新人看護師の悩みや不安の対処法!先輩からの体験談
多くの新入職看護師が、様々な不安や悩みを抱えていることでしょう。
看護師としての仕事に慣れるまでの緊張は大きいですが、どのようにしてリラックスして業務に取り組むことができるか、10年以上の経験を持つ先輩看護師としてのアドバイスをお伝えします。
ここでは、私の経験から得た新人看護師の悩みや不安の対処方法、先輩からのアドバイス、そしてどうしても病棟を辞めたくなった新人看護師へのリスクについて説明します。
不安や悩みを感じている新人看護師の皆さんは、是非、読み進めてみてください。
執筆・監修看護師- エリア:神奈川県在住
- 保有資格:看護師、ACLSプロバイダー
- 経歴:大学病院、総合病院、訪問看護ステーション
- 専門分野(診療科):ICU、CCU(冠疾患治療室)
看護専門学校卒業後、総合病院へ勤務後、すぐに退職を経験。その後、大学病院の集中治療室(ICU・CCU)で8年間勤務。出産・育児休暇を経て退職し、様々な施設を経験。興味のあった在宅看護に携わりたいと考え転職。現在は看護師が立ち上げた小規模訪問看護ステーションに在籍する現役訪問看護師6年目。
新人看護師の悩みや不安への対処法
以下では、良くある新人看護師の悩みや不安と、私が新人看護師として行っていた対処法を解説していきます。
夜勤の悩み・不安な場合
新人看護師として夜勤に臨む際、以下の点で悩みや不安を感じる方は多いかもしれません。
- 日勤に比べて担当する患者の数が増えること
- 緊急時に適切に対応できるかどうかの不安
- 夜勤特有の雰囲気に対する恐怖や不安
- 夜勤の長い労働時間に関する懸念
特に、「いざという時に自分で緊急対応ができるか」という点は、新人看護師が夜勤で直面する最大の悩みの一つでしょう。
ここでは、私自身の経験に基づいて、新人看護師の方々へ夜勤時の悩みや不安の対処法を説明していきます。
対処法:報告・連絡・相談を徹底する
夜勤では、スタッフの人数が大幅に減少し、その結果、一人ひとりが担当する患者数が増加します。
このため、夜勤スタッフ間の連携や情報共有の重要性は、日勤時よりもさらに高まります。
新人看護師は、先輩看護師やリーダー看護師に対して、積極的に報告、連絡、相談を行い、単独で判断せずにチームとして対応することが大切です。
また、その際に、一人で全てを背負い込む必要がないことが理解できるはずです。
そして、医療のチームとして支え合い、協力し合うことの価値を新人看護師として実感できます。
対処法:緊急のときは先輩看護師の指示に従う
夜勤中に患者の急変に直面することもあり、その際には「一人で対応できるだろうか」と、新人看護師は緊張するかもしれません。
しかし、そうした状況で大切なことは、先輩看護師に迅速に報告し、次に何をすべきかの指示を求めることです。
先輩看護師からは、適切なアドバイスや指示が得られるはずです。
しかし、それで自分を追い詰める必要はありません。
実際の現場での経験を積むことが最も重要で、そのためには先輩看護師の存在が不可欠です。新人看護師でも対応可能なことを教えてくれるはずなので、落ち着いて彼らの指示に従うことが重要です。
ミスが悩み・不安な場合
看護師は人命を預かる責任重大な職業であり、些細なミスが重大な事故につながる可能性があります。
ただ、新人看護師がミスを恐れるのは自然なことです。
このようなプレッシャーの中で働くと、ミスをした際には自分が非難されるのではないか、または自身の評価が下がるのではないかという不安に駆られることもあるでしょう。
以下では、私自身の経験に基づいて、ミスが悩み・不安な場合の対処法を説明していきます。
対処法:インシデントレポートは個人を責めるものではない
大規模な病院では、インシデントレポートが職員間で広く共有されるのは一般的です。インシデント発生時にカンファレンスを開催することはあり、そこでミスを犯した個人の性格や適性が問題視されるような雰囲気になることが事実として存在します。
ただし、インシデントレポートの根本的な目的は、発生したミスを同じ職場の他の職員と共有し、同様の過ちを繰り返さないようにすることにあります。
ミスの背景やそれを引き起こした環境要因を分析し、職場の環境や業務プロセスの改善を図ることが、このプロセスの本質です。
しかし、それは個人の資質や人格を否定するものではなく、またそういった視点での評価を恐れる必要もないと思います。
ミスは誰にでも起こりうるものであり、重要なのはその経験から学び、将来的により良いケアを提供するためにどのように改善していくかです。
もし、ミスを吊るし上げられ責められる病院であれば、早々に転職を検討しても良いでしょう。
対処法:他人のインシデントレポートをよく読む
