看護師の体験談

HCU(高度治療室)で働く看護師の仕事内容・体験談

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HCUとは、「high care unit(ハイケアユニット)」の略で一般病棟とICU(集中治療室)の中間に位置し、ICUほど重症ではないが、病棟では対応できない高度な治療や看護を必要とする患者を治療する病室(病棟)です。(参照:日本医療福祉建築協会 ICUの種類と対象患者・施設基準

HCUを日本では「高度治療室」「準集中治療管理室」と呼ぶ場合もあり、一般的にHCUは病院の中では準集中治療室という位置づけです。

長期的なキャリアデザインを考えHCUを希望する看護師も多く、HCUで身に付けた看護技術や疾患の知識は、今後の看護師転職等にも大きな武器となるため、おすすめの職場です。

私がHCU(高度治療室)に勤務した経験をもとに、HCUで働く看護師の仕事内容、働いて感じたこと、転職を希望する場合の確認事項を詳しく説明していきます。

執筆・監修看護師
執筆・監修看護師
戸田 看護師
戸田 看護師
  • エリア:愛知県在住
  • 保有資格:看護師
  • 施設経験:大学病院
  • 専門分野:救命センター(ER)、ICU(集中治療室)、HCU(高度治療室)

大学病院の救命センターやICU(集中治療室)、HCU(高度治療室)で看護師として勤務し、結婚を機に退職。現在は2児のママであり、現在介護士さんを対象にしたスクールの講師をしています。また、高齢者やお母さんたちを対象にした講話なども行っています。

著作・監修記事一覧

私が勤務したHCU(高度治療室)について

私が勤務したHCU(高度治療室)について

HCU(高度治療室)は、各病院により、患者層や受け入れシステムは異なりますが、私が働いていたHCUは救命センターの中にあり、基本的には救急車で来院された方を受け入れていました。

また、夜間に救急外来をウォークインで受診し、入院になった患者を受け入れ、次の日に各専門病棟に転棟して頂くというシステムも取っていました。

HCUに受け入れる患者層

HCUに受け入れる患者層

私が勤務していた病院のHCUに受け入れる患者は、以下のような状態の患者でした。

  • ICUでの治療を終えても、まだ一般病棟に移るレベルではない状態の患者
  • ICUで治療を行うほど重篤な状態でない夜間救急の患者

また、患者の年齢は、0歳から高齢者まで、妊婦や産褥期など様々な分野(診療科)の入院もありました。

さらに、HCUでの治療は、重篤な状態を脱している場合となりますが、元の状態に戻るためには気の抜けない看護が続き、患者にとっては、食事や排泄など日常的な機能を取り戻すためのステップのような病室でした

そのため、HCUは、実に多彩なケースの患者を包括する場所でした。

補足説明

私が勤務した病院のHCUには脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、心不全などの超急性期、COPDの急性増悪など人工呼吸器やNPPVなどの機器を使用している患者など重篤な患者が多くいました。
また吐血、下血、目眩などの症状で入院となり、今後精査や治療を控えている方など様々な方が入院されていました。

HCUは20床・看護師は30名在籍

HCUは20床・看護師は30名在籍

私が勤務した病院のHCUは全部で20床ありました。

20床に対し、働く看護師は約30名在籍しており、夜間は4人体制で行っていました。(夜勤を除き、最低でも看護体制は4対1でした。)

