看護師転職で不採用になった病院へ再度応募しても良いでしょうか?
看護師転職時に、一度自分で応募した病院へ再度応募しても問題ないでしょうか。期間は6ヶ月ほど空いています。また、再度応募する場合の注意点はありますでしょうか。(32歳/看護師)
一度落ちた病院や施設に再度応募することは問題ありません。是非、チャレンジしてください。注意点としては以下の通りです。
- 該当の病院・施設は再応募が可能かどうか確認すること
(再応募不可の場合が稀にある) - 一定の期間(3ヶ月~1年程度)を空けること
- 募集職種は変更しなくてOK
(採用されやすさを考えて変更も可) - 面接や志望動機等には再応募の旨を伝えること
- 履歴書・職務経歴書の使いまわしはしないこと
また、ご自身で再応募が難しい場合、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を利用し、紹介実績がある病院であれば、希望している看護師像や、前回なぜ落ちたかを聞いてもらうことも可能です。
落ちた原因を確認することで履歴書や職務経歴書、面接対応などを見直し、希望する病院や施設への内定を勝ち取りましょう。
以下のおすすめの転職サイトを利用し、「不採用になった病院へ再度応募する注意点」も合わせて確認してきましょう。
執筆・監修当サイトを運営する株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。国家資格であるキャリアコンサルタント資格も取得。
不採用になった病院へ再度応募する注意点
一度不採用になった病院で、再度応募する場合に注意したいことをご紹介します。
該当の病院・施設は再応募が可能かどうか確認すること
看護師に人気の病院や施設の場合、再応募を繰り返す方が多いため、「再応募は不可」となっている場合が稀にあります。(又は再応募期間を限定されている場合があります。)
そのため、再応募する場合、あらためて募集要項をよく確認しておきましょう。
再応募で募集要項が変わり、応募できない場合
再応募を行う際に募集要項が変わり、
- 希望条件から大きく乖離している
- 応募する要件に該当しなくなった
以上のことで応募できない場合は「応募・転職したい病院が看護師求人を募集していない場合の対応は?」を確認しておきましょう。
看護師転職サイトを利用し、逆指名転職を行うことで、少しですが採用される可能性はあります。
また、看護師転職サイトを利用する場合は、一度応募していることを必ず伝えておきましょう。
再応募は一定の期間を空けること
不採用になった病院・施設へ応募する場合、一定の期間(3ヶ月~1年程度)を空けることをおすすめします。
※一般的には1年間と言われていますが、看護師の場合はその時期の不足状況によって大きく変化するためです。
理由としては、
- 採用担当者が変更になる可能性があること
- 募集を希望する看護師の要件が変わる可能性があること
- 採用の基準が変わっている可能性があること
落ちた理由が分からない場合は、最低でも3ヶ月程度の時間は空けたほうが無難と言えます。
一定期間を待てない場合
何らかの事情で、一定の期間空けられない場合は、以下で説明する看護師転職サイトを利用しましょう。
看護師転職サイトであれば、担当者が落ちた理由を確認してくれる可能性が高く、再チャレンジできるか確認・交渉を行ってくれる場合があります。
募集職種・配属先は変更しなくてOK
再度、病院・施設に応募する場合、募集職種や雇用形態は変更しなくても問題ありません。
しかし、病院・施設側が例えば「夜勤が行える看護師」を希望している場合には、検討するようにしましょう。
また、求人の募集要項はその時によって職種(病棟・外来など)や、雇用形態(正職員、パートなど)が変更される可能性があります。
病院・施設側が求めている看護師の勤務形態であるかどうかを再度確認しておきましょう。
補足説明
病院によっては夜勤を行う看護師が不足している場合があり、夜勤が出来ない看護師(日勤常勤)は不採用になるケースが多いと言えます。
そのため、夜勤を行わない場合、募集要項から病院・施設側が夜勤を求めているかどうかを判断することも大切です。
採用されるために配属先や雇用形態の変更もあり