インシデントは、危うく事故に繋がりかねない「ヒヤリ」とした瞬間や「ハット」と気づく事例を指します。
これらの事例に関するレポートを読むことで、重大な事故に繋がる可能性のあるミスを防ぐための対策を学ぶことができます。
ミスに対する漠然とした恐怖を感じている新人看護師の方は、実際に起こったインシデントレポートを読むことで、どのようなミスが発生しうるのかを具体的に理解することが可能です。
新人看護師として実践することで、ミスに対する不安を少なからず軽減できると感じます。
対処法:自分の傾向を知ること
新人として入職したての時期では、看護師としての業務を行う際に自分がどのような傾向を持っているかがまだはっきりと分からない場合も多いです。
しかし、どのような状況で緊張したり焦ったりする傾向があるか、また、どのような時に集中力が切れやすいかなど、自己分析をしておくことは、ミスを防ぐうえで非常に大切です。
また、時間がかかり手技が間に合わなくなることで操作が雑になる場合は、事前に何度も練習を重ねて、丁寧かつ迅速に手技を実施できるようにすることでミスを防げます。
このように、自分の傾向に合わせた対策を講じると、ミスを減らすことができると思います。
職場の人間関係が悩みや不安な場合のアドバイス
看護師の職場は女性が多いことから、「人間関係がうまくいかないといじめられるのではないか」と心配する新人看護師や、厳しい指導を受けることに対して不安を感じる方が多くいます。
このような緊張感は、特に新人看護師にとって大きなストレス源となり、職場での人間関係は看護師の仕事の質に直接影響します。
以下では、職場の人間関係が悩み、不安に感じている新人看護師の対処法を説明していきます。
対処法:はっきりと返事をすること
新人看護師が曖昧な返答を続けると、指導する先輩からは「本当に理解しているのか」「やる気があるのか」と疑問視され、結果としてマイナスのイメージを持たれてしまう可能性があります。
不明確な反応は、コミュニケーションの不足や自信の欠如を示すこともあり、これが信頼構築の障壁になることもあります。
一方で、指導を受けた際に明確に返答し、相手の目を見て笑顔で会話することができれば、その態度だけで信頼を獲得し、好意的に受け止められることが多いです。
このようなポジティブなコミュニケーションは、先輩看護師との良好な関係を築く基礎となります。
そのため、良好な人間関係を築くための多少の努力は新人看護師には必要です。
対処法:笑顔で自分から挨拶をする
新人看護師としての緊張から、つい表情が硬くなってしまうことがありますが、笑顔での挨拶は良好な人間関係を築く上で非常に重要です。
積極的に先輩に向けて明るく挨拶をすることで、コミュニケーションの扉を開くきっかけとなります。
人間関係を良好にする目的もありましたが、看護師として仕事として、プロフェッショナルな態度を取ろうと決めていました。
笑顔で挨拶を交わすことによって、その後の会話へとつながることが多く、職場での雰囲気を和やかにする効果もありました。
対処法:苦手な先輩看護師を避けないこと
看護師が働く職場には多くのスタッフがおり、中には苦手な先輩看護師やフィーリングが合わない先輩看護師がいるかもしれません。
ダブルチェックや仕事の相談をする際、本能的にこうした先輩を避けたくなる気持ちは理解できますが、できれば苦手な先輩看護師を避けるのではなく、笑顔で積極的に関わってみることをおすすめします。
しかし、自分から距離を取ると、相手もそれを敏感に察知し、結果として双方にとって不快な印象が強まる可能性が高いです。
逆に、苦手意識を抱えつつも積極的に関わり、頼る姿勢を見せることで、意外と良好な関係を築けることもありました。
そのため、あえて自分から相手の懐に飛び込むことで、お互いの誤解を解消し、協力し合える関係に発展するように心がけてみてください。
対処法:人間関係に悩んだ時は上司に相談する
もし新人看護師が勤務中に厳しい言葉を浴びせられたり、冷たい態度を取られたりして悩んでしまう場合は、早めに上司に相談することが大切です。
相談の結果、チームの活動や勤務配置の見直しを検討してもらえる可能性や、相手がその行動を自覚していない場合には、上司が間に入ってくれることもあります。
一人で悩むことはなく、孤立する必要もありません。
同期の中で出遅れている悩みや不安な場合
新人看護師の中には、自分の経験や成長の度合いを同期と比較してしまうことがあります。
このような比較から、「自分がグループの中で一番遅れているのではないか」と感じることや、「同じタスクをこなせないのは、看護師としての適性がないのかもしれない」と不安に思うことがあるかもしれません。