そのため一般病棟と比較して、患者に対してより手厚い看護が可能となっていました。

HCUで働く看護師の雰囲気

HCUで働く看護師の雰囲気

私が勤務した病院のHCUは、男性看護師も一般病棟より多く在籍していました。

男性・女性に限らず、皆、勉強熱心で知識の習得には余念がなく、きびきび働く看護師が多かったです。

また、HCUで働く看護師には、かなり幅広い状況への対応力と精神力が求められました。

HCUの看護師に求められたスキル

HCUの看護師に求められたスキル

私が勤務した病院のHCUでは、急性期の患者(病棟では対応できない高度な治療や看護を必要とする患者)を1~3日間くらい、術後の経過を見るために入床していました。

そのため、HCUで働く看護師には以下のような看護スキルが求められました。

  • 様々な疾患に対する幅広い知識
  • 心電図モニターや血ガスの解読技術(先を読むスキル)
  • 異常を検知する観察力と看護師の五感

また、膨大な患者の情報を簡潔明瞭に申し送るため、看護師として情報をまとめる能力、コミュニケーション能力も必要でした。

いずれも、私はHCUで働くようになり身に付けた看護スキルです。

以下のHCU(高度治療室)で働く看護師の仕事内容で詳しく説明していきますので、確認してください。

HCU(高度治療室)で働く看護師の仕事内容

HCU(高度治療室)で働く看護師の仕事内容

私が勤務した病院のHCU(高度治療室)では、2交替制で看護師は仕事を行っていました。

以下は、日勤帯と夜勤帯の看護師のスケジュール例です。

HCU看護師の日勤のスケジュール例
8:15~出勤
・今日の手術の予定と受け持ち確認する
8:30~申し送り
・医師回診もこの時間に重なることが多い
9:00~・受け持ち患者の検温・バイタルチェックや清拭
・ドレーンの廃液など
10:00~・本日の手術患者の申し送り
・患者の家族へのHCUの説明
・術後の患者のベッドづくり
11:00~一般病棟へ退床する患者の申し送り
(転棟出し)
12:00~交代で看護師は休憩
13:00~・手術終了のコールと手術室へ患者を迎えに行く
・バイタルサインの測定や記録
・次の手術が終了した場合は手術室へ患者を迎えに行く
15:00~・翌日の点滴の準備
・翌日の手術患者のリストアップ
16:45~・夜勤の看護師への申し送り
・看護記録
17:00~勤務終了
HCU看護師の夜勤のスケジュール例
16:45~日勤の看護師からの申し送り
17:00~夜勤開始(日勤退勤)
22:00~・患者への検温・バイタルチェック、経管栄養、食事介助
(随時、夜間救急外来からの入院受け開始)
・患者の観察、状態管理
2:00~・交代で看護師は休憩
・患者の観察、状態管理
6:00~・患者への検温・バイタルチェック、採血、マウスケアなど
・患者のバイタルチェック
7:00~・患者への経管栄養、食事介助
・患者への検温・バイタルチェック
8:30~・日勤と引き継ぎ・申し送り
・看護記録
・勤務終了
日勤帯も夜勤帯も、一般病棟よりも定時で終わることが多く、残業は少なかったです。

以下で、私の経験をもとにHCUで働く看護師の仕事内容の詳細を説明していきます。

緊急入院患者の受け入れ・バイタルチェック・検査・オペ出し

緊急入院患者の受け入れ・バイタルチェック・検査・オペ出し

私が勤務していた病院では、救急車来院患者の受け入れを行っていたため、HCUに1日を通して患者が入院してきます。

そのため、HCUで働く看護師は、24時間緊急入院患者を受け入れ、各患者の状態に応じて随時バイタルチェックを行うことや、日中を問わず夜間においても検査やオペ出しを行うことが仕事でした。

個人的な感想ですが、HCUは、看護師の仕事量としては非常に多かったです。

緊急入院患者は状態が不安定なため、、最低でも4時間に1回の頻度で実施していました。
また、HCUには様々な疾患の患者搬送されてくるため、看護師として、全疾患、全年齢に対する幅広い知識が必要でした。

患者の観察と管理(異常検知)

患者の観察と管理(異常検知)

HCUで働く看護師の主な仕事内容は、患者の観察と管理です。

具体的には、患者の傷の状態、全身の循環動態などを観察します。この観察を「モニター管理」と呼び、患者に心電図と酸素、呼吸回数モニターを付け、看護師が観察します。

例えば、脳梗塞や脳出血の患者に対してはCTやMRIで梗塞や出血が起こっている部位を、看護師自身で確認し、そこから起こる可能性を考え、麻痺やその他のリスクを把握します。
それを踏まえ、患者の瞳孔の大きさ、左右差、眼球偏位、麻痺の状況などを観察していきます。
脳浮腫、ヘルニアの兆候や再梗塞や再出血がないか、24時間観察し、医師と連携を取り続けていかなければなりません。

観察の結果、通常の状態から逸脱すると医師の指示に従い看護師が投薬、補液、酸素吸入、吸痰など行います。

 

患者の異常検知について

HCUでは、急変をしてもおかしくない状態の患者が多く、「異常」を敏感に察知することが看護師の仕事でした。

そのため、患者の検温一つにしても、看護師はじっくり観察を行います。HCUでは機器(ICUのフルモニター)による管理(動脈圧も脳圧も常時観察すること)ができませんでした。

さらに、私が勤務したHCUでは医師も常駐しておらず、看護師の五感を大いに働かせて患者の看護にあたる必要がありました。

起こり得る患者の症状を想定した準備と患者の全介助

起こり得る患者の症状を想定した準備と患者の全介助

私が勤務していたHCUの看護師は、患者のアクションひとつひとつを確かめ、起こり得る症状と対応を想定しながら準備し、患者の看護を行っていました。

例えば、医師からの指示で、手術後1日目離床と書いてあった場合でも、以下の確認が必要でした。

  • 患者は身体のどの部分がどのように痛がるのか
  • 患者は離床時に何メートルくらい歩行ができるのか
  • 患者は歩く際に何が邪魔だと感じるのか
  • 患者の痛みが激しいと循環にどう影響があるのか

