看護師の体験談

看護師が年収アップ・給料アップする12つの方法・体験談

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看護師は、他の人から見れば年収がもともと高い職業だと思われがちです。

2024年に発表された「厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、看護師の平均年収は約508.1万円、平均月給は35.2万円となっています。

看護師の給料アップは、昇給やボーナスの増額、職能手当の追加などで実現するのが一般的です。また、年収アップには給料だけでなく、ボーナス、残業代、福利厚生、特別報酬なども含まれます。

しかし一方で、実際には看護師の給料や年収がなかなかアップしない職業であると感じることもあります。

私は4年間大学病院で勤務し、さまざまな業務を経験した後、美容クリニックで看護師として働いていますが、私の知人の看護師の中にも「給料が全然上がらない」「夜勤が減ると給料が大幅に下がった」など、年収に不満を持っている人が少なくありません。

ここでは、私の経験を踏まえ、看護師が年収・給料アップを実現する方法を詳しく説明していきます。

執筆・監修看護師
執筆・監修看護師

看護師が年収アップ・給料アップする12つの方法

看護師が年収アップ・給料アップする12つの方法

看護師として年収アップや給料アップを望む場合、どのような方法があるでしょうか。

以下では、私の経験を含め、看護師免許を活かした年収アップや給料アップの方法を詳しく説明していきます。

1.昇進・昇給で管理職を目指す

看護師として働く現在の職場でリーダーシップを発揮し、昇進や昇給によるキャリアアップを目指すことで、年収や給料のアップが期待できます。

病院(病棟)勤務の看護師の場合、一般的には「看護主任→看護師長→看護部長」という昇進コースが一般的です。看護主任以上の管理職になると、勤務先によっては管理職手当や管理当直手当などの収入追加、または賞与が増える可能性があり、給料や年収は必然的にアップします。

以下は、日本看護協会の調査報告書の一部抜粋をした、看護主任と看護師長の年収と平均給料です。

看護主任平均年収:約5,171,470円/年
平均給料:327,143円/月
平均賞与:約1,245,754円/年(管理職平均)
看護師長平均年収:約6,584,036円
平均給料:425,020円/月
(内:基本給370,949円、管理職手当45,439円、管理当直手当8,632円)
平均賞与:約1,483,796円/年

出典:日本看護協会 2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査 報告書
看護師長の賞与計算:基本給×4.0ヶ月分
年収計算:平均給与月額×12ヶ月+平均賞与

看護主任になるためには、一般的に6年~10年程度の看護経験が必要です。30代の看護師の多くがこのタイミングで昇進を目指しますが、看護師長になるにはさらに豊富な経験や、周囲を納得させる資格の取得が求められることが多いでしょう。

昇進によって年収や給料はアップしますが、即座に成果が出るわけではありません。日々の地道な努力と、看護師としての職務に真摯に向き合う姿勢が求められます。

最短で管理職を希望する看護師の方は「看護師で出世したい|必要な9つのことと最短で出世するために!」も合わせて確認しておきましょう。

看護師の体験事例

現場では、看護主任は責任の重い仕事であるため、管理職に抵抗を感じる看護師が増えている傾向にあります。しかし、管理職を目指すのであれば、上司に「自分は管理職を目指している」という意思を明確に伝えておくことが大切だと感じます。
私の経験ですが、新人看護師の頃、師長が看護師6年目の2人の先輩に「このまま働いて管理職を目指したい?」とそれとなく聞いていた場面を見たことがあります。1人の看護師は「今のままマイペースで仕事を続けたいので、管理職は希望していません」と伝え、もう1人の先輩は「管理職を目指したいと思っています」と答えていました。
結果的に、2年後に管理職を目指していた先輩が看護主任に昇進しました。やはり職場の上層部は、やる気のある看護師を管理職に推薦したいと考えるものです。管理職を目指すのであれば、師長にしっかりとアピールすることが重要だと感じます。