しかし、看護師としての成長は個人差があり、それぞれのペースで進むものです。
同期の中で自分だけが遅れていると感じることは、成長過程において自然なことであり、それが看護師として不向きであることを意味するわけではありません。
重要なのは、自分自身の成長に焦点を当て、小さな進歩を積み重ねることです。
以下では、同期の中で出遅れている悩みや不安を新人看護師として感じる場合の対処法を説明していきます。
対処法:数年後の自分を目標に持つこと
もしも自分が経験面で同期の中で少なく、遅れていると感じていても、重要なのは今月末の自分ではなく、数年後の自分を目標にすることです。
人にはそれぞれ成長のペースがあり、簡単に階段を駆け上がる人もいれば、じっくりと時間をかけて一歩一歩登る人もいます。そのため、短期間の進歩に焦ったり、不安に感じたりする必要はありません。
同期や他の人との比較よりも、自分自身の進歩を大切にし、それを認めてあげることが、新人看護師として自信を持って成長していくために必要なことです。
対処法:自分に与えられている課題をしっかり見つめる
他人を気にすることや、急速に成長したいという焦りを感じるよりも、現在自分に与えられている課題に集中し、どの分野に注力すべきかをしっかりと考えることが重要です。
各課題を一つずつ確実に達成していくことの積み重ねが、長期的な成長に繋がります。
それを肯定的に捉えることで、自信を持ち、さらなる成長へのモチベーションにつなげましょう。
自分の進歩を小さな成功として受け止め、それを積み重ねていくことが、長期的なキャリア形成において看護師として重要なことだと感じます。
悩みや不安がある新人看護師への先輩からのアドバイス
悩みや不安は相談することが大切
新人看護師として、仕事や人間関係等を不安に思うことは決して恥ずかしいことや弱さの表れではありません。
実際、先輩看護師たちも同じような気持ちを経験しており、その感情に対して理解を示してくれるはずです。
そのため、不安な気持ちを一人で抱え込むのではなく、焦らずに先輩に正直に相談してみることをおすすめします。先輩看護師からの経験談を聞くことで、不安が軽減され、新たな視点で物事を見ることができるようになるかもしれません。
このような相談を繰り返すことで、新人看護師として不安を乗り越え、成長するための貴重な機会と考えておきましょう。
看護師としての経験は自然とついてくる
新人看護師は、看護技術や担当患者の経験を積むために、必ずしも自分から積極的に手を挙げなければならないというわけではありません。
教育する側は、新人看護師の精神的、技術的な習得状況を考慮し、適切な経験の機会を提供してくれます。
(私は、社会において看護師は厳しい環境でもありますが、教育という面ではとてもやさしい環境だと思います。)
ただし、全てを受け身の姿勢でいると、成長のチャンスを逃すこともあります。しかし、それだけで看護師としての技術や知識が身につかないわけではありません。
大切なのは、自分のペースで学び、成長することを恐れないことです。そして、一人前の看護師として成長したいと願うことです。
また、不安や疑問があれば、それを適切なタイミングで先輩看護師や教育担当者に相談することも、成長に繋がる重要なステップです。
仕事の失敗は仕事でしか乗り越えられない
仕事を進める上で、失敗することや、何度挑戦しても思うようにできないことがあるのは自然なことです。
看護師として苦手な手技がある場合でも、繰り返し練習することによって徐々に上達し、最終的には乗り越えて達成できるようになります。そして、その過程を周囲のスタッフが見守り、支えてくれることでしょう。
また、ミスをしてしまった場合でも、仕事のミスや失敗は、仕事でしか取り返すことができないことを覚えておきましょう。逃げることは簡単ですが、逃げたという気持ちは看護師の人生の中で、一生あなたの中に残ってしまうためです。
もし、先輩看護師に相談することが難しい時は、同期と話をするのも一つの良い方法です。
同期には同じ時期に入職した仲間がおり、似たような悩みや不安を共有しやすいです。その結果、お互いの経験やアドバイスを共有することで、焦らずに落ち着いて仕事に取り組むことが可能になります。
どうしても病棟を辞めたい新人看護師の方へ
ここまで、新人看護師の悩みや不安の対処法、アドバイスを説明してきました。
しかし、どうしても病棟(病院)を辞めたいと考える方や、もう看護師を辞めてしまおうと考える新人看護師の方もいるでしょう。
もちろん、新人看護師として辞めることが、絶対駄目なことではありません。(人によってはすぐに、その職場を辞めた方が良い方もいます。)
ただし、新人看護師として辞める場合、一般的なリスクはある程度知っておくべきであり、以下で説明していきます。
