美容皮膚科へ転職する看護師の志望動機例文(元採用担当者が解説)
美容皮膚科へ初めて転職する看護師の中には、志望動機をどう書くべきかに頭を悩ませる人もいるでしょう。
私は美容皮膚科に勤務している際に看護師の採用担当を行っていました。
美容皮膚科へ転職をする際、志望動機について何をどのように書いたら良いのか分からず、履歴書を書くことが憂鬱に感じた経験もあります。
このページでは例文を紹介しながら志望動機を書くポイントを説明していきます。
- エリア:東京都在住
- 保有資格:看護師、保健師
- 職務経験:大学病院(慢性期病院・急性期病院)、美容クリニック
- 診療科経験:手術室、消化器外科、呼吸器外科、内科、皮膚科、美容皮膚科
4年間大学病院に勤務し、その後7年間、美容クリニックに勤務し、看護師の採用を3年間担当。
志望動機例文
初めに、美容皮膚科へ転職する看護師の志望動機として望ましい例文をご紹介します。
実際に志望動機を書く際には、丸写しにせず自分に当てはめて内容を考えてください。自分に当てはめて考えることでオリジナリティが生まれ、自分の強みや今後貢献できることが見えてくるはずです。
志望動機例文の中には入っていませんが、希望するクリニックを選んだ理由も添えておきましょう。
美容に対する熱意を伝える場合
志望動機例文
私は学生の頃から美容が大好きで、肌のお手入れは誰にも負けないくらい手をかけていました。当時より美容皮膚科に興味があり、一般病院で看護師としての経験を積み、美容皮膚科へ転職することを心に決めていました。
この度3年間外科病棟に勤務したことで、限られた時間の中で患者とのコミュニケーションも十分に取りつつ、効率よく業務をこなすスキルを身に着けることができました。
このスキルを活かし、患者と丁寧に向き合いながら、どんな業務であっても素早く正確に行える、貴院のスタッフになりたいと強く思い志望致しました。
志望動機のポイント
「どんな業務であっても素早く行える貴院のスタッフになりたい」という文面に、看護師資格が不要な仕事やエステティシャンのような業務でも責任を持って行うという気持ちが込められており、やる気が伝わる文章です。
興味を持ったきっかけと貢献できる事柄を結んだ場合
志望動機例文
先日、私は初めて美容皮膚科に患者として受診をしました。そのクリニックに勤める看護師は私たち患者に忙しさを見せずにスムーズに働き、美容皮膚科が初めてで不安だった私に優しい言葉をかけてくれる姿に感銘しました。
元々美容のことが好きで、興味のあった美容皮膚科で、私もその看護師のように働きたいと思い、美容皮膚科への転職を決意しました。
私は5年間内科のクリニックに勤務し、前職では診察が滞りなく進むよう臨機応変に業務を行い、患者との良好な関係も作ることができました。
この経験を通し、貴院のスタッフとして、どのような業務にも臨機応変に対応し、精一杯取り組み、患者とも信頼関係を築いていきたいです。
志望動機のポイント
元々美容が好きで興味があったということが書かれている志望理由です。
どのような業務も臨機応変に取り組むという姿勢や、前職での経験を通して学んだことを美容皮膚科でも活かしたいということも簡潔にまとまっていて読みやすい文章です。
経験と強みを美容分野に繋げる場合
志望動機例文
私は5年間病院の内科病棟に勤務してまいりました。患者が安心して長期にわたる入院生活を送れるよう常に優しく笑顔で丁寧に接することを心がけ、1人1人の患者に寄り添った看護を提供することができ、看護師としての自信につながりました。
その自信を糧に、以前から興味があり、挑戦したいと思っていた大好きな美容分野で、看護師になりたいと強く思うようになり貴院に応募する運びとなりました。貴院では前職で習得した接遇の経験を活かし、患者が心地よく過ごせるような、気遣いのできる看護師として、どんな業務も一生懸命にこなせるように努めたいと思っています。
志望動機のポイント
美容が好きだということを自然に伝えており、働きたいという熱意が込められています。