手術後の患者へは先を読みながら離床を進めなければ、症状悪化に繋がる場合もあり、看護師として先を読むことで、患者も看護師にも負担の少ない看護が提供できていました。

また、全介助(動けないだけではなく、安静度が高い)の患者が多く、清潔ケアや排泄ケアも力だけでなく、状態を悪化させないよう神経を研ぎすませた看護が必要でした。

患者の急変対応

患者の急変対応

HCUに入院しているどの患者層も急変のリスクが高く、モニター管理を徹底すると共に頻繁にバイタル測定を行い「異常の早期」に勤めることが看護師に求められます。

しかし、注意していた場合でも急変する入院患者がおり、急変対応を行うことも看護師の仕事です。

私が勤務していたHCUでは、主に以下のような急変対応を行っていました。

  • 患者への心臓マッサージ
  • 患者への挿管介助
  • 患者へのバックバルブマスクでの換気
一般病棟と比較して、HCUでは患者の急変は日常的に起こりました。そのため、働く看護師には患者に急変が起きてしまった時に対応出来るスキルも必要でした。
また、患者の熱傷の処置など外傷患者のケアも仕事でした。

患者を一般病棟へ異動する準備(転棟出し)

患者を一般病棟へ異動する準備(転棟出し)

HCUで働く看護師は、高度な治療や看護を必要とする患者が危機を脱した場合、患者が一般病棟へ異動するための準備(転棟出し)を行うことも仕事の1つです。

私が勤務した病院のHCUでは、患者の状態ごとに看護師の対応は、以下のように異なりました。

  • 水が飲める患者には飲水と離床を行う
  • 歩行可能な患者は一般病棟へ戻す準備を進める

患者をHCUから一般病棟に異動する際も、全身のモニター管理をしながら進めていきました。

また、HCUで働く看護師は、患者の手術後の傷と全身の状態と患者自身の状態を簡潔明瞭にまとめ、一般病棟の看護師へ申し送りも行います。

私がHCU(高度治療室)の看護師として働いて感じたこと

私がHCU(高度治療室)の看護師として働いて感じたこと

私がHCUに勤務した経験をもとに、一般病棟と比較した場合に、看護師として働いて感じたことを説明していきます。

全身のフィジカルアセスメントが上達した

HCUでは、フィジカルアセスメントが非常に重要であり、その基礎を身につける事ができたと感じます。

例え病名がまだ未確定である患者でも、全身をくまなく観察し、異常の早期発見ができること、そしてそれらを治療や看護に繋げることが行えるようになりました。

さらに私は、HCUで多様な疾患を経験したため、自分の得意、不得意の分野を知ることができ、今後の看護師としてのスキルアップの参考になりました。
その後、私は呼吸器に興味を持ち、呼吸療法認定士を取得、院内の呼吸サポートチームのコアメンバーを経験しました。

患者とじっくりと関われない

患者とじっくりと関われない

HCUは、一時的な患者(1~3日間程度)を受け入れる病室です。

そのため、患者とじっくり関わることはできず、患者を最初から最後まで通して看ることができません。

自分が担当した患者が、回復したのか、退院したのかなどの経過を知ることもできず、看護師としてのやりがいを感じにくいと言う方も多くいました。

また、患者の急変も激しいため、どうしても亡くなってしまう方も多く、看護師として精神的なタフさがないと続けて行くことが困難でした。

仕事中の緊張感やプレッシャーが大きい

仕事中の緊張感やプレッシャーが大きい

HCUでは、患者の様子を24時間チェックし、病状の変化を見逃さないように、常に注意深く観察することが看護師に求められました。

そのため、仕事中の緊張感やプレッシャーは一般病棟に比べると大きかったです。

HCUに配属された看護師の方で、仕事中の緊張感が続き、疲労やストレスを感じる方も少なくありませんでした。
また、帰宅後も急変時のモニター音が頭から離れず、辛く感じる看護師もおり、急変患者にも対応できるようになるまで、モニター音の空耳が消えない看護師もいるほどです。