2.看護師プラスアルファの資格を取得する

看護師として、現在の職場でプラスアルファの資格を取得することで、資格手当を受け取り、年収や給料のアップが期待できます。

ただし、資格取得には時間と費用がかかるため、その点は注意が必要です。

以下は、一般的な看護師が取得できる追加資格と、それに伴う資格手当の例です。

現在の職場で看護師としてプラスアルファの資格を取得する場合、資格手当を受け取れることから年収アップ・給料アップが期待できます。

認定看護師
(日本看護協会)
(認定看護師手当)
平均8,556円/月(※1)
専門看護師
(日本看護協会)
(専門看護師手当)
平均11,566円/月(※1)
診療看護師(NP)(診療看護師手当)
約30,000円~60,000円/月程度(※2)
助産師(助産師手当・分娩介助業務手当)
2,000円~10,000円/月程度(※2)

※1 出典:日本看護協会2022年病院看護・助産実態調査
※2 弊社独自調査
※職場によっては上記の他に、ケアマネジャー(介護支援専門員)保健師なども該当する場合があります。

日本看護協会の調査によると、約60%の病院で認定看護師手当や専門看護師手当が支給されています。特定分野のスペシャリストを目指すことで、年収が年間約10万円以上アップする点は非常に魅力的です。

ただし、専門看護師になるには、看護師経験が5年以上必要で、その後2年間大学院に通い、さらに6ヶ月以上の実務経験を積んでから試験を受ける必要があります。認定看護師も同様に、看護師経験が5年以上必要で、6ヶ月間認定看護師教育機関で研修を受けた後、試験があります。どちらも費用と時間がかかる点は考慮が必要です。

そのため、せっかく時間と費用を使って認定看護師を取得したのに手当は数千円しか上がらないと考える看護師の方もいます。

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私の個人的な経験では、認定看護師を目指す方の多くは、年収アップを目的とするよりも、看護師としてのキャリアアップを目指しているケースが多いと感じます。確かに資格手当を受け取ることで給料や年収は増えますが、管理職のような責任のある職務に就くことが多く、結果的に年収がアップするという印象です。
そのため、「資格を取得して少しでも年収が増えればいいかな」と軽く考えている看護師にとっては、資格取得は必ずしも最適な給料アップ・年収アップの方法ではないかもしれません。

3.現在の職場で夜勤の回数を増やす

ご存じの通り、看護師の給料は夜勤手当が大きな割合を占めることが多いです。そのため、夜勤の回数が増えれば増えるほど、給料がアップし、年収もそれに伴って上がります。

一般的な病院の夜勤手当の金額や回数は以下の通りです。

準夜勤(3交代制)4,234円/回
深夜勤(3交代制)5,199円/回
夜勤(2交代制)11,368円/回

出典:看護師の夜勤手当の平均はいくら?計算方法もご紹介

さらに、近年は日勤常勤という働き方が好まれる傾向にあるため、夜勤を進んで引き受けてくれる看護師は職場で歓迎され、信頼度が高まることが期待されます。

また、現在の職場であれば環境に慣れており、気心の知れたメンバーと一緒に働くことで、ダブルワークをするよりも心身の負担が少なく、確実に給料アップを目指せるでしょう。

自分の体力や体調を考慮しながら、上司(師長など)に相談して夜勤の回数を増やすことで、給料アップを図る方法も有効です。

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私の経験では、病院やその看護師の夜勤回数によっては、月ごとに(夜勤回数の)制限がある場合があり、その点には注意が必要です。私の友人は「独身のうちにたくさん稼ぎたい」と師長に相談し、夜勤の回数を増やしてもらっていました。
給料アップを希望し、夜勤の増加に抵抗がない看護師にとっては、職場の状況さえ許せば、夜勤を増やすことが効果的だと感じます。

