園看護師で良くある質問

保育園で看護師の配置基準は義務付けられておらず、配置されていない保育園でも違法ではありません。

※ただし、一部の地域(東京23区、横浜市等)新しく保育園を開園する場合、認可保育園に対して看護師を配置するように条件付けをされる場合があります(小規模を除く)。

保健衛生ならびに病児に関してのプロである看護師が保育園では求められ、配置は推奨されています。

参照:厚生労働省 児童福祉施設最低基準の条例委任について

 

保育園看護師の給料は、病院やクリニック、介護施設より低くなっており、当サイトで調査した東京都の給料はおおよそ以下の通りです。

給料
正職員月給250,000円~320,000円
パート・アルバイト時給1,300円~2,500円

(2022年2月:当サイト調べ)

パート・アルバイトに関しては、時給のばらつきがあり、高い場合は2,500円を超える場合もあります。

地方自治体が運営している「公立保育園」や「認定こども園」で正社員として働く看護師の身分は地方公務員の看護師なります。

ただ、非常に看護師にも人気があるため、看護師求人があまり出ることは少ないと言えます。

通常の保育園看護師求人を探しながら、「公立保育園」や「認定こども園」を検討すると良いでしょう。

小児看護の経験がなくても、子育てを経験していれば保育補助などにも入りやすく、子どもの病気にも詳しいため保育士や保護者との信頼関係が築きやすいでしょう。

また、採用の有無に小児看護の経験を求められる保育園は、とても少ないと言えます。

まとめ

保育園看護師求人を探している方は、なるべく経験のある保育園看護師に相談できるような環境がある、保育園を選ぶように心がけましょう。

しかし、看護師は基本1名体制のため、系列保育園があり電話や月に1度の看護師のミーティングや研修などがある保育園を選択しましょう。

病院の常識が保育園では非常識なこともあり、頼れる相談相手がいると仕事の覚え方が変わります。

保育士との人間関係は難しい可能性もありますが、お互いを認め合いながら、そして看護師資格がなくても出来る仕事は率先して行うようにしましょう。

 

このサイトの運営者情報

運営会社株式会社peko
会社ホームページhttps://peko.co.jp/
所在地〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F
代表取締役辻󠄀 昌彦
設立2015年6月
資本金14,000,000円
事業内容
  • 有料職業紹介事業
  • キャリアメディア事業
  • インターネット広告事業
  • SEOコンサルティング事業等
厚生労働大臣許認可有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509
(厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細
特定募集情報等提供事業:51-募-000760
連絡先03-5324-3939 (受付時間:休日、祝日を除く10:00~17:00)
お問い合わせhttps://peko.co.jp/inquiry
監修者情報著作者・監修者情報・コンテンツポリシー

参考文献等

総合監修者

キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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