2023年版！准看護師の平均年収418万円で40代の平均年収は？

2023年発表の「厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査」では、平均年収は4,181,700円、平均月給は296,200円、平均賞与（ボーナス）は627,300円となり、平均年齢は51.2歳、平均勤続年数は12.2年という結果となりました。

前年と比較すると約11.4万円、准看護師の年収は上がっています。

准看護師の平均年収を年代別で見ると、以下の通りです。

50代の准看護師が最も平均年収が高い結果となりました。

また、都道府県別での准看護師の平均年収は、千葉県が最も高く平均年収5,094,700円、続いて山梨県（平均年収5,079,300円）、兵庫県（平均年収4,985,400円）となります。最も准看護師の平均年収が低い都道府県は、長崎県（平均年収3,065,300円）となり、千葉県と比較して約202.9万円の差があります。

監修・執筆者

キャリアコンサルタント（国家資格）
真下彩花

登録：キャリコンサーチ（厚生労働省）

当サイトを運営する株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。国家資格であるキャリアコンサルタント資格も取得。

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著作・監修記事一覧

准看護師の平均年収と平均給与（2023年版）

准看護師の平均年収は約418.1万円、平均月給は約29.6万円、平均賞与（ボーナス）は約62.7万円という結果となりました。

また、准看護師の男性・女性の差を比較すると、年収にして約9.9万円違い、男性准看護師の方が年収は高くなります。

准看護師の平均年収の推移（2023年版）

准看護師の平均年収は前年と比較すると、約11.4万円増加しています。

また、前年は准看護師の年収が下がりましたが、2021年発表（2020年度）の准看護師の平均年数と2023年度発表（2022年度）比較すると、約5.1万円増加しました。

他の看護職等との平均年収比較（2023年版）

准看護師は、看護師（正看護師）と比較すると約89.9万円、年収に差があり、保健師・助産師等の看護職の中では一番低い年収となります。

また、准看護師は、看護職の中で一番平均年齢（51.2歳）が高く、年齢が高い分、勤続年数（12.2年）長くなっています。

職員数別（規模別）の准看護師の平均年収と平均給与（2023年版）

職員数別（規模別）では、職員数1,000人以上の職場で働く准看護師の平均年数は4,308,300円となり、職員数10~99人規模との差が約36.3万円あります。

また、准看護師全体の平均年収より高い職場は、職員数1,000人以上の職場、100～999人の職場となり、職員数10～99人が年収を下げる結果となりました。

以下は、職員数別（規模別）でかつ、年代別に分けた年収データとなります。

年代別の准看護師の平均年収と平均給与（2023年版）

准看護師の年収のピークは50歳～54歳となり、平均年収4,653,700円となります。准看護師全体の平均年齢は51.2歳のため、平均年齢にある准看護師の年収が一番高いことになります。

以下で、20代、30代、40代、50代、60代の年齢別の准看護師平均年収、平均給与、平均賞与を説明していきます。

20代准看護師の平均年収・給与・賞与（2023年版）

20代准看護師の平均年収は3,152,200円、平均給与は241,200円（月）、平均賞与は257,800円（年）という結果となりました。また、20代前半と20代後半では、年収に約43.7万円の差があり、20代後半の准看護師の方が年収は高いです。

30代准看護師の平均年収と比較して、約2.9万円、20代准看護師の方が低くなります。

以下は、職員数別（規模別）の30代の平均年収となります。10人~99人の職場と、1000名以上の職場の場合、年収に約27.6万円の差があり、1000名以上の職場方が准看護師の年収は高くなります。

30代准看護師の平均年収・給与・賞与（2023年版）

30代准看護師の平均年収は3,401,100円、平均給与は248,500円（月）、平均賞与は419,100円（年）という結果となりました。また、30代前半と30代後半では、年収に約60.2万円の差があり、30代後半の准看護師の方が年収は高いです。

40代准看護師の平均年収と比較して、約37.2万円、40代准看護師の方が低くなります。

以下は、職員数別（規模別）の30代の平均年収となります。10人~99人の職場と、1000名以上の職場の場合、年収に約23.2万円の差があり、10人～99人の職場方が准看護師の年収は高くなります。

40代准看護師の平均年収・給与・賞与（2023年版）

40代准看護師の平均年収は4,075,200円、平均給与は288,200円（月）、平均賞与は616,800円（年）という結果となりました。また、40代前半と40代後半では、年収に約23.4万円の差があり、40代後半の准看護師の方が年収は高いです。

50代准看護師の平均年収と比較して、約19.6万円、40代准看護師の方が低くなります。

以下は、職員数別（規模別）の40代の平均年収となります。10人~99人の職場と、1000名以上の職場の場合、年収に約59.4万円の差があり、1000名以上の職場方が准看護師の年収は高くなります。