4.委員会活動等で残業を増やす

病院勤務の看護師は、委員会活動などに積極的に参加し、業務時間を増やすことで給料アップを期待できます。

理由は、委員会活動などは多くの場合、看護業務の時間外に行われるため、残業手当(時間外手当)を受け取る機会が増えるからです。

通常の看護業務では、時間内に業務を終わらせることが求められることが多いですが、委員会活動においては、残業代をしっかりと稼ぐことが可能です。

ただし、委員会活動に残業手当が支給されるかどうかは病院によって異なるため、確認が必要です。

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私は、残業手当を稼ぐためだけが理由ではありませんが、委員会活動などを積極的に参加していました。
委員会活動を行いたい看護師は少ないため、同僚や上司から「ありがたがられる」ことが多く、周囲からの信頼度も上がった経験があります。
私が勤務していた病院では、月に2回ほど委員会活動がありましたが、稼げる額はお小遣い程度でした。しかし、「塵も積もれば山となる」という考えで、少しずつ給料をアップさせていました。

5.現在の福利厚生などを最大活用する

病院などに勤務している看護師は、福利厚生を最大限活用することで、実質的に年収アップを図ることができる場合があります。

例えば、通勤費用の交通費支給を定期券購入で効率化することや、企業年金や退職金制度を詳しく調べ、税制上の優遇が受けられる確定拠出年金の拠出額を最大限利用するなどの方法があります。

また、レジャーや娯楽に対する補助が出ている場合には、積極的に活用することもおすすめです。

これらの方法は直接的な年収アップにはつながりませんが、生活の質を向上させ、手元に残るお金が増えることで、結果的に経済的な余裕を持つことができるでしょう。

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看護師は日々の業務が多忙であるため、勤務先の福利厚生や制度をうまく活用できていないことが多々あります。
例えば、私の友人は妊娠を機に退職を考えていましたが、勤務先で産休・育休を取得できることを知り、その制度を利用することにしました。結果的に退職することになったとしても、休暇中は給料の補助を受けられるため、経済的な負担が軽減されました。
このように、一度勤務先の福利厚生や制度を確認することで、手元に残るお金が増える可能性があります。

6.部署異動を行う

特に現在、規模が大きな病院に勤務している看護師の方は、部署異動によって手当が増え、給料アップが期待できる場合があります

例えば、以下のような部署や病棟の場合は、特殊な手当を貰える可能性があります。

救急外来・ERなど・特殊業務手当(約10,000円~20,000円/月)
・オンコール手当(約2,000円/月)
手術室(オペ看)・手術室勤務手当(約5,000円~30,000円/月)
・危険手当(約10,000円/月)
・オンコール手当(約2,000円/月)
ドクターヘリ
(フライトナース)
・搭乗手当(約2,000円程度/1回)
訪問看護・オンコール手当(約2,000円/月)
精神科・放射線科など・危険手当(約10,000円/月)

危険手当などは有名ですが、勤務する病院・施設等によって、様々な手当を支給している場合があり、部署異動することで給料アップすることも可能でしょう。

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単純に給料アップのためだけに、部署異動を行う看護師はとても少ないと思います。
しかし、何らかのきっかけで部署異動を行う場合や、希望部署を出す場合、手当を確認することで、現在よりも給料アップは期待することができるでしょう。

7.給料・年収アップの交渉を行う

現在の勤務先で、上司や院長に給料や年収の交渉を行うことで、看護師の給料・年収をアップさせる方法です。

この交渉を成功させるためには、勤務先の業績や、同業他社(病院や施設など)の市場調査を行うことが重要です。適切なタイミングを見極めて交渉を行うことで、給料・年収のアップが期待できます。

特に、個人クリニックや医院、訪問看護ステーションなどの個人経営・店舗経営の職場が有効です。

ただし、交渉が決裂した場合、職場環境が悪化する可能性もあるため、転職も視野に入れつつ進めることが大切です。

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私の友人はクリニックに勤務していましたが、新人看護師が入職したタイミングで、院長に給料アップの交渉を行いました。教育業務が増えることや、管理職ではないものの、指導的な立場になることを理由に交渉を進めたそうです。
結果的に交渉は成功しましたが、友人は「院長との信頼関係があったからこそ、交渉ができた」と話しており、上がらなかったら退職を考えていたそうです。