患者にストレスを感じることもあった

患者にストレスを感じることもあった

HCUに入院している患者は、自由に動くことが出来ない故に、看護師にその苛立ちをぶつける場面も多く見受けられました。

ICU(集中治療室)では、意識が無い状態の患者が多いですが、HCUでは、患者の意識ははっきりとしている場合が多かったです。

そのためHCUでは、看護師と患者が密に接することになるため、患者の性格によっては看護師が強いストレスを感じることも多いです。

看護技術を磨くことができた

HCUに看護師として勤務することで、患者に対する幅広い知識や、看護技術を磨くことができました。

個人的な意見ですが、看護師のスキルアップを考えた場合、看護技術を磨くことができる最高の職場とだと感じました。また、その後どの診療科に異動になった場合でも、病院を変更し転職した場合でも、看護師として即戦力扱いでした。

HCUで働く看護師には、多岐にわたる看護知識、看護技術、そして現病歴だけにとらわれず、患者の全体像を把握し、異常を早期に発見出来る力を身につける必要がありました。

(HCUへ転職や配属されてから、働きながらスキルを身に付ける看護師がほとんどです。また、医師が勉強会を開いてくれたり、先輩看護師がきちんと丁寧に教えてくれたりするので、知識がない方でも問題なく働けました。)

そのため、HCUで看護師は全疾患、全年齢に対応できる知識や看護技術が必要であり、身に付けることができると言っても過言ではない気がします。

定時退勤が行いやすい環境だった

ICU(集中治療室)と同様に、病院の中でもHCUは、特殊なユニットであり、在籍している看護師人数も一般病棟よりは多いです。

そのため、定時退勤が行いやすい環境であり、緊急対応や緊急入院が続かない限り、残業はほとんどありませんでした。

私が勤務していたHCUの先輩看護師は、子どもが生まれた後、HCUに復帰しましたが、時短勤務(時短勤務制度)を活用することなく、17時や17時半には、退勤できていました。

患者が回復することに、やりがいを感じる

患者が回復することに、やりがいを感じる

HCUは退院まで患者を継続して看ることが難しいですが、あるとき一般病棟に患者の転棟に行った際、HCUで意識もなく管だらけだった方が元気に歩行されているのを見かけました。

その患者は、HCUにいたときのことは全く覚えていない様でしたが、私はその姿を見た時に、あの時頑張って良かったと心から思う事ができ、やりがいを感じました

そのようなことがあってからは、先を読み、自分の思う看護技術を提供し、患者が安全に一般病棟に退床していくと、安堵と幸せを感じました。

ICU(集中治療室)でもなく、一般病棟でもない、そんな曖昧な定義の職場ではありますが、私はこのHCUで働き多くのことを学ぶ事ができました。

私はHCUで働くことができて本当に良かったと思っています。

看護師がHCU(高度治療室)へ転職を希望する場合の確認事項

看護師がHCU(高度治療室)へ転職を希望する場合の確認事項

私が複数のHCU(高度治療室)の勤務経験から、HCUへ看護師転職を希望する場合に確認してほしい事項を以下にまとめてご紹介していきます。

HCUがある病院をすべてピックアップする

HCUがある病院をすべてピックアップする

まず、HCU(高度治療室)がある病院は限られていることを知っておきましょう。

HCUがある病院は規模が大きな病院であることが多く、転職が可能かも含めて、HCUがあり勤務が可能なエリアの病院をすべてピックアップしておくと良いでしょう。

また、HCU勤務限定の看護師求人の募集が無い場合でも、HCUがある病院の場合、希望した場合に異動を行える可能性もあるため、すべてチェックしておくことがポイントです。

HCUでの患者層・治療分野の確認を行う

HCUでの患者層・治療分野の確認を行う

こちらでご紹介した私が勤務していた病院では、緊急搬送も受け入れていたため、全疾患、全年齢に対する幅広い知識が必要でした。

しかし、病院によっては、脳血管障害の治療が主なHCUや、心臓疾患に力を入れているHCUなど、特徴が異なります

特に初めてHCUに転職を検討する看護師の場合、患者層や治療分野の確認は必ず行った上で、転職する病院を選択してください。

HCUへの配属希望の条件交渉を行う必要もある

HCUへの配属希望の条件交渉を行う必要もある

配属をHCUと限定している看護師求人を募集している場合もありますが、ICU系と記載されている場合や病棟がほとんどであり、HCUを限定していません。

そのため、面接時(内定前)に必ず条件面(HCUへの配属)の交渉が必要です。(各病院の看護師人員や経営状況、方針によって、HCUの看護師として働けるかどうかが異なります。)

しかし、交渉を行った場合でも、HCUがある病院は規模が大きな病院であることが多く、転職後に以下のようなことが起こる可能性があるでしょう。

  • 希望の病棟(HCU)へ配属されない
  • HCUに配属されたが12ヶ月に部署異動が行われた
  • 入職後、数年でHCUに異動できると聞いたが、異動できない