病棟を新人看護師で辞めと看護技術が身につかない
新人看護師として病棟勤務を辞め、違う職場で働いた場合には、以下のリスクが生じる可能性があります。
- 患者の病態を適切に判断する能力が十分に身につかない
- 緊急時に迅速かつスムーズな処置を行うための手技が身につかない
- 医師との連携がスムーズに行わず、チームワークに支障をきたす可能性がある
病棟では、急変時に迅速に対応できるよう、常に機敏に動くことが求められます。看護師として技術が未熟だと、自信を持つことができず、不安を感じることがあります。
この不安は患者にも伝わり、最悪の場合、医療事故のリスクが高まります。
看護師の体験事例
看護師は免許を持っているだけでは十分ではなく、実際に適切に行動できる能力が必要です。看護師としての初期3年間で、必要な看護技術、知識、判断力を身につけることが重要です。
そのため、新人看護師が病棟を辞めることは、看護技術が身につかないまま、ペーパー看護師として勤務することになります。
信じ看護師がどうしても退職したいと考える場合は、病棟勤務への転職を検討することがおすすめです。
病棟から離れると復帰が困難になることもある
新人看護師でも、ベテラン看護師でも、勤務地として最も厳しいとされるのが病院の病棟勤務です。
- 昼夜問わずシフト制での勤務
- 命に関わる緊急処置の必要性
- 入院に伴うストレスを持つ患者の支援
これらの要因により、病棟勤務の看護師は高いストレスを経験することがあります。
そのため、一度病棟を離れて、比較的負担が少ないとされる外来、クリニック、老人施設などの他の職場を選択する看護師も少なくありません。
これは一つの選択肢としては有効ですが、再び病棟での勤務に戻りたいと考えた場合、そのハードルはより高くなる可能性があります。特に新人看護師として現在の病棟を退職した場合、病棟への復帰には相当な覚悟が必要です。
もし可能であれば、現在の職場を退職する決断をした新人看護師の方は、改めて病院の病棟勤務に転職し、経験を積むことが望ましいです。
看護師の体験事例
次の病院では病棟を希望していましたが外来配属となりました。しかし、やはり病棟経験を積みたい気持ちが強く、病棟への異動を考えましたが、あのキツさを思うと戻るのにすごく躊躇しました。結局、看護師2年の外来勤務後に病棟に異動し、そこで一から学びなおす気持ちで取り組んだので、一通りの技術を習得することができました。
同じようなことで悩んでいる外来の看護師もおり、病棟を離れた後で自分が看護師としてどのような道を歩んでいくのかをイメージしておくことをおすすめします。
看護師として自信喪失する可能性がある
新人看護師が3年以内に病棟を辞めてしまう場合、「自分は看護師に向いていないのではないか」という疑問を持ちやすくなります。
さらに、学生時代の同級生や同期の中で、自分だけが病棟勤務を続けられなかったと感じると、劣等感を抱きやすくなることがあります。
特に、看護学校卒業後に病棟に配属されるのが一般的な流れであるため、他の人との比較から自分の看護師としてのキャリアに不安を感じることも少なくありません。
看護師の体験事例
病棟を辞めたいと考える理由は看護師それぞれですが、もし病棟業務そのものが問題ではなく、配属された病棟のルールや雰囲気、人間関係が原因である場合は、解決策を模索する価値があります。
是非、上司に相談し、別の病棟への異動を申し出るなど、辞める以外の選択肢を探ることも一つの方法です。
それでも、辞める選択を取るのであれば、病棟への転職を検討してみてください。
転職時に選択肢が限定される可能性がある
新人看護師が現在の勤務先を退職する場合や、十分に病棟勤務の経験を積んでいない場合、転職の際に選べる職場の範囲が狭くなることがあります。
理由としては、病棟では新人看護師向けに初期教育プログラムが用意されていることが多いですが、クリニックなど他の職場では、即戦力となる人材を求めるため、教育にかけられる時間やリソースが限られているためです。
そのため、看護師としての基本的な知識や技術が不足していると、採用されるのが難しくなる可能性があります。
さらに、介護施設やデイサービスなど、看護師が一人で勤務することが多い施設では、緊急時には自身で判断し対応する能力が求められます。看護師として病棟での実務経験が少ないと、これらの状況に対応するのが難しいことがあります。
看護師の体験事例
そのため、他の職場でも構わないですが、病棟での経験を3年程度積むことをおすすめします。
また、裏を返せば3年以上病棟で勤務した方が、今後の看護師としての転職先に困ることは少なくなります。
新人看護師が病棟を辞めても後悔しない場合