8.ダブルワークや夜勤バイトを行う

他の施設や病院で夜勤のアルバイトや、休日にダブルワークをすることで、給料・年収アップが期待できます。

看護師として入職したばかりの頃は、毎年1万円程度の昇給が見込めますが、年数が経つにつれて、管理職に就かない限り昇給額は減少する傾向があります。

そのため、日勤のダブルワークや病院・施設での夜勤バイトは、手っ取り早く給料・年収を増やす方法として効果的です。

特に、看護師の夜勤バイトは報酬が高く、1回の勤務で3万円~5万円の日当が支払われることもあります。その他、ワクチン接種バイトやイベントでの医務室(イベントナース)、健診業務などが有名です。

ただし、副業禁止やアルバイト禁止されている勤務先でダブルワークや夜勤バイト行うことは、おすすめできません。

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現在の職場のシフトや体力を考慮すると、夜勤アルバイトを多く行うのは難しいことが多いですが、私は病院を退職した後、クリニックと施設の夜勤アルバイトをかけもちで時々行っていました。病棟業務から離れていた私にとって、夜勤業務は非常によい経験となり、看護師としての自信にもつながりました。
そして、夜勤バイトは月に1回行うだけでも、年間36万~60万円程度の年収アップにつながりました。
体力に自信があり、シフトと無理なく夜勤アルバイトを行える看護師であれば、年収アップだけでなく、貴重な経験も得られるため、夜勤アルバイトはおすすめです。

9.看護師免許を活かした副業を行う

看護師免許を活かした副業を行うことも、給料・年収アップの一つの方法です。

具体的には、医療関連の記事執筆や監修、医療施設やドラマの監修、さらにクラウドソーシングを活用した仕事などが有効です。

プライベートの時間が削られることもありますが、これらの副業をこなすことで、確実に給料や年収をアップさせることができます。

看護師の体験事例

私は医療関連の記事執筆を副業として行っていましたが、月に多い時で8万円ほど稼いでいた時期もありました。執筆に自信があれば、看護師免許を活かして、一般のライターよりも高い報酬で仕事を受注することが可能です。
また、クラウドソーシングのサイトを利用すれば、不特定多数の人からの依頼を受け、自分に合った副業を探すことができます。

10.訪問看護ステーションなど独立・起業する

看護師免許を活かして独立・起業する方法も、年収アップの手段の一つです。これは本人の経営能力次第で大きく変わりますが、成功すれば大きな収入増が期待できます。

例えば、看護師免許を活かした独立・起業としては、訪問看護ステーションを立ち上げることや、人材ビジネス(有料職業紹介事業など)を行うことが一般的です。

可管理や運営は非常に大変ですが、資金を含め、必要な条件をクリアすれば比較的簡単に始めることができます。

給料や年収は自分で決めることができるため、事業が軌道に乗れば年収アップが期待できるでしょう。

看護師の体験事例

私の友人で訪問看護ステーションを立ち上げた看護師がいましたが、約2年で閉鎖してしまいました。本人によると、訪問看護の業務自体に問題はなかったものの、経営面や創業期の立ち上げが非常に厳しく、知らないことが多すぎたと話していました。
また、他の友人は、出資してもらって訪問看護ステーションの管理者として運営している方もおり、経営は出資者に任せて自分は看護師の管理と仕事だけに専念している場合もあります。
看護師として独立・起業を希望する方は、しっかりと勉強しながらチャレンジすることが大切だと思います。

11.フリーランスの看護師として働く

フリーランスの看護師として働くことで、複数の収入源が得られ、給料・年収アップが期待できます。

フリーランスの看護師は、特定の企業や団体に専従せず、自身で契約形態や賃金を提案・交渉しながら、施設や企業などと業務委託契約を結び、個人事業主として働くスタイルです。

ただし、実際には非常勤やパート・アルバイト、派遣などを組み合わせて働く場合が多く、そうした仕事で生計を立てるケースが一般的です。年収の目安は470万円~600万円程度です。