前職で得た経験や知識を今後、美容クリニックでも活かしていけることを伝えるために、美容皮膚科にとって必要不可欠な接遇スキルに触れ、アピールしています。また、一生懸命どんな業務も行うということを書かれていることで、やる気も伝わる文章です。
書くためのポイントを解説
美容皮膚科への志望動機を書く際は、採用側への印象を良くするため、できる限り書いた方が良いポイントがあります。
一般的なことですが、志望動機を履歴書に書く場合は「200~300文字」で分かりやすく簡潔にまとめながら書きましょう。
美容が好きな気持ちを伝えること
美容皮膚科は一般病院とは違い、特殊な分野である為、専門的な分野に興味があることや美容皮膚科で働くための前向きな姿勢が必要です。
その為、美容が好きだという気持ち伝えて働きたい熱意を示しましょう。
美容が好きであれば、自然と自分の美意識も高まりプロ意識が生まれます。また、患者がきれいになっていく経過を見ることで、仕事に対するやりがいや美容皮膚科の看護師としての誇りを持てるようになります。
美容が好きだという気持ちは勤務する上で最も大切である為、事前にその旨を必ず伝えるべきでしょう。
どんな業務も責任をもってこなすと伝えること
美容皮膚科ではクリニックの規模や場所にもよりますが、看護師がカウンセリングを行うことや電話対応や事務作業など、受付のような業務を行うこともよくあります。
本来の看護師の業務である注射や点滴等に加えて、美容皮膚科では医療レーザー脱毛やピーリング等も行うことになります。
看護師資格が不要な業務内容に、慣れないこともあります。しかし、志望動機には美容皮膚科の仕事内容をよく把握した上で、どんな業務であっても一生懸命行うという旨を伝えると良いでしょう。
美容皮膚科の業務内容を把握していないと早期退職の原因になる可能性がある
美容皮膚科に転職をしてみたものの、想像とは違ったと言ってすぐ退職してしまう看護師も中にはいます。私が勤務していたクリニックの院長は、そのような事態になることを転職希望の看護師が面接に来るたびによく心配していました。
美容クリニックを経営する医師にとって、看護師に早期退職されることは絶対に避けたいものです。
その為、出来るだけ経営側が安心できるようにあらかじめ業務内容を把握しておきましょう。その上でどんな業務でも責任を持ってこなすということを、熱意を持って伝える文章にしましょう。
今までの経験を美容皮膚科でどう活かせるか伝えること
美容皮膚科では一般病院の業務とは全く異なりますが、これまでの経験を通して活かせることが必ずあるはずです。
まずは、これまでの職歴の中で身に着けたことは何かを簡潔にまとめてみましょう。
そして、「これまでの経験を今後、美容皮膚科の勤務でどのように活かしていきたいか」ということを文章にすると熱意が伝わりやすくなります。
志望動機を書く前にこれまでの自分の看護経験を一旦振り返ってよく考えてみましょう。
採用側は、看護師がこれまでの経験を美容皮膚科クリニックでどのように活かし、どのように活躍してくれるかを期待しています。
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まとめ
美容皮膚科へ初めて転職する場合は美容が好きだということがとても大切です。
志望動機にも美容が好きなこと、どんな業務もこなしたいという熱意、これまで経験してきたことを美容皮膚科にどう活かしていきたいかを採用側が分かりやすく読めるようにまとめましょう。
そして、当たり前ですが、自分のことだけを考えたメリットや前職での不満のようなことを書くことは絶対に避けましょう。志望動機はその看護師の人柄が反映されると言っても過言ではありません。転職の場合は第一印象が非常に大切です。
例文は参考にする程度で丸写しをすることは絶対に避け、自分らしい文章で自分の意思、やる気を伝えるような文章にしましょう。
初めて美容皮膚科へ転職する皆様の転職が成功するように祈っております。
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