いままで、「新人看護師として病棟を辞めない方が良い」とお伝えしてきましたが、以下のような場合は辞めた方が良い場合や、辞めても後悔しない場合もあります。
- 新しい分野や新しい目標に向けての退職を行う場合
- 教育が満足に受けることができず、成長と学習を望んで退職・転職する場合
- 自分自身のワーク・ライフ・バランスや健康のため退職・転職する場合
- あまりにもひどい人間関係で適切な職場環境へ移行する場合
- 勤務先での労働環境が劣悪な場合
これらの場合には、新人看護師が病棟を辞めるという選択が、個人の成長、健康、キャリアの充実に繋がるため、後悔することはなく、むしろ前向きな変化となり得ます。
そのため、現在の職場を退職する前に、次の職場を見つけるための行動を行ってください。
看護師の体験事例
昔は、「3年看護師として同じ病院で働くべきだ」という風潮がありましたが、現時点ではそんなことはありません。
社会人として、今後のキャリアプランや看護師としての働き方を検討して、行動に移してください。
新人看護師におすすめの転職サイト
新人看護師が転職する場合、もう一度、教育制度の整った病院(病棟)勤務にチャレンジする場合と、看護師免許を生かして、他の施設や他の職種等に転職する方法があります。
一方、病棟経験がないまま、他の施設に転職してしまうと、二度と病院には戻れない、又は戻る際にとても苦労する場合がほとんどです。
そのため、私はもう一度、教育制度の整った病院(病棟)勤務にチャレンジする方をおすすめします。
病院や他施設等の看護師免許を利用した転職は、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を活用しましょう。
以下でご紹介する看護師転職サイトは、新人看護師(臨床経験が少ない場合)でも、丁寧にサポートを行ってくれる会社です。(基本的に即戦力の看護師を求めている場合が多いため、転職会社によっては嫌がる場合もあります。)
2社とも登録を行い、まずは担当者に現在の状況と、ご自身の希望を伝えてみましょう。仕事で辛い日々かもしれませんが、人に相談することで、少しは気持ちが落ち着くこともあります。
看護師求人数No.1!レバウェル看護
転職相談 | 面接対策 | 条件交渉 | 退職相談 |
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サイト名 | レバウェル看護(旧:看護のお仕事) |
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運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
公開求人数 | 140,163件 (2024年12月2日時点) |
非公開求人 | 豊富 |
対応職種 | 正看護師、准看護師、助産師、保健師 |
対応 雇用形態 | 常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤 |
対応施設 | 総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター |
対応 診療科目 | 内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科 |
対応配属先 | 病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡 |
対応エリア | 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
特徴 | ・看護師の転職求人が豊富 ・転職支援サービスが手厚い ・転職の相談から行える ・院内・施設内情報に強い |
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、看護師転職サイトの中でも断トツに看護師求人が豊富で、ハローワークの看護師求人もカバーしています。また、正職員以外にもパート・アルバイトの看護師求人も充実しています。
さらに、年間5,000件以上の病院・施設に対するインタビューや情報収集を行っているため、職場環境にも精通しています。
そのため、新人看護師の方の転職や病棟経験が浅い場合の転職でも、数多くの転職可能な職場を保有しています。さらに、新人看護師を受け入れてくれる病棟も豊富です。
また、担当者はその他の希望条件についても丁寧にヒアリングを行ってくれるため、利用する看護師にも定評があり、人気があります。
公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/