例えば、外来で希望している病院を、病棟勤務に変更したら内定を貰いやすくなるケースがあります。
このように、採用されるために配属先や雇用形態・勤務形態を変更しても良いでしょう。
落ちた理由を分析すること
再応募する場合、面接や書類審査で落ちた理由を分析することは大切です。
原因は正確に分からない場合でも、「面接に失敗した」「希望条件を伝えすぎた」「人気の職場だった」など様々な理由があります。
落ちた理由に当たりをつけ、再応募する際には対策を行っておきましょう。
詳しくは「看護師の面接に落ちる11つの理由!落ちる原因と回数をアンケート調査」も合わせて確認しておきましょう。
面接や志望動機等には再応募の旨を伝えること
看護師が病院へ再応募する場合は、履歴書の志望動機や、履歴書・職務経歴書を郵送する場合の添え状に、「再応募の旨を記載する」ようにし、熱意を伝えましょう。
また、面接時には再応募である旨を初めに伝え、再度入職したいという熱意を伝えましょう。
再応募の志望動機等の例文
再応募・例文
一度、2021年×月に御院を受け不採用になっておりますが、貴院では一貫した医療体制・サポート体制を提供されており、自らも切磋琢磨し、貢献できる看護師になりたいと思い再度応募させていただきました。
※なるべく熱意が伝わるように、上記の黄色線の部分を独自の熱意の伝え方に変えて、記載しておきましょう。
履歴書・職務経歴書の使いまわしはしないこと
中途採用で利用する履歴書や職務経歴書は病院や施設によって保管する期間や、対応が異なります。
基本的には6ヶ月程度で破棄される、又は履歴書が返却される場合もありますが、データなどで送っている場合などは、過去の履歴書や職務経歴書を確認されてしまう場合があります。
そのため、以下の項目は使いまわすことなく、新しく考え、記載するように心がけましょう。
- 履歴書の志望動機や自己PR欄
- 職務経歴書の経歴概略や自己PR
変更することで熱意も伝わりやすくなるでしょう。
看護師転職サイトを再応募で利用する理由
一度落ちた病院・施設へ再応募する場合、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を利用する理由を説明していきます。
また、利用する場合は必ず「一度応募して不採用になっている旨」を伝えましょう。
落ちた理由を確認できる可能性がある
看護師転職サイトに無料会員登録を行い、一度応募した病院・施設が不採用になった旨を担当者に伝えましょう。
登録した看護師転職サイトで看護師の紹介実績があれば、採用担当者と必ず繋がりがあるため容易に確認してもらうことが可能です。
紹介実績がない場合でも、逆指名転職を行ってくれる看護師転職サイトに登録すれば、確認・交渉を行ってくれるため、問題ありません。
採用したい看護師の人物像を知ることができる
求人サイトや、病院・施設内の採用ページに出る募集要項では、病院・施設側が採用したい看護師像のすべてを知ることが出来ません。
しかし、看護師転職サイトの場合、看護師が転職完了しなければ、報酬を貰うことが出来ない成果報酬型の仕組みを取り入れている場合がほとんどです。
そのため、看護師転職サイトの担当者は、採用したい看護師の人物像を把握、又は確認してもらうことも可能です。
条件を緩和する交渉ができる
看護師転職サイトを利用する看護師のメリットの一つに、担当者が待遇や勤務形態、給与などの条件交渉を行ってくれることが挙げられます。
どうしても採用されたい病院・施設であれば、看護師に優位な条件交渉をするのではなく、緩和するように働きかけてもらうことも可能です。
条件面は厳しくなることが予想されますが、どうしても入職したい場合には最適な方法です。
再応募が無理でも同一条件の病院・施設を紹介してもらえる
再応募が無理な場合や、再応募して落ちた場合など、ご縁がなかったと諦めるケースもあります。
しかし、看護師転職サイトを利用していれば、ほぼ同様の条件やキャリアアップ、スキルアップに適した病院・施設を紹介してもらうことも、続けて可能です。
看護師として転職したいという希望があるのであれば、利用しておきましょう。
看護師転職時の良くある質問一覧
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