興味がある方は「フリーランス看護師になるには?給料や体験談!募集が多い転職サイト」を確認しておきましょう。

12.新しい職場に看護師として転職する

現在の看護師の年収にもよりますが、給料や年収が高い職場へ転職し、年収アップを図ることも有効な方法の一つです。

看護師は人材不足が続いている業界が多いため、条件次第では高い給料や年収を期待できます。

看護師の転職による年収アップは手っ取り早い方法ですが、いくつかの注意点もあります。

  • 提示された年収が適正か
  • 年収以外の条件に問題はないか
  • 看護師の定着率はどうか
  • 昇給制度が整っているか

年収が高い職場は、看護師の離職率が高いケースや、年収を第一条件に考える看護師が集まり、人間関係が悪化しやすい傾向があります。

さらに、転職時に高い年収が提示されても、昇給がなければ再び転職を繰り返す可能性があります。そのため、昇給制度や福利厚生も確認しておくことが大切です。

転職を考える際には、将来的なビジョンを見据え、年収アップだけでなく、看護師としてのキャリア形成にも注力しましょう。

看護師の体験事例

私の経験から言うと、年収や給料が高い看護師求人には、注意深く確認が必要だと感じます。しかし、一方で、年収や給料が高く、良い環境の病院や施設も存在します。
また、職種や仕事内容によって年収や給料が高くなるケースも多いため、看護師としての今後のキャリアや希望する仕事内容に応じて、選択肢が変わると感じています。
おすすめの方法は、キャリア、プライベート、仕事内容をしっかりと考慮したうえで、年収や給料が高い職場を慎重に検討することです。

看護師転職して年収アップする場合のおすすめの職種・職場・条件

看護師転職して年収アップする場合のおすすめの職種・職場・条件

看護師が転職を通じて給料アップ・年収アップを考える場合、私の経験からおすすめの職種や職場、条件をご紹介します。

年収アップをすぐに見込める職場もあれば、後々に年収アップが期待できる職場もあります。それぞれの選択肢をよく検討し、将来のキャリアやライフスタイルに合った職場を選ぶことが大切です。

夜勤専従看護師

夜勤専従看護師として働くことで、現在の勤務先よりも年収アップが期待できます。

夜勤専従は日勤がなく、夜勤のみの勤務のため、2交代や3交代制よりも身体のリズムを一定に保ちやすく、看護師によっては慣れると楽に仕事ができることもあります

私の知り合いで、年収アップを目的に有料老人ホームの夜勤専従看護師に転職した人がいます。昼夜逆転の生活にはなりましたが、交代制勤務よりも身体が楽になり、年収もすぐにアップして満足していると言っていました。

家庭を持ち子育て中の看護師には難しいかもしれませんが、エネルギーがみなぎる若い独身の看護師にとって、夜勤専従看護師として働くことは効率的な年収アップの方法です。

月に8~9回の勤務で、月収は30万円以上になることが多く、非常勤、パート、正職員と雇用形態も様々です。

夜勤のみの勤務に問題がない看護師であれば、夜勤専従看護師という選択肢は非常におすすめです。

美容クリニック(美容皮膚科・美容外科など)

勤務するエリアやクリニックにもよりますが、美容皮膚科や美容外科クリニックは一般的に病院や施設よりも給料が高い傾向にあります。

理由としては、自由診療のため、美容クリニックの売り上げが他の保険診療のクリニックよりも高いためです。

美容に興味があり、現在よりも年収をアップさせたい看護師にはおすすめです。

私は年収に関係なく単に美容にとても興味があり、30歳までには絶対に美容クリニックに勤めたいと決めていた為病院から美容皮膚科クリニックへ転職した経験があります。
美容皮膚科では私のように単に美容が好きで働いている看護師もいましたが、中には美容に興味があるというよりも年収が高いからということが大きな理由で勤務している看護師もいました。

美容が好きで興味がなければ勤務を続けることは苦痛となってしまうこともある為、美容クリニック勤務は、美容に興味がある共に年収もアップしたい看護師に向いている年収アップの転職でしょう。

一般企業(総合職・企業医務室など)