丁寧な対応!マイナビ看護師
転職相談 | 面接対策 | 条件交渉 | 退職相談 |
---|---|---|---|
サイト名 | マイナビ看護師 |
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運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数 | 82,343件 (2024年12月2日時点) |
非公開求人 | とても豊富(保有求人全体の約40%非公開) |
対応職種 | 正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネジャー |
対応 雇用形態 | 正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他 |
対応 勤務形態 | 常勤(二交替制)、常勤(三交替制) 、夜勤なし、夜勤専従 |
対応施設 | 病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業(CRA、CRCなど)、保育施設 、その他 |
対応 診療科目 | 美容外科、小児科、産科、婦人科(レディースクリニック)、整形外科、循環器内科、心療内科、消化器外科、心臓血管外科、スポーツ整形外科、脳神経外科、眼科、形成外科、消化器内科、歯科、精神科、血液内科、外科、内科、神経内科 |
対応配属先 | 病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事 |
対応エリア | 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
特徴 | ・転職の相談から行える ・キャリアアドバイザー親切丁寧 ・退職交渉も可能 ・企業系のレア求人を豊富に保有 |
マイナビ看護師は、丁寧で親切な対応と、的確な転職のアドバイスを行ってくれることから、利用する看護師にとても人気が高い看護師転職サイトです。
また、掲載している看護師求人の40%は非公開求人(インターネット上に出ない、担当者から紹介してもらえる求人)となるため、採用側とのやり取りもとてもスムーズです。
そのため、新人看護師の方でも無下に扱われることはなく、希望条件に合った職場を紹介してもらうことが可能です。是非、併せて活用しておきましょう。
公式サイト:https://kango.mynavi.jp/
まとめ
私の経験を基に、新人看護師の皆さんが感じる不安や悩みへの対処法や、もし現在の病棟を退職する場合のリスクについてお話ししてきました。
新人看護師時代に仕事で不安や悩みを抱えるのは非常に自然なことであり、多くの先輩看護師も同じ経験をしています。
そのため、病院や病棟では新人看護師の育成を支援するプログラムが用意されており、支えとなる上司や先輩、同僚もいます。
ぜひ一人で悩まず、周りの人たちに頼りながら、新人看護師としての仕事に挑戦してください。
また、現在の職場を辞めたいと思った場合は、辞めることのリスクを理解した上で、慎重に決断をしましょう。
辞めること自体が悪いわけではありませんが、後悔のないように情報収集と検討を重ねることが重要です。
この記事が、新人看護師の皆さんにとって役立つことを願っています。
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運営会社 | 株式会社peko |
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会社ホームページ | https://peko.co.jp/ |
所在地 | 〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F |
代表取締役 | 辻󠄀 昌彦 |
設立 | 2015年6月 |
資本金 | 14,000,000円 |
事業内容 |
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厚生労働大臣許認可 | 有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509 (厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細) 特定募集情報等提供事業:51-募-000760 |
連絡先 | 03-5324-3939 (受付時間:休日、祝日を除く10:00~17:00) |
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