現在、病院で勤務していますが、働きながら転職活動を行って、周囲のスタッフや病院にばれないでしょうか。また、看護師求人サイトを利用しようと思いますが、大丈夫でしょうか。もしも、ばれた場合はどうしたら良いでしょうか。(27歳/看護師)
勤務中に転職関連の電話やメールを控え、看護師の同僚や先輩、スタッフに転職のことを話さないようにし、普段と同様に看護業務を行いましょう。
看護師求人サイトを利用(会員登録・やり取り)したからと言って直接転職活動がばれる原因とはなりません。
また、ばれてしまった場合でも、転職先と勤務先で悩んでいる場合は転職活動の有無を認めることなく、隠すようにしてください。
目次
看護師転職サイトに登録するとばれるのか?
看護師転職サイトに登録していることで、転職活動が周囲にばれることはありません。
また、複数社の登録行った場合でも同様で、看護師転職サイトの担当者(エージェント)がばらすことも転職斡旋を行う観点から考えられません。
そのため、安心して利用し、当社が確認している「看護師転職サイトおすすめベスト5選」のおすすめから利用しましょう。
※その他の看護師転職サイトを利用する場合は、各看護師転職サイトの利用規約や個人情報保護方針などを確認すると良いでしょう。
しかし、看護師転職サービスの流れでは、看護師の履歴書や職務経歴書を郵送、又は面接時に持参するため、その際に転職活動が以下で説明する「看護師の転職活動が勤務先にばれる原因」に当てはまった場合には、ばれてしまう可能性があります。
看護師の転職活動が勤務先にばれる原因
働きながら看護師が転職活動をする場合、ばれる原因を自分で作ってしまうこともあり、行わないようにしましょう。
また、不本意にばれる可能性があることは、注意する以外に方法はありません。
自分から転職活動を同僚に話してしまう
看護師として転職活動を始めると、不安に感じることも多くなり、誰かに相談したいと考える看護師も多いです。
しかし、誰かに転職の相談する際は、慎重になる必要があり、転職活動を行っていることを友人に話し、いつの間にか噂になっていたということは多々あります。
転職をすることに対して、羨ましいと妬んだり、その分自分の仕事が増えてしまうと考えたり、転職の邪魔をしたいと考えてしまう看護師も残念ながら中にはいます。
そのため、いくら信頼している友人や知り合いでも話す場合には慎重に伝えるように努力しましょう。
転職活動後に内定を貰い、上司に辞める報告をしたのち、タイミングを見て自分から職場の同僚や友人に話しましょう。
普段から辞めたい・転職したいと口に出して言っている
普段から「辞めたい」「転職したい」と口に出して同僚やスタッフに伝えている看護師も、普段と不自然な振る舞いを職場で行うことで、ばれる、又は転職するのではないか、と噂される場合があります。
普段から「転職したい」と言っていた看護師が、突然言わなくなり、イキイキと仕事を行っていたり、仕事を引き継ぐために新人看護師に仕事の仕方を熱心に伝えていたりするとばれる場合があります。
「辞めたい」と口に出して言うことは辞めるようにしましょう。
また、引継ぎ期間は退職報告後に時間を取り、転職スケジュールに組み込むようにしましょう。
出勤時の服装がスーツ姿
働きながら転職する場合は、現在の仕事と転職活動でとても忙しいです。
普段はラフな格好で出勤している看護師の方が、面接帰りや面接に行くためにスーツ姿で出勤していると転職活動がばれる原因となります。
可能であれば、有給をしっかりと取得し、面接設定を行うことや、勤務後に面接に向かう場合は院内と別の場所で着替えるようにしましょう。
働きながら看護師の転職活動を行う場合は「一度辞めてから?看護師が働きながら転職活動をするコツや注意点!」を確認しておきましょう。
医師や看護師のつながりでばれる
同じ地域の医者や看護師などは、医師会など何かしらのつながりがある可能性が高く、万が一、転職先医者や看護師が、現在の勤務先の医者や看護師と繋がっていれば、そこから転職活動を行っていることがばれてしまう可能性があります。