50代准看護師の平均年収・給与・賞与（2023年版）

50代准看護師の平均年収は4,389,400円、平均給与は301,000円（月）、平均賞与は777,400円（年）という結果となりました。また、50代前半と50代後半では、年収に約26.4万円の差があり、50代後半の准看護師の方が年収は高いです。

60代准看護師の平均年収と比較して、約39.8万円、50代准看護師の方が高くなります。

以下は、職員数別（規模別）の50代の平均年収となります。10人~99人の職場と、1000名以上の職場の場合、年収に約32.2万円の差があり、1000名以上の職場方が准看護師の年収は高くなります。

60代准看護師の平均年収・給与・賞与（2023年版）

60代准看護師の平均年収は4,122,600円、平均給与は295,700円（月）、平均賞与は574,200円（年）という結果となりました。また、60代前半と60代後半では、年収に約41.3万円の差があり、60代前半の准看護師の方が年収は高いです。

以下は、職員数別（規模別）の60代の平均年収となります。10人~99人の職場と、1000名以上の職場の場合、年収に約4.0万円の差があり、10～99人の職場方が准看護師の年収は高くなります。

都道府県別の准看護師の平均年収と平均給与（2023年版）

准看護師の都道府県別平均年収を比較した場合、以下の5都道府県が高年収のベスト5となります。

また、准看護師の年収が全国平均より低く、ワースト5の都道府県は以下となります。

1位の千葉県と、最下位の長崎県を比較した場合、平均年収の差は約202.9万円ある結果となりました。

准看護師の平均年収より高額な求人探しは転職サイトを活用！

准看護師として働いており、年収や給与が少し平均よりも低いなと感じた方は、転職するための求人募集を探すことで、現在働いているエリアで自分の年収が低いかどうかを、客観的に判断することが可能です。

もちろん、准看護師は、看護職に入るため、准看護師の求人を探す場合には、看護師転職サイト（看護師専用の転職エージェント）の活用がおすすめで、情報収集にも利用することが出来ます。以下でご紹介する看護師転職サイトは、准看護師の場合でも希望条件をしっかりと確認してもらえ、希望条件に合った求人を紹介、転職完了までサポートしてもらうことが可能です。

転職予定なくても情報収集OK！レバウェル看護

転職相談	面接対策	条件交渉	退職相談

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、看護師転職サイトの中でも断トツに准看護師求人数が多いため、准看護師の年収をアップする求人を見つけることができる確率が上がります。

さらに、利用する准看護師にも人気が高く、担当者が丁寧にアドバイスや転職の相談に乗ってもらうことが可能です。

また、公式サイトには、転職の予定がなくても情報収集でも問題ないことが記載されており、気軽に利用することが可能です。

今の年収に不満を感じている准看護師の方は、必ず活用しておきたい転職サイトです。

公式サイト：https://kango-oshigoto.jp/

丁寧で的確なアドバイス！マイナビ看護師

転職相談	面接対策	条件交渉	退職相談

マイナビ看護師は、非公開求人（インターネット上に出ない担当者から紹介される求人）が多く、この中には好条件の准看護師求人も豊富にあります。

そのため、年収アップなどの准看護師転職を行う場合は、利用しておきたい転職サイトです。

また、担当者がとても丁寧で的確なアドバイスをもらえることから、利用する准看護師にも定評があります。

公式サイト：https://kango.mynavi.jp/

キャリアの相談から可能！ナースではたらこ

転職相談	面接対策	条件交渉	退職相談

ナースではたらこは、准看護師のキャリアの相談から行うことができる転職サイトです。

そのため、准看護師の現在の市場価値を知りたい、どんな求人があるか知りたい、転職するか迷っているなどの相談にも積極的にのってくれます。

情報取集に利用したい方は是非活用しておきましょう。

公式サイト：https://iryo-de-hatarako.net/

まとめ

准看護師も、他の看護職と同様に、職員数1,000人以上の職場の方が年収は高くなる傾向が見受けられました。

また、20代准看護師と30代前半の准看護師は、平均勤続年数が短く、看護師免許の取得、又は社会人になってから准看護師免許を取得し、働き始めている方が多いことが予想されます。

看護師免許に興味がある方は、「准看護師から正看護師になるには？給付金や通信制学校一覧」も合わせて参照してください。

出典・データ元

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参考文献等

• 厚生労働省：探検・発見・看護！
• 日本看護協会：看護師のワーク・ライフ・バランス
• 厚生労働省：看護職員の現状と推移
• 厚生労働省：看護職員就業状況等実態調査結果
• 厚生労働省：看護師のキャリアと働き方支援サイト
• 厚生労働省：いきいき働く医療機関サポートWebいきサポ
• 職業紹介優良事業者認定制度
• 適正な有料職業紹介事業者の認定制度
• 労働基準法 | e-Gov法令検索
• 職業安定法 | e-Gov法令検索