そのため、交渉後は、書面(労働条件通知書等)に記載してもうことが必要です。(面接ではメモを取り、必要であればメールにて内容を送ってもらいましょう。)

これらの交渉を、看護師自身が転職時に行うことは難しいため、以下でご紹介する看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を活用して、HCUの看護師として働くことができる病院のピックアップや条件交渉を代行してもらうことがおすすめです。

HCU(高度治療室)の看護師求人が多い転職サイト

HCU(高度治療室)の看護師求人が多い転職サイト

HCU(高度治療室)限定の看護師求人を取り扱っている看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)は、全国的にとても少ないです。

以下では、HCU(高度治療室)限定の看護師求人が多く、看護師転職時に配属希望条件の交渉を行ってくれる看護師転職サイトをご紹介します。

まずは、配属希望条件の交渉ではなく、HCU(高度治療室)限定の看護師求人を探す必要があるため、2社登録して希望のエリアで求人があるかをまずは確認しましょう。

看護師求人数No.1!レバウェル看護

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸2重丸2重丸2重丸
サイト名レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
運営会社レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数153,588件
(2024年4月1日時点)
非公開求人豊富
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤、夜勤専従パート、非常勤、派遣、紹介予定派遣
対応施設総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・看護師の転職求人が豊富
・転職支援サービスが手厚い
・転職の相談から行える
・院内・施設内情報に強い

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、看護師転職サイトの中でも、一番看護師求人が豊富で、ハロ―ワーク求人もカバーしています。

そのため、HCU(高度治療室)限定の看護師求人が見つかりやすく、HCUへ転職を希望する看護師は、必ず活用しておきましょう。

また、看護師の利用者数も40万人を超え、転職支援サービスも充実しているため、配属希望条件の交渉もきっちり行ってくれます。

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/

HCUの看護師求人豊富!マイナビ看護師

マイナビ看護師

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸2重丸2重丸2重丸
サイト名マイナビ看護師
運営会社株式会社マイナビ
公開求人数81,127件
(2024年4月1日時点)
非公開求人とても豊富(保有求人全体の約40%非公開)
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネジャー
対応 雇用形態正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他
対応 勤務形態常勤(二交替制)、常勤(三交替制) 、夜勤なし、夜勤専従
対応施設病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業(CRA、CRCなど)、保育施設 、その他
対応 診療科目美容外科、小児科、産科、婦人科(レディースクリニック)、整形外科、循環器内科、心療内科、消化器外科、心臓血管外科、スポーツ整形外科、脳神経外科、眼科、形成外科、消化器内科、歯科、精神科、血液内科、外科、内科、神経内科
対応配属先病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・転職の相談から行える
・キャリアアドバイザー親切丁寧
・退職交渉も可能
・企業系のレア求人を豊富に保有

マイナビ看護師は、HCU(高度治療室)限定の看護師求人を分けたページがあり、他の転職サイトよりも求人は豊富です。

さらに、求人全体の40%が非公開求人(インターネット上に出ない、担当者から紹介される求人)であるため、登録後に担当者に相談することがおすすめです。

マイナビ看護師は、規模が大きな病院の求人が豊富なため、HCUの看護師求人を探す際にはおすすめです。

公式サイト:https://kango.mynavi.jp/

まとめ

HCU(高度治療室)で働く看護師の仕事内容や、働いて感じたことを紹介してきました。

HCUでは、看護師として様々な疾患の知識や、看護技術も習得することができ、慌ただしい中でも、やりがいとモチベーションを持って働くことができる職場です。

一般病棟と比較した場合に、HCUで働くデメリットはもちろんありますが、私はHCUで働くことで、看護師である自分に自信や誇りを持つことができ、本当に素晴らしい日々を送ったと、今も感じています。

もしも、HCUの看護師として働かない場合でも、病棟間での連携を円滑にするためにも、HCUってこんな職場だと、知識として知ってもらえたら嬉しいです。

このサイトの運営者情報

運営会社株式会社peko
会社ホームページhttps://peko.co.jp/
所在地〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F
代表取締役辻 昌彦
設立2015年6月
資本金14,000,000円
事業内容
  • 有料職業紹介事業
  • キャリアメディア事業
  • インターネット広告事業
  • SEOコンサルティング事業等
厚生労働大臣許認可有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509
(厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細
特定募集情報等提供事業:51-募-000760
連絡先03-5324-3939 (受付時間:休日、祝日を除く10:00~17:00)
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総合監修者

キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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