一般企業の企業医務室や治験関連の総合職、治験コーディネーター(CRC)などの業務は、夜勤がないにもかかわらず、年収が高い傾向にあります。

企業医務室の場合、企業によっては保健師の免許が必要になることもありますが、看護師免許のみで採用されるケースもあります。企業医務室の看護師の年収は高くありませんが、基本的に大手企業のため、福利厚生や制度が非常に整っており、将来的に年収がアップして安定する可能性があります。

ただし、企業医務室の看護師は非常に人気が高いため、求人を探すのが難しいことが多いです。

また、一般企業に転職する場合、病院や施設、クリニックでの看護師業務とは大きく異なるため、事前に業務内容をしっかりと把握し、自分が適応できるかどうかをよく考えてから転職を決断することが重要です。

これまでとは異なる分野に挑戦したいチャレンジ精神を持ち、かつ年収アップも目指したい看護師にとって、一般企業への転職は適している年収アップの方法でしょう。

賞与(ボーナス)が高い・福利厚生が良い職場

看護師が年収アップを目指して転職する際、おすすめの条件は賞与(ボーナス)が高い職場と福利厚生が整った職場です。

多くの看護師は、転職時に月の基本給にばかり注目しがちですが、「年収」という観点で考えると、長期的に見て賞与(ボーナス)の高い職場を選ぶこともおすすめです。

さらに、賞与に加え福利厚生が充実している職場であれば、家賃手当などの補助が大きく、将来的に年収がアップし、安定する可能性が高まります

私の経験では、賞与が多い職場では、基本給の6倍近くのボーナスが支給されることもあり、たとえ基本給が高額でなくても、ボーナスが多ければ年収は大幅に増加します。友人と同じ基本給の職場で働いていましたが、年収で比べたところ、かなりの差があり、友人が驚いた記憶があります。

ただし、転職後すぐには、初回の賞与をもらえないことが一般的であるため、転職して1年目は年収アップが見込めないかもしれません。しかし、後々に年収アップが期待できるため、長期的に年収を上げたい看護師にとっては良い選択肢です。

看護師が年収アップできる求人が多い転職サイト

看護師が年収アップできる求人が多い転職サイト

看護師が給料アップや年収アップを目指して転職する場合、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)の活用をおすすめします。

その理由は、数十万件ある看護師求人の中から、年収を含む希望条件に合う求人をピックアップしてくれること、さらに一般には公開されていない「非公開求人」を保有していることです。

非公開求人は、応募が殺到する「好条件」や「高収入」の求人が多く、年収アップを目指す看護師は、まず看護師転職サイトに登録する必要があります。

私も実際に看護師転職サイトを利用してサポートを受けましたが、1人で転職活動をするよりもスムーズで、自分では見つけられない高収入の職場を紹介してもらえることや、直接は聞きにくいことを担当者が代わりに確認してくれるなど、手厚いサポートを受けられました。
そのため、看護師転職サイトから非公開求人を紹介してもらうことは、年収アップを目指す看護師にとって有効な方法の一つだと感じます。

以下では、看護師の求人数が多く、さらに非公開求人を保有している看護師転職サイトを3社ご紹介します。看護師転職サイトごとに保有している求人が異なるため、3社すべてに登録し、条件に合う求人を探してもらうのが効果的です。

看護師求人件数No.1!レバウェル看護

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸2重丸2重丸2重丸
サイト名レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
運営会社レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数158,256件
(2024年9月2日時点)
非公開求人豊富
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤、夜勤専従パート、非常勤、派遣、紹介予定派遣
対応施設総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・看護師の転職求人が豊富
・転職支援サービスが手厚い
・転職の相談から行える
・院内・施設内情報に強い

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、看護師転職サイトの中でも非常に豊富な求人情報を提供しており、ハローワークの看護師求人もカバーしています。