また、知らずに同じ系列のグループ病院などに転職を考えている場合もばれる原因となります。
病院見学と面接で患者にばれる
現在の勤務先の近く、または同じ地域に転職を考えている場合、病院見学と、面接で患者に転職活動がばれてしまう可能性があります。
患者さんの中には、同じ地域で幾つかの病院やクリニックなどに通院している方も多くいます。
そのため、現在の勤務先と同じ地域で転職活動を行う際に、転職先でばったり会ってしまうということもあります。
実際に、面接の帰りに常連の患者に遭遇して、次の日現在の職場に行くと噂になっていたという看護師もいます。
それでも転職時には病院見学へ行こう
働きながら看護師転職活動を行う場合でも、転職先の病院は必ず見学に行くようにしましょう。
ばれる可能性はわずかにありますが、ばれることよりも見学しない場合のリスクが高く、今後の転職する病院・施設を重視して考えることがおすすめです。
病院見学については「看護師の転職・中途採用向けの病院見学ガイド」を確認してください。
病院からの支給されているパソコンやスマホで転職活動をする
看護師の場合、可能性は少ないですが、病院から支給されているスマホ(携帯電話)やパソコン・iPadなどの電子機器で、転職活動の連絡を行うとばれる可能性があります。
例えば、
- スマホの履歴や通話時間
- パソコン・iPad・スマホの履歴
以上が残ってしまい、確認しようとすれば病院側は閲覧することが可能です。
ばれる可能性もありますが、コンプライアンス意識に欠けた行為のため、利用することはやめておきましょう。
もしも、ばれてしまった場合のデメリットと対処法
現在、転職活動がばれてしまい、困っている方は以下を確認して冷静に対応しましょう。
看護師の転職活動がばれるデメリット
看護師の転職活動が病院や上司、同僚にばれるデメリットとしては、大きく2つあります。
今後の待遇が悪くなる可能性がある
看護師の個人評価は主に直属の上司が担当します。
その場合、転職する可能性がある看護師と、働き続けてくれる看護師であれば、どちらが優遇されるでしょうか。
働き続けてくれる看護師となり、仕事内容や対応などの待遇が悪くなる可能性があります。
また、賞与などが変動する病院の場合は、上司の評価により賞与額が同僚よりも少なくなる可能性もあります。
過度な引き止め行為や転職を妨害される可能性がある
看護師が不足している状況で特に病院勤務の場合、転職活動がばれてしまうことにより、上司、周囲のスタッフ・先輩看護師から転職の妨害を受けることがあります。
例えば、有給休暇が取得できない、予定があるのに残業を依頼されるなどの行為です。
これは、転職する看護師が増えることで自身の仕事の負担が増えることが分かっているためです。
また、転職活動が先にばれてしまう場合、引き止める時間が充分にあることから、過度な引き止めに合う場合もあります。
転職するか悩んでいる場合は認めないこと
現在の勤務先でそのまま働くか、新しい職場に転職するかを悩んでいる場合は、転職活動を行っていることや、転職を考えていることを認めないようにしましょう。
自分の口で他の人に転職活動を行っていることを直接伝えていない場合は、転職活動を行っている決定的な証拠はない場合が多いためです。
上記で説明したデメリットも考え、隠し通すようにしましょう。
転職出来なければ退職も検討している場合
すでに転職活動を行っており、転職出来なければ現在の職場を退職しようと考えている場合は、転職活動がばれたばあい、素直に上司に伝えると良いでしょう。
待遇改善の提案や、上司の引き留めに合う可能性はありますが、円満退職を考える上では伝えた方が無難と言えます。
また、転職する理由は、病院や待遇の不満ではなく、自分の新しいチャレンジとして前向きな転職理由を伝えておきましょう。
以下のコンテンツも確認しておきましょう。