さらに、非公開求人も保有しており、担当者が丁寧にヒアリングを行ってくれるため、看護師にとって信頼性が高く、人気のある転職サイトです。

正職員、パート・アルバイト、派遣の雇用形態に対応しており、年収アップを目指す転職を考える際は、必ず活用しておきましょう。

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/

求人・非公開求人多数!ナースではたらこ

ナースではたらこ

転職相談面接対策条件交渉退職相談
まる2重丸2重丸三角
サイト名ナースではたらこ
運営会社ディップ株式会社
公開求人数95,618件
(2024年9月2日時点)
非公開求人豊富
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 勤務形態常勤、非常勤、日勤のみ、夜勤専従
対応施設病院、クリニック、介護施設、デイサービス、訪問看護、企業その他
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・非公開求人が豊富
・希望条件に合う求人が見つかりやすい
・希望する病院・施設へ転職可能な逆指名転職がある

ナースではたらこは、丁寧で親切な対応と的確な転職アドバイスを提供しており、看護師に人気の高い転職サイトです。

さらに、レバウェル看護の次に看護師求人が豊富で、非公開求人も豊富に取り扱っています。

そのため、条件が良い年収アップの看護師求人を見つける可能性が高まります。

正職員、パート・アルバイトの雇用形態に対応しており、年収アップの転職を希望する看護師には、ぜひ併せて活用していただきたい転職サイトです。

公式サイト:https://iryo-de-hatarako.net/

非公開求人豊富!マイナビ看護師

マイナビ看護師

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸2重丸2重丸2重丸
サイト名マイナビ看護師
運営会社株式会社マイナビ
公開求人数83,006件
(2024年9月2日時点)
非公開求人とても豊富(保有求人全体の約40%非公開)
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネジャー
対応 雇用形態正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他
対応 勤務形態常勤(二交替制)、常勤(三交替制) 、夜勤なし、夜勤専従
対応施設病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業(CRA、CRCなど)、保育施設 、その他
対応 診療科目美容外科、小児科、産科、婦人科(レディースクリニック)、整形外科、循環器内科、心療内科、消化器外科、心臓血管外科、スポーツ整形外科、脳神経外科、眼科、形成外科、消化器内科、歯科、精神科、血液内科、外科、内科、神経内科
対応配属先病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・転職の相談から行える
・キャリアアドバイザー親切丁寧
・退職交渉も可能
・企業系のレア求人を豊富に保有

マイナビ看護師は、保有している看護師求人全体の約40%が非公開求人です。

そのため、提案される看護師求人は好条件・高給与が期待できます。

正職員、パート・アルバイトの雇用形態に対応しており、大手の病院や企業とつながりが深いため、看護師のキャリアを考えた年収アップ転職に活用しておきましょう。

公式サイト:https://kango.mynavi.jp/

まとめ

看護師として給料アップや年収アップを実現するためには、さまざまな方法があります。

昇進や資格取得、夜勤の増加、委員会活動、さらには転職や副業まで、多岐にわたる選択肢が存在します。

そして同時に今すぐ看護師として年収アップをしたいのか、長い期間で考えてその中で年収を増やしていきたいのかどうかを選択しましょう。自分に合ったキャリアプランやライフスタイルを見据え、どの方法が最適かを考えることが重要です。

特に、看護師転職サイトを活用して非公開求人を見つけることや、賞与や福利厚生が充実している職場を選ぶことは、長期的に安定した看護師の年収アップにつながります。

また、1人で悩まず看護師転職サイトの担当者等に相談をしてみることも良い方法の一つだと感じます。

今回紹介した方法を参考に、理想的な働き方と収入を手に入れるために、一歩踏み出してみましょう。

看護師の皆様が満足できる給料アップ、年収アップに成功できることを心から祈っております。

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運営会社株式会社peko
会社ホームページhttps://peko.co.jp/
所在地〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F
代表取締役辻󠄀 昌彦
設立2015年6月
資本金14,000,000円
事業内容
  • 有料職業紹介事業
  • キャリアメディア事業
  • インターネット広告事業
  • SEOコンサルティング事業等
厚生労働大臣許認可有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509
(厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細
特定募集情報等提供事業:51-募-000760
連絡先03-5324-3939 (受付時間:休日、祝日を除く10:00~17:00)
お問い合わせhttps://peko.co.jp/inquiry
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総合監修